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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信 0260号 2021年6月23日発行
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★配信専用アドレス[mailmag@norikoenet.jp]よりお送りしております。
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
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のりこえねっと2021年総会シンポジウム「まつろわぬ者の声」は19日午後3時よりZOOM開催で行われました。李信惠さん、崔江以子さん、香山リカさん、のりこえ共同代表辛淑玉さんの4人に、今も継続中の裁判を抱えながらも明るく、まつろうことなくヘイトに立ち向かう姿を見せていただきました。
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- 反レイシズム情報
- ヘイト街宣・デモ警報
- 新聞・雑誌記事・Webより
- 編集後記
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1.反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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1)<要予約>「表現の不自由展・東京展」
日時:6月25日(金)~7月4日(日)12:00~19:00 会期中無休
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会場:新しい会場は都心部で確保されておりますが、警備の都合上、会場名は開幕直前の発表とさせていただきます。
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入場料:500円/大学生・高校生、障がいのある方は300円/中学以下は無料
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※ 6月25日(金)19:30~21:30 オンライン・トークイベント(参加費1000円)
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※ 6月26日(土)19:30~21:00 前山忠講演「1971年の検閲事件と政治性の美術」
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※ 6月27日(日)14:00~ マネキンフラッシュモブによるパフォーマンス などがあります。
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2)≪要申込み≫トランスジェンダー当事者の日常と職場 映画『I Am Here~私たちは ともに生きている~』上映とトーク
日本のトランスジェンダー当事者が日常生活で直面する不安や孤独感など複雑な問題にもフォーカスしたドキュメンタリー映画。上映後、自身もトランス男性である監督、浅沼智也のトークを行います。
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トーク:浅沼智也(トランス男性/看護師)/ダイアログ瞬(SDGsバー「新宿ダイアログ」店長、アーティスト、モデル)/清水直子(プレカリアートユニオン執行委員長)
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映画:『I Am Here~私たちは ともに生きている~』
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東京都新宿区新宿2-7-3ヴェラハイツ新宿御苑203
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- 1ドリンクの注文をお願いします。ドリンク代別。釣り銭のないようにご協力をお願いいたします。酒類の提供はできません。
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-28-14パレ・ウルー5F
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TEL:03-6273-0699/FAX:03-4335-0971
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3)【フェミニズムのためのベーシック講座~第2弾~】 梁英聖さんオンライン学習会「レイシズムとは何か」全5回 第3回「在日コリアンに対するレイシズム(第五章、第六章)」
レイシズムは単なる「人種差別」ではなく、「死んでいい人間」をつくって社会を破壊する。しかも、性差別をはじめとする、あらゆる差別と絡み合った、資本主義社会の根幹にかかわる近代的な差別です。
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参加者のみなさんと全5回の講義を通じて、レイシズムの危険性、メカニズム、そして対抗法について、共に考えてゆけたらと思います。
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- 本講座は、梁英聖『レイシズムとは何か』(ちくま新書 2020年)をテキストに講義を行います。事前にテキストの指定範囲(各回1から2章程度)をお読みください。
- 一般 1コース通し券 15,000円
- 2021ふぇみ・ゼミ生/2021ふぇみ・ゼミ寄付者 12,000円
- 講座の最後「第5回目開始1時間前」までお申込みで、1回目からの後から配信視聴が可能です。リアルタイムで参加できない方も、ぜひお申し込みください。
- 6月14日 レイシズムとは何か。歴史と概念(「はじめに」から第二章まで)(終了)
- 6月21日 権力を分析する。差別のアクセルとブレーキ(第三章、第四章)(終了)
- 6月28日 在日コリアンに対するレイシズム(第五章、第六章)
- 7月5日 レイシズム、セクシズム、インターセクショナリティ(第七章)
- 7月12日 ブラック・ライブズ・マター運動から学ぶレイシズムと資本主義(第七章及び第二章を中心とした本書全般)
4) 川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」全面施行1周年記念集会「ヘイトスピーチ、ヘイトクライムとどう闘うか」
19:10~ インターネットヘイト被害裁判の報告 崔江以子さん
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主催・問い合わせ:ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク
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5)≪要予約≫ 自主上映 ドキュメンタリー映画「私はチョソンサラム(朝鮮人)です」~在日コリアンとして生きる
植民地と分断の歴史を生き、今も残る社会の差別の中でなぜチョソンサラム(朝鮮人)であろうとするのか。今も闘う在日朝鮮人の叫び
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この世界でいちばんあったかくてつよい人たち。私たちが知らなかった在日朝鮮人の物語
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ドキュメンタリー/韓国/2020年/94分/日本語字幕
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2020年韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭審査員特別賞受賞
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※DMZ:Demilitarized Zone(非武装地帯)
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日時:7月1日(木)18:30開場 19:00~21:00
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東京都千代田区神田三崎町3-1-1 高橋セーフビル1階
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6)アジェンダ京都オンライン講演会「日本の『帰化制度』を問う」~在日コリアンの 国籍と民族から考える~
講師:李洙任(リー・スーイム)さん(龍谷大学名誉教授)
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参加費:500円 (アジェンダ各種会員は400円)/学生無料
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- 参加をご希望の方は、アジェンダ・プロジェクトまでメールでお申し込みください(agenda@tc4.so-net.ne.jp)。
- 参加費の振込先をお伝えいたします。振込み確認後、当日のZOOMのリンクなどをお伝えします。
- 講演会当日は、オフラインの会場として、ひと・まち交流館京都の交流コーナー(2F)を用意しています。定員8名まで(申込先着順)。会場での参加をご希望の方も事前にアジェンダ・プロジェクトまで、電話・Fax(ともに075-822-5035)、メール等でお申込みください。
- なお、講師もオンラインで講演されますので、会場には来られません。
- 当日のご参加が難しいという方のために、講演会に事前にお申込みいただいた方には後日、講演会の録画を1週間程度の期間限定で公開いたします。
〒601-8022 京都市南区東九条北松ノ木町37-7
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7)【フェミニズムのためのベーシック講座~第2弾~】 梁英聖さんオンライン学習「レイシズムとは何か」 第4回「レイシズム、セクシズム、インターセクショナリティ」
- 本講座は、梁英聖『レイシズムとは何か』(ちくま新書 2020年)をテキストに講義を行います。
- 事前にテキストの指定範囲(第7章)をお読みください。
反レイシズム情報センター(ARIC)代表。一橋大学大学院言語社会研究科特別研究員。レイシズム研究。著書に、『日本型ヘイトスピーチとは何か―社会を破壊するレイシズムの登場』(影書房、2016年)、『レイシズムとは何か』(ちくま新書、2020年)がある。Twitter:@rysyrys
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- 一般 1コース通し券 15,000円
- 2021ふぇみ・ゼミ生/2021ふぇみ・ゼミ寄付者 12,000円
- 講座の最後「第5回目開始1時間前」までお申込みで、1回目からの後から配信視聴が可能です。リアルタイムで参加できない方も、ぜひお申し込みください。
8)私たちの『表現の不自由展・その後』-表現と歴史の回復のために
会期:7月6日(火~7月11日(日)10:00~19:00(最終日16:00まで)
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愛知県名古屋市中区栄四丁目1番8号 中区役所平和不動産共同ビル7階
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地下鉄東山線・名城線「栄」下車 12番出口東へ徒歩1分
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主催:「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会
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安世鴻《重重―中国に残された朝鮮人日本軍「慰安婦」の女性たち》
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大浦信行《遠近を抱えて》《遠近を抱えてPart II》
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9)≪要申込≫表現の不自由展かんさい オンライン・プレイベン 「表現の不自由」とジェンダー・植民地主義~〈平和の少女像〉をめぐって
7月16日(金)~18日(日)、エルおおさかにおいて、関西でも表現の不自由展を開催します。
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そのプレイベントVol.2として、長年にわたって日本軍「慰安婦」問題の解決を訴えてきた研究者でありVAWW RAC共同代表でもある金富子さんをお招きして、ジェンダーと植民地主義の観点から、なぜこれほどまでに日本社会で〈平和の少女像〉が忌避されるのかご講演いただきます。
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また、東京展を終えた表現の不自由展実行委員会の岡本有佳さんから、表現の不自由展が暴力によって封殺されている今日の実態と、それに抗う大切さについてご報告いただきます。なぜこれほどまでに表現の自由が侵害されてるのか、共に考えましょう。
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形式:オンライン(Zoomウェビナーによるライブ配信)(定員100人になり次第〆切)
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- 金富子(キム プジャ)(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授/「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)共同代表)
- 岡本有佳(表現の不自由展実行委員会)
- お申し込みは、Peatixでチケットを購入してください。
- チケット購入受付は前日7/10(土)正午までです。(ただし、コンビニ / ATM でのお支払いは、販売期限の1日前に締め切られます)
- 本イベントの撮影、録画、録音、画面のスクリーンキャプチャなどは禁止とさせていただきます。
- 申込みされた方は、期間限定で事後的に録画がご覧になれます。
10)表現の不自由展かんさい 消されたものたち
日時:7月16日(金)~18日(日)10:00~20:00(最終日は16:00まで)
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〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東3-14
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- 安世鴻《重重―中国に残された朝鮮人日本軍「慰安婦」の女性たち》
- 大浦信行《遠近を抱えて》《遠近を抱えてPart II》
- 大橋藍《アルバイト先の香港式中華料理屋の社長から「オレ、中国のもの食わないから。」と言われて頂いた、厨房で働く香港出身のKさんからのお土産のお菓子》
- 岡本光博《表現の自由の机 3》《サクラ-みよしの-》《サクラ-38度線-》《サクラ-日本茜-》
- キム・ソギョン、キム・ウンソン《平和の少女像》《空いた椅子に刻んだ約束パフォーマンス》
- 小泉明郎〈空気〉シリーズ作
- 嶋田美子《焼かれるべき絵》《日本人慰安婦像になってみる》《表現の不自由像になってみる》
- 白川昌生《追悼碑へのドローイング、作品写真、その現状》
- 趙延修《償わなければならないこと》
- 豊田直巳《叫びと囁き フクシマ:記録と記憶》
- マネキンフラッシュモブ 路上パフォーマンス(映像)
- 作者名非公開《9条俳句》
10)南橘地区九条の会(群馬県前橋市)結成13周年のつどい
テーマ:日本と朝鮮の友好を深めるために~歴史を学ぶ
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- 崔成柱(チェソンジュ)さん(群馬県朝鮮初中級学校校長)
- 永井正取さん(元工専学校教員)
11)【フェミニズムのためのベーシック講座~第2弾~】梁英聖さんオンライン学習会「レイシズムとは何か」全5回 第5回「ブラック・ライブズ・マター運動から学ぶレイシズムと資本主義」
- 本講座は、梁英聖『レイシズムとは何か』(ちくま新書 2020年)をテキストに講義を行います。事前にテキストの指定範囲(第七章及び第二章を中心とした本書全般)をお読みください。
- 一般 1コース通し券15,000円
- 2021ふぇみ・ゼミ生/2021ふぇみ・ゼミ寄付者 12,000円
- 講座の最後「第5回目開始1時間前」までお申込みで、1回目からの後から配信視聴が可能です。リアルタイムで参加できない方も、ぜひお申し込みください。
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2.ヘイト街宣・デモ警報
★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。 ★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
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1)一陽会街宣
2)日の丸街宣倶楽部街宣
3)あいちトリカエナハーレ2021(日本第一党のヘイト展示会)
- 同期間・同場所で「表現の不自由展」もあり、こちらへの妨害行為も予想されます。
4)日本第一党デモ
★7/16日(金)~18日(日)エル大阪9階ギャラリー「表現の不自由展かんさい」への妨害行為が予想されます。会場入り口でサイレントスタンディング形式のカウンーが呼びかけられています。
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★日本第一党がポスティング活動を活発化させています。
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自宅にヘイトチラシが投げ込まれたら即廃棄! その前に、
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- 画像を撮って「#ヘイト行動情報」のハッシュタグとともに注意喚起のツイートをしてください。その際、差し支えない程度に地域名などを入れてください。
- 自治体の人権課や法務局に通報してください。マンションの管理組合が代表して警察に通報した例もあります。
もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
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- 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や弾幕の写真
- 弁士の顔写真
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3.新聞・雑誌記事・Webより
1)DHCとの協定を解約 茨城・下妻市 差別文書「容認できない」
化粧品会社ディーエイチシー(DHC)のウェブサイトに掲載された在日コリアンを差別する文章を巡り、茨城県下妻市は14日、同社との包括連携協定を解約すると発表した。
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2)「書店を息のできる場所に」東京・赤羽の出版社がヘイト問題を考えるシリーズ本を刊行
人種や民族、性的指向などの違いから偏見をあおる「ヘイト」について考える書籍シリーズの刊行を、東京・赤羽の小出版社「ころから」が始めた。
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3)G7サミット 共同宣言の全文
表現の自由を含む人権及び基本的自由を守りつつ、インターネットの安全性を向上させヘイトスピーチに対抗するため、更なる行動をとること。
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4)「外国人監視に市民を動員」入管庁が在留カード真偽読取アプリを一般公開 難民懇が問題視
外国人の在留カードが本物かどうかをスマホなどで確認できるアプリケーションを出入国在留管理庁が昨年12月からホームページで一般に公開している。
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5)平塚市、DHCとの連携協定解除へ 差別投稿「許されない」
化粧品会社ディーエイチシー(DHC)が吉田嘉明会長名でウェブサイトに在日コリアンを差別する文書を掲載しその後削された問題を巡り、同社と連携協定を結んでいる平塚市の落合克宏市長は15日の市議会6月定例会本会議で、「不適切であり、決して許されない」と述べ、協定を解除する意向を示した。
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6)「土葬の願い聞いて」 別府ムスリム協会、厚労省に陳情
別府ムスリム協会の土葬墓地建設計画を巡り、排外主義的な政策を掲げる政治団体「日本第一党」の関係者が日出町役場を訪れ、土葬墓地反対を訴えた。
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7)「外国人だから監視」がなぜまかり通るのか ―在留カード等読取アプリ、その問題点
Dialogue for people 6月17日
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出入国在留管理庁(以下、入管)が無料配布しているアプリに、今改めて批判の声があがっている。
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8)神奈川県は外国人患者の受入体制整備とヘイトスピーチ対策推進を提言
神奈川県は、国に対して、外国人患者の受入れ体制の推進を行うために国が必要な財政措置を行うことや、ヘイトスピーチは外国籍県民などの心をむしばんでいるためにヘイトスピーチ対策推進などを行うように提言した。
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9)DHCヘイト問題に透ける「企業の無責任」
化粧品会社DHCのウェブサイトに掲載されていた在日コリアンを差別する吉田嘉明会長名の文章が削除された。
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10)韓国人留学生に日本語講師が放った言葉
日本にやって来た留学生の多くにとって日本語学校はこの国のイメージを決定付ける“顔”となる存在だ。
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4.編集後記
オリンピック開催ひと月前となりました。開催中止の意見が多いように思われたのですが、いつのまにか開催か中止かの議論ではなく開催となり、いつのまにか無観客かお客を入れるかの話となって有観客で、しかもおサケも出しましょう、と言いだして、さすがに批判を受けてやめたようです。緊急事態宣言は解除され「まん防」になった都内でも感染者が少しずつ増えてきていて不安が募るばかり。IOCとスポンサーに配慮するだけの金まみれのオリンピックは要りません。(お)
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のりこえねっと通信260号 2021年6月23日発行
東京都中野区新井2-7-12 エントピア中野25号室
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