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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信 0259号 2021年6月10日発行
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★配信専用アドレス[mailmag@norikoenet.jp]よりお送りしております。
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
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辛淑玉のりこえねっと共同代表がDHC・長谷川幸洋を相手取っての名誉毀損裁判 第10回口頭弁論が9日午前11時より東京地裁103号法廷にて開かれました。
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DHC会長によるネット上での差別発言への批判が高まり、文章は削除されたとはいえ、いまだにちゃんとした謝罪はないままです。当裁判に直接関係ないとはいえメディアの関心も高く30人以上の方々が傍聴に参加くださいました。感謝申し上げます。
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次回に想定される判決日はおそらく10月頃になりそうです。決まり次第改めてご案内いたします。
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結審・判決の日まで引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
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- のりこえねっと総会シンポジウム「まつろわぬ者の声」
- 反レイシズム情報
- ヘイト街宣・デモ警報
- 新聞・雑誌記事・Webより
- 編集後記
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1.のりこえねっと2021総会シンポジウム「まつろわぬ者の声」
シンポジウム「まつろわぬ者の声」を6月19日(土)15:00よりZOOMにて開催します。
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何年にもわたってネットでの誹謗中傷・ヘイト書き込みにさらされいくつもの裁判を闘ってきた方々、崔江以子さん・李信恵さん・司会に香山リカさんをお迎えして辛淑玉のりこえねっと共同代表とともにお送りします。
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今回は続くコロナ禍のためにZOOM開催とさせていただき、参加費1,000円となっております。
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お申し込みは下記ののりこえねっとHPお問い合わせページからお願いいたします。
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2.反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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1)≪要予約≫講演「明治日本の産業革命遺産から和解への道へ」
〒169-0072 東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル7階
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地下鉄大江戸線・副都心線「東新宿駅」A1出口 徒歩4分
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2)≪要予約≫企画展「明治日本の産業革命遺産と強制労働」(開催中)
開催期間:2月3日(水)~7月4日(日)12:00~17:00
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3)日本社会・キャンパスに潜むヘイト 6.12シンポジウム ―在日コリアン学生1000人アンケートから―
朝鮮奨学会の方とアンケート調査を分析した明戸隆浩さんをパネリストに、調査結果を読み解き、その背景にある問題を探ります。
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パネリスト:明戸隆浩さん(立教大助教)/アンケート調査に関わった方
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場所:日本キリスト教会館4階(新宿区西早稲田2-3-18)
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4)【フェミニズムのためのベーシック講座~第2弾~】 梁英聖さん オンライン学習会「レイシズムとは何か」全5回
レイシズムは単なる「人種差別」ではなく、「死んでいい人間」をつくって社会を破壊する。しかも、性差別をはじめとする、あらゆる差別と絡み合った、資本主義社会の根幹にかかわる近代的な差別です。
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参加者のみなさんと全5回の講義を通じて、レイシズムの危険性、メカニズム、そして対抗法について、共に考えてゆけたらと思います。
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※本講座は、梁英聖『レイシズムとは何か』(ちくま新書 2020年)をテキストに講義を行います。事前にテキストの指定範囲(各回1から2章程度)をお読みください。
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- 6月14日(月)19:00-21:00
- レイシズムとは何か。歴史と概念(「はじめに」から第二章まで)
- 6月21日(月)19:00-21:00
- 権力を分析する。差別のアクセルとブレーキ(第三章、第四章)
- 6月8日(月)19:00-21:00
- 7月5日(月)19:00-21:00
- レイシズム、セクシズム、インターセクショナリティ(第七章)
- 7月12日(月)19:00-21:00
- ブラック・ライブズ・マター運動から学ぶレイシズムと資本主義(第七章及び第二章を中心とした本書全般)
反レイシズム情報センター(ARIC)代表。一橋大学大学院言語社会研究科特別研究員。レイシズム研究。著書に、『日本型ヘイトスピーチとは何か―社会を破壊するレイシズムの登場』(影書房、2016年)、『レイシズムとは何か』(ちくま新書、2020年)。ツイッター:@rysyrys
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2021ふぇみ・ゼミ生/2021ふぇみ・ゼミ寄付者 12,000円
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※講座の最後「第5回目開始1時間前」までお申込みで、1回目からの後から配信視聴が可
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能です。リアルタイムで参加できない方も、ぜひお申し込みください。
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5)川崎市条例全面施行1周年記念講演
場所:川崎市労連会館 (川崎市川崎区東田町)川崎駅より徒歩約350m
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主催:ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク
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3.ヘイト街宣・デモ警報
★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。 ★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
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1)日の丸街宣俱楽部 街宣
場所:千代田区 常盤橋公園 (大手町駅A4・A5出口から三越前方向に400メートル)
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2)市民ギャラリー栄の「表現の不自由展」反対デモ(名古屋)
3)「朝鮮総連本部をさら地にする会」
駅頭街宣 13:00~13:40 市ヶ谷駅前交番付近
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抗議街宣 14:00~15:00 朝鮮総連中央本部前
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4)一陽会街宣
5)あいちトリカエナハーレ2021(日本第一党のヘイト展示会)
★日本第一党がポスティング活動を活発化させています。
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自宅にヘイトチラシが投げ込まれたら即廃棄! その前に、
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- 画像を撮って「#ヘイト行動情報」のハッシュタグとともに注意喚起のツイートをしてください。その際、差し支えない程度に地域名などを入れてください。
- 自治体の人権課や法務局に通報してください。マンションの管理組合が代表して警察に通報した例もあります。
もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
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- 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や弾幕の写真
- 弁士の顔写真
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4.新聞・雑誌記事・Webより
1)米・増えるアジア系への憎悪犯罪/上 トランプ氏が扇動「コロナ黄禍論」 和泉真澄・同志社大教授に聞く
米国でアジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が増えている。ニューヨークやカリフォルニアでアジア系の高齢者への暴行が相次ぎ、今年3月にはジョージア州でアジア系のマッサージ店が銃撃されて6人の女性が死亡した。
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2)ヘイトスピーチ解消法5年 露骨なデモ減ったが…やまぬ攻撃「差別を可視化し、実効性ある規制法を
特定の人種や民族への差別をあおる言動をなくすため、国や自治体に取り組みを促すヘイトスピーチ解消法が、6月3日で施行から5年になる。
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3)差別文章問題 DHCとの関係見直し、自治体に広がる 相次ぐ苦情電話 共同開発品の返礼品見合わせ、連携協定解約も
化粧品会社ディーエイチシー(DHC)と包括連携協定を結ぶ鹿児島県内の3市町は差別文章問題を受け、同社と開発したふるさと納税返礼品の取り扱いを一時中止したり、協定の解約を決めたり対応に追われた。
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4)神奈川・松田町、DHCとの協定継続 ヘイト文書削除し反省
化粧品会社ディーエイチシー(DHC)が吉田嘉明会長名でウェブサイトに在日コリアンを差別する内容の文書が掲載され、その後に削除された問題を巡り、同社と包括連携協定を結んでいる松田町の本山博幸町長は2日、神奈川新聞社の取材に「文書削除を粘り強く求めていたものが通じた。会長も反省していると説明を受けている」として協定を継続する意向を示した。
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5)〈社説〉ヘイト法5年 続く差別に対抗せねば
外国籍の人に向けて「日本から出て行け」などと街頭で叫ぶヘイトスピーチの解消法が、あす三日で施行五年を迎える。
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6)ヘイトスピーチ「後絶たず残念」 加藤官房長官
加藤勝信官房長官は2日の記者会見で、人権や国籍などの差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)対策法の施行から、3日で5年となることに関し、「特定の民族や国籍の人を排斥しようとする不当な差別的言動はあってはならない。いまだに後を絶たないことは大変残念だ」と述べた。
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7)米・増えるアジア系への憎悪犯罪/下 抗議、黒人との協力関係築け 和泉真澄・同志社大教授に聞く
米国でアジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が増えている。
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8)ヘイトクライムは人ごとではない 「解消法」施行5年でも絶えぬ差別
新型コロナウイルスの感染拡大後、米国で増加したアジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)は日本でも報じられ、注目を集めている。
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9)県内自治体「ディーエイチシー」との協定 解約や見直し相次ぐ
化粧品会社の「ディーエイチシー」が、在日コリアンに対する差別的な内容を含む文章を公式サイトに掲載していた問題を受けて、ふるさと納税の返礼品の共同開発などに向けた連携協定を結んでいる県内の自治体の間では、協定を解約したり、見直したりする動きが相次いでいます。
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10)下妻市 DHCと提携事業中止 差別文章「看過できない」
在日コリアンらに対する差別文章を会長名で公式オンラインショップに掲載した化粧品会社ディーエイチシー(DHC)を巡り、同社との包括連携協定の解消を検討している下妻市の菊池博市長は一日の定例記者会見で「差別的内容が掲載されていた事実は、人権尊重に取り組む本市としては看過できない」と述べ、本年度の提携事業を中止すると表明した。
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11)〈特集・ヘイト解消法5年〉関連年表/在日朝鮮人とヘイトスピーチ
解消法施行から5年、地方自治体における条例制定などヘイトスピーチをとりまく日本社会の環境は変化した。
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12)愛知県がネット上のひぼう中傷パトロールへ
愛知県は、新型コロナウイルスに感染した人などに対するインターネット上のひぼう中傷の書き込みをチェックして、悪質な書き込みの削除につなげる取り組みを始める方針です。
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13)DHC差別文書、本社前で抗議 「半年掲載・削除、公式見解を」
大手化粧品会社「DHC」(東京都港区)が日本で暮らすコリアンに対する差別的な文章を吉田嘉明会長名で自社ウェブサイトに掲載した問題で、DHC本社前で3日、抗議行動が行われた。
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14)差別文書の謝罪求め、DHC本社前で130人が抗議活動
化粧品会社ディーエイチシー(DHC)が公式サイトに在日コリアンを差別するヘイトスピーチを掲載し続けた問題で、公式な謝罪と再発防止を求める抗議活動が3日、東京都港区のDHC本社前で行われた。
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5.編集後記
9日にあった口頭弁論にて。こちらの弁護士あてに、被告側DHC・長谷川氏代理人より締切がだいぶ過ぎた昨日になってなんと80枚以上もの書面がFAXで届き、それも他の裁判の判決文や「月刊HANADA」の記事コピーなどだったとのこと。真摯に裁判に向き合っている態度なのか、疑問に感じてしまいました。秋には必ず、当然、勝訴の声を!(お)
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のりこえねっと通信259号 2021年6月10日発行
東京都中野区新井2-7-12 エントピア中野25号室
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