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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信0227号2020年2月12日発行
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
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2月19日(水)は「DHC・長谷川幸洋裁判」の第8回口頭弁論が開かれます。どうぞ傍聴への多くの方のご参加お待ちしております。
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2月5日放送ののりこえねっとTV「荒野に種をまく」いかがでしたでしょうか。
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きょう12日はNO HATE TV、来週19日はまた新たな番組を準備中。どうぞご期待ください。
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さて、本日12日午後8時からはのりこえねっとTVNO HATE TV 第80回「疫病とヘイト」をお送りします。まだ終息の兆しが見えない新型コロナウイルスの大流行ですが、それに伴って世界中あちこちで起きている様々なヘイトクライム・スピーチについて、安田浩一さん、野間易通さんが語ります。
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- 2月12日のりこえねっとTV NO HATE TV のお知らせ
- 「ニュース女子」DHC・長谷川幸洋裁判 第8回口頭弁論のお知らせ
- 反レイシズム情報
- ヘイト街宣・デモ警報
- 新聞・雑誌記事・Webより
- 1月25日放送 のりこえねっとTVダイジェスト
- 編集後記
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1.のりこえねっとTV NO HATE TV 第80回「疫病とヘイト」
新型コロナウィルスをきっかけに世界規模で蔓延したアジア人へのヘイト。SARSのときもこうでしたっけ?
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疫病は古来から深刻な差別被害をもたらす一方で、防疫はその性質上、常に人権に対する侵襲性がある。
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その最適バランスを崩さないためには、どんな理性が必要だろう?
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ジャーナリスト。労働問題、差別、人権問題などを中心に取材・執筆活動を続けている。著書に『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社)、『ネットと愛国』(講談社)、『団地と移民』(KADOKAWA)など。最新刊は『愛国という名の亡国』(河出新書)。
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C.R.A.C.メンバー。著書に『「在日特権」の虚構』『実録・レイシストしばき隊』(河出書房新社) など。
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2.「ニュース女子」DHC・長谷川幸洋裁判 第8回口頭弁論のお知らせ
辛淑玉のりこえネット共同代表がニュース女子制作会社DHCと、司会者であった長谷川幸洋を名誉棄損で訴えている裁判の第8回口頭弁論が開かれます。
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場所:東京地裁419号法廷(地下鉄霞ケ関駅下車A1出口より徒歩1分)
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3.反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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HPのトップページにある『お問い合わせ』から 日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを300文字以内でお知らせ下さい。
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1)≪要予約≫すべての子どもに多民族多文化共生教育を ~今、知っておきたい事・できる事~
誤った情報に惑わされることなく正しい知識を得たうえで、韓国と良好な関係を築くためどのように行動すべきか共に考えましょう。
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講師:梁千賀子さん(民族教育ネットワーク事務局員)
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会場:大阪YWCA本館 (大阪市北区神山町11-12)
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予約・問い合わせ:TEL:06-6361-0838 FAX:06-6361-2997
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2)「検証シンポジウム・関西生コン事件を考える」 2/15東京、2/16大阪
会場:田町交通ビル 6階ホール(JR田町駅から3分、都営地下鉄三田駅から5分)
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パネル討論:毛塚勝利(労働法学研究者/元中央大学教授) 申 惠丰(しん・へぼん)(青山学院大学法学部教授)
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会場: 阿倍野市民学習センター 講堂(地下鉄谷町線阿倍野駅から徒歩2分)
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挨拶:佐高信(評論家/「関西生コンを支援する会」共同代表)
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パネル討論:吉田美喜夫(立命館大学法学部教授)申 惠丰(しん へぼん)(青山学院大学法学部教授)
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3)「関西生コン潰し」の大弾圧を許さない!
ねつ造記事をまき散らす「週刊実話」裁判第3回口頭弁論が行われます。組合潰しの大弾圧が続いています。東京地裁、警察庁前に結集を!!
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連絡先:労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・東京 TEL:03-6382-7605
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救援連絡センター TEL:03-3591-1301
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4)≪要予約≫「江戸時代の朝鮮通信使 260年続いた平和の交隣関係」展示・映画・交流会
「江戸時代の朝鮮通信使」辛 基秀 企画・製作 1979年 48分
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日時:2月22日(土)14:00~16:00 (第1回)
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会場:高麗博物館 (東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル7階)
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参加費:500円(入館料含)★ 要予約(電話・FAX・メール)
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5)フェミ科研費裁判から考える「表現の自由」と「学問の自由」
報告:上瀧浩子弁護士 原告団(牟田和恵、岡野八代、伊田久美子、古久保さくら)
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シンポジウム:明戸隆浩さん(社会学・東京大学) 志田陽子さん(憲法・武蔵野美術大学
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日時:2月24日(月・休)13:30~17:30(開場13:15)
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会場:同志社大学今出川キャンパス志高館SK112(地下鉄今出川駅下車徒歩5分)
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主催:国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判支援の会
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4.ヘイト街宣・デモ 警報
★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
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1)日本国民党 鈴木信行 :九十九晃 街宣
場所:韓国大使館前(ニノ橋交差点前 港区南麻布1-7付近) 地下鉄 麻布十番駅下車
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2)2月16日投票日:茨城県那珂市議会議員選挙に日本第一党茨城県本部長・原田陽子が立候補。
3)桜井誠 日本第一党 街宣
日時:2月29日(土)13:00 集合/13:30 デモ出発/15:00 外務省前抗議
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- 13:30 集合
- 13:30 デモ隊出発
- 14:30 日比谷公園 着後移動
- 15:00 外務省前抗議街宣
もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。
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- 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や断幕の写真
- 弁士の顔写真
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5.新聞・雑誌記事・Webより
1)「殺せ」と叫ぶヘイトスピーチデモ隊に“オール川崎”で対抗
「何人も、人種、国籍、民族、信条、年齢、性別、性的指向、性自認、出身、障害その他の事由を理由とする不当な差別的取扱いをしてはならない」
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2)YouTubeがハラスメントにメスを入れた理由、言論の自由との狭間で苦悶も最終決断は禁止・排除
こうした批判を受け、同社はここ数年、さまざまな対策を取ってきた。例えば、昨年6月にはヘイトスピーチのポリシーを見直した。
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3)新型肺炎流行で「中国人入店禁止」 駄菓子店の張り紙、法的責任は問われない?
外国人を差別する内容の張り紙を掲示する事例は過去にもありましたが、法的責任を問われないのでしょうか。
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4)ふれあい館脅迫、県弁護士会が非難談話 「ヘイト根絶」へ
爆破の予告など、川崎市の多文化交流施設「市ふれあい館」(川崎区)に対する卑劣な脅迫が相次いでいる問題で、神奈川県弁護士会(伊藤信吾会長)はヘイトクライム(差別に基づく犯罪)を非難する会長談話を発表した。
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5)在日脅迫「国は対策を」署名提出 法律家ら、4万人分
超党派の国会議員でつくる「人種差別撤廃基本法を求める議員連盟」の12人も同席した。
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6)「在日外国人が搾取・管理・排除の対象になっている」 外キ教、第34回全国キリスト者集会宣言を発表
カトリックさいたま教区で在日ベトナム人司牧の取り組みにより明らかになったという移住労働者への人権侵害の実態や生活支援の課題、朝鮮高校・朝鮮幼稚園の無償化除外をはじめとする外国ルーツの子どもたちの教育・保育に対する深刻な制度差別を学んだという。
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7)マスク姿のアジア人女性がニューヨークで暴行受ける
この動画を見たニューヨーク市警のヘイトクライム特別対策班は、暴行はヘイトクライムにあたる可能性があると指摘。
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6.1月22日放送 NO HATE TV 第79回「ヘイトと法曹」ダイジェスト
ヘイト駄菓子
箱根湯本の駄菓子屋さんHOUSE-VADERが「中国人入店禁止」の張り紙。中国人のマナーが悪かった、というが、コロナウイルスとは全く関係なく病気を言い訳にヘイトスピーチ。こういう張り紙今まで取り上げたけれど、一向に学習しない、と野間さん。
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小樽のオフロ屋さんの「ロシア人おことわり」、浜松の宝飾店「ブラジル人お断り」等、ニュースになり問題視されていたのに、今は数がありすぎ、繰り返されていると安田さんがウンザリ顏。
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その都度大騒ぎします。クソレイシストの店に皆さん行ってはだめ、と野間さん。
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川崎・ふれあい館に脅迫年賀状
脅迫年賀状に対抗して署名が立ち上がっています。許容できない、という思いを政府・川崎市・警察に要請する内容で、政府にヘイトスピーチを許さない声明を出してほしい、川崎市は警備員配置など安全を守る具体的な対策をとってほしい、警察は犯人逮捕に全力を挙げてほしい、との対策を求める署名です、と安田さんが読み上げます。
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国が何で無視してるの?と野間さん。為政者・行政がNOを示すことの重要性がないがしろになっている。
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行政こそが真っ先に声をあげるべき、と安田さん。明日福田川崎市長の定例会見があるので、そこで言及するのかどうか注視しています。今日は有田芳生さんら7人の国会議員が川崎ふれあい館を訪ねて現場調査・情報交換を行いました。地域は動揺して利用者が激減しているとのこと。川崎市の条例の素案が発表されてからはほとんど嫌がらせはなかったが、あきらかに条例を意識したもの、と話します。
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ヘイトと法曹
津崎尚道(五十六パパ)・江頭訴訟続報。神原元弁護士を被告とする総額440万円の慰謝料の支払いを求める裁判が提起された。2016年6月5日川崎市中原区でのヘイトデモでカウンターが行われデモが中止に。神原さんが「止めた」ことは不法行為であると。
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どういうロジックを用いるのか、また江頭節子弁護士がどういう意見陳述をするのか興味深かった。江頭さんは自らの意見を表明したんだなと。
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この裁判神原さん全然関係ない、デモの時ただ立ってただけです、と野間さんが笑います。
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子ども抱いて立ってただけ。1回で結審、という話もあったらしい、と安田さん。江頭さんは、2009年京都朝鮮学校襲撃事件での朝鮮学校側の弁護団で、献身的に弁護していた姿が印象に残っています。弁護士の懲戒請求訴訟でネトウヨ側の代理人として江頭さんがいたので特に驚かなかったですが。
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裁判後のインタビューで、立ち位置を変えたのだと。「知見が増えた。余命三年時事日記、外患誘致罪も読みました。」「ああ右目が開いた」と言っている。
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江頭さん、ネットで調べた、と。2013年以降の定番ネタを滔々と。初期のネトウヨ。どう解釈すれば?と野間さん。
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神原さんの弁護団総勢149人。江頭さんはものすごい周回遅れの在日特権論。こうなる理路はわかる、と野間さんが言います。水俣病裁判の高島弁護士も。左から右へのシフトではなくて、彼らの今までの正義、公正さ、正しさに従うとそうなるのだろう。そういう人がたくさんいて、それが主流なのではないか。
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江頭さんが言ってることはネトウヨそのものだけど、表現の自由をネトウヨのロジックから「発見」したのだろう。前に法整備を唱えたら弁護士に怒られた。「表現の自由」を狭めるのかと。それは今も残っていて、厳然と法曹界の方はかなり大きな場所を占めている、と安田さんが語ります。
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イメージは大半がそれ、と野間さん。法曹界全体は変わらない。だから議論が必要だ、じゃいつすんねん!というツッコミは7年前。表現の自由が必要だと言うのはリベラルであればあるほど絶対的な価値を置く。インターネットの発達で誰でもが本音を、顏を隠して言える。グーテンベルク以来の大転換。今までの考え方では対応できない。法律家は基本保守的であるべきだが、齟齬が広がっている。表現の自由という原則に従って行動していれば間違いないという時代は終わっているのではないか。それに気づいている人と気付いていない人がいる。そういうがヘイトを蔓延させている悪循環があることを昨日感じた、と言います。
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江頭さんは、憲法で保障された自由は守らなければいけないが妨害しているやつがいる。だから闘うという自分の原則に忠実に行動した結果、余命の本で新たな「知見」を得てしまった。「特権」は詭弁で裏返せばデマに基づいているということを僕らはわかっているけれども。多分5・6年経って反省するのでは。弁護士がそこを間違えないでほしい、と言います。
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表現の自由を守るというのは善意だと思います。メディアも同じことが言えると思うが言論を封殺され、表現の自由、結社の自由が認められなかった戦前の記憶があるのでは、と安田さん。
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共産党は今でこそ反ヘイトだが、2014年にはなぜ法規制が必要なのか説明しに行った、と野間さん。90年からマイノリティの当事者はイライラしていたのでは。懲戒請求で被害を受けた金竜介さんは、「ヘイトスピーチはどこまで規制できるか」で、「法規制には『消極的、慎重、反対です』と憲法学者は言うけれども、まったく何もしないんです」と書いている。
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法規制慎重論が減ったけれどまだ多いのも事実、と安田さん。真の差別撤廃を考えるべきだ、と言っておきながら何もしない、じゃ黙ってろ。そういう人に限って何も提示しない進まない。今差別に苦しんでいる人になんと声をかけられるのか。
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キング牧師の言葉に「黒人はもう待てない」がありますね、と野間さん。
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猪野亮弁護士は初歩的な「どっちもどっち論」をツイート。まだわかってない、と野間さんが言います。猪野さんの言っていることは江頭さんの言っていることとほぼ一緒。正義恐怖症? 従来の左翼はヘイトスピーチの法規制に必ず反対する。これがリベラルだし、だが考え方は間違っていると思う。
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マスメディア、アカデミア、法曹界にいたるまですべてに蔓延しているのが正義恐怖症だと思っている、と野間さん。リベラルを身に付けた人が、全体的な統制、大きな力に支配されてはならない、ということを正義と同一視してしまうから、「正義恐怖症」になる。20年前は法規制に反対だった。権力に好きに使われてしまうのではという恐怖から。
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本当のシットインはレストランに座ること。合意を無視されているか逆手に取られてヘイトスピーチが行われている。マイノリティに特権が生まれて我々が差別されている、というのが今の世界中の主流のヘイトスピーチ。差別はいけない、という合意が必要。合意はされているけれども悪用されている、という時代。本を読んでください、と野間さんが猪野さんに語りかけます。天安門のタンクマンは、シットインじゃないですよ。
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猪野さんは自分が懲戒請求されているのに、余命の弁護をしている。
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リベラルという水晶玉を磨きすぎると、自分の顏しか映らない、という悪循環にはまっていくのが、今のリベラル、法曹、メディアも。植村隆さんを辞めさせようとしていたのは学内のリベラル教授たち。権力の介入を招く、との理由。元大学院生は、脅迫があるから切る(大学を辞めさせる)ということが許せない、と立ち上がったそう、と安田さんが話します。
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表現の自由を言う人は、実際の構造をちゃんと見てほしい。
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従来の表現の自由観は、「権力/表現の抑圧」と「人民/表現の自由」は双方向。権力に対峙するもの、でわかりやすいが、実際の構造は「表現の自由」の下に「マイノリティ・社会的弱者/表現の不自由」があり、対抗する術を持たない状態。権力とマジョリティに二重に抑圧されている状況なのだということ。マイノリティは抵抗する手段がない。言論の自由市場が成立しているという誤った前提で考えているからああなるんですよ、猪野さん、と野間さんが語りかけます。実際には機能していないし存在していない。完全平等自体架空。
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カウンターが言い始めて法律ができた。おまえらは10年間何もしてなかったでしょ。猪野さんは悪意なく間違ってるんです。
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7.編集後記
新型コロナウイルスが猛威をふるっています。経験したことのないこと・ものに対して正しく対する、正しく怖がる難しさを考えさせられます。さまざまな分野に影響が及びつつあります。一日も早く流行が収まりますように。り患した方々が快復されますように。(お)
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のりこえねっと通信227号 2020年2月12日発行
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