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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■    のりこえねっと通信 0293号 2022年11月9日発行
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 賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま

 DHCテレビ制作の虎ノ門ニュースが今月18日で放送終了とのこと。安倍政権とともに7年以上もデマやらヘイトニュースを垂れ流し続けてきたわけですが、ともあれ、喜ばしいことです。
 辛淑玉のりこえねっと共同代表提訴のDHCテレビ「ニュース女子」裁判の最高裁判決も待たれます。引き続き、ご注目ください。

<今号の目次>
  1. 反レイシズム情報
  2. ヘイト街宣・デモ警報
  3. 新聞・雑誌記事・Webより
  4. 編集後記

1.反レイシズム情報

★集会・デモ・セミナー・上映会・裁判などのお知らせを掲載します。

1)《あと残り二日》第7回ねりま沖縄映画祭2022(11/3,5,6,10,19)11/10:パイナップル・ツアーズ

案内→https://tinyurl.com/3p6ahybm
   https://nerimaokinawaeigasai2022.peatix.com/

スケジュール:
11月10日(木)
場所:日本大学芸術学部江古田キャンパス東棟地下1階EB2教室
    〒176-0005 東京都練馬区旭丘2-42-1
    西武池袋線「江古田駅」(北口)徒歩約1分
    地図→https://tinyurl.com/yc3bs7tn
ナビゲーター 古賀太さん(日本大学芸術学部教授)
18:00~ パイナップル・ツアーズ-デジタルリマスター版-
    ゲスト代島治彦さん(『パイナップル・ツアーズ』プロデューサー)

11月19日(土)
場 所:練馬区役所 地下多目的会議室
    〒176-0012 東京都練馬区豊玉北6-12-1
    西武池袋線「練馬駅」西口徒歩5分
    地図→https://tinyurl.com/3d6smft8
13:00 オキナワサントス
    ゲスト 松林要樹監督
16:00 石川文洋を旅する
    ゲスト石川文洋さん(報道写真家)


  • 作品は1作品ごとにチケットが必要です。
  • 開場は各上映時間の15分前です。
  • やむを得ない事情によりゲストが変更、中止になる場合があります。
主催:ねりま沖縄映画祭実行委員会

2)《要予約11/10 17:00まで》オンライン講演会:「映画『教育と愛国』制作秘話と希望を語る」 斉加尚代さん

案内→https://tinyurl.com/msbf4s66
   https://peatix.com/event/3359381

日時:11月11日(金)19:00~21:00
形式:オンライン(Zoom)
講演:教育は誰のためにあるのか、史実とどう向き合えば良いのか、映画「教育と愛国」に込めた思い
講師:斉加尚代さん(毎日放送ディレクター)
参加費:500円
主催:歴史教育者協議会武蔵野支部
連絡先:090-4381-4463(黒田)
要申込(11/10 17時締切、http://ptix.at/ggw3q6

3)ヘイトクライム」とは何か?~インターネットから広がる差別犯罪

案内→http://www17.plala.or.jp/kyodo/
チラシ→http://www17.plala.or.jp/kyodo/20221119-1.jpg

 今年4月、大阪府茨木市にあるインターナショナルスクール「コリア国際学園」で放火事件がおきました。犯人は、SNS等の誤った情報を信じ、在日コリアンへの憎悪感情を抱いていたことが裁判を通じて見えてきました。差別のない社会を作るため、ここ茨木市から、この問題についてともに考えましょう。

日時:11月19日(土)開場 15:00/開会 16:00
場所:ローズWAM 501・502(男女共生センター)
    〒567-0882 大阪府茨木市元町4番7号
    阪急京都線「茨木市駅」から徒歩7分
    JR京都線「茨木駅」から徒歩11分
    地図→https://tinyurl.com/yu7a2r52
講演:
・丹羽雅雄さん(弁護士)「ヘイトクライムの本質とは何か」
・郭 辰雄(カク・チヌン)さん(コリアNGOセンター代表理事・ウトロ民間基金財団理事長)
 「ヘイトクライムを許さない共生社会のために
  ~ウトロ放火事件と平和祈念館のとりくみ~」
※講演後、グループに分かれワークショップを行います。
主催:大椿ゆうこを推す会実行委員会
連絡先:大椿ゆうこ事務所
    茨木市永代町5-116 ソシオ1-1階
    TEL:072-648-7846
    FAX:072-648-7844
    MAIL:ohtsubakijimu2021@gmail.com

4)《要申込》オンライン 2022年度第5回アリラン連続講座「朝鮮現代史における平和と統一の課題」~朝鮮民主主義人民共和国と第三世界:1960年代を中心に~

概要:
 植民地からの独立・従属からの自立を目指す第三世界諸国の運動は、1955年のバンドン、1961年のベオグラード、1966年のハバナを経てヴェトナム戦争で頂点に達し、やがて暗転していきます。一方で、日本の植民地支配から立ち上がった朝鮮民主主義人民共和国はバンドン会議に参加できず、非同盟諸国会議への参加は1976年に至って実現しました。現代史において眩い光を放った第三世界の時代に果たして朝鮮は「不在」だったのでしょうか。1960年代の歩みを通して考えてみたいと思います。オンライン開催です。

日時:11月19日(土)14:00~16:30
講師:林裕哲さん(朝鮮大学校教員)
参加費:一般 1,000円/学生・経済困難のある方・障がいのある方 600円
申込み:https://peatix.com/event/3310991/view

5)中村一成氏講演会「ウトロからレイシズムを問う」

案内→https://stopabenk.exblog.jp/

 京都府宇治市にある在日朝鮮人の集住地区・ウトロ。
 ウトロへの迫害を超えて韓国市民、日本人市民の共闘を経てウトロに住み続けるその歴史を伝えるために2022年4月にウトロ平和祈念館が開設された。
 本講演会では、このようなウトロの現場に立ち続け、住民たちの声を聞き続け、苦しみや悲しみ、そして喜びをともにしてきた中村一成氏を講師に呼び、ウトロの歴史と今を学ぶ機会としたい。さらには、2021年8月末に起きたウトロでの放火事件から現在の日本社会のヘイトクライムの現状もお話いただく。

日時:11月20日(日)14:00~16:00
講師:中村一成(なかむら・いるそん)さん
場所:名古屋市博物館 講堂
    〒467-0806 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1
    「桜山」駅4番出口から徒歩5分
    地図→https://tinyurl.com/4xmekm44
参加費:一般900円、学生300円
主催:韓国併合100年東海行動
   民族教育の未来をともにつくるネットワーク愛知(ととりの会)

6)《要予約》『外国人差別の現場』著者2人が語る 安田浩一×安田菜津紀 トークライブ「日本が抱える差別の現場」(会場& オンライン)

案内→https://lateral-osaka.com/schedule/2022-11-22-6145/

 京都ウトロ地区放火やヘイトクライム、SNSに溢れる偏見の数々。日本が抱え、潜在的に漂う差別の正体とは?
 そんな「日本が抱える差別の現場」を徹底取材したお二人が語る。質問コーナーあり。終演後は感染対策をしてのサイン会あり。

日時:11月22日(火)開場 18:00/開演 19:00
形式:会場&オンライン
会場:梅田 Lateral
    〒530-0027 大阪府大阪市北区堂山町10-11 H&Iビル 2F
    地下鉄谷町線「東梅田駅」より徒歩9分
    阪急線「大阪梅田駅」より徒歩10分
    JR東西線「北新地駅」より徒歩15分
    地図→https://tinyurl.com/yckc8kvu
出演:安田浩一、安田菜津紀
チケット:
  • 会場観覧:前売 2,300円/当日 2,800円
  • 配信:2,300円
主催:梅田 Lateral
    https://lateral-osaka.com/

観覧前売チケットはLivePocket or 当店HP予約から
・LivePocket→https://t.livepocket.jp/e/eennp
・当店〔梅田 Lateral〕HP→https://lateral-osaka.com/ticket/?post_id=6145
※入場は前売りLivePocket整理番号順→当店HP予約→当日の順
※要1オーダー 500円以上

配信チケットは下記から予約できます。
 https://twitcasting.tv/lateral_osaka/shopcart/189920
※受付期間は12/6(火)まで。アーカイブは12/6(火)23:59まで視聴可能
※画質の調整が可能。ご自宅の通信環境に合わせてお楽しみください。
※配信内容の録画やスクリーンショット、再配信などの行為は禁止。

7)《要申し込み》2022年度人権尊重学級「差別は思いやりでは解決しない」ジェンダーやLGBTQから考える

日時:11月26日(土)16:00~18:00
講師:神谷悠一さん(LGBT法連合階事務局長)
場所:川崎市ふれあい館 2階ホール (川崎市川崎区桜本1-5-6)
申し込み:TEL 044-276-4800 e-mail fureaikan@seikyu-sha.com 担当 崔



★おすすめ映画 劇場情報をご確認の上お出かけください。

2.ヘイト街宣・デモ警報

1)あいちトリカエナハーレ(日本第一党による差別展示会)

日時:11月12日(土)12:00~16:00
11月13日(日)11:00~16:00
場所:松坂屋名古屋店東入り口付近
※名古屋市中区栄3-65 久屋大通公園 エディオン久屋広場で同日開催の「韓国フェスティバル2022 in 名古屋」に合わせての行動。
抗議に参集される名古屋の皆様くれぐれもお気をつけて。

2)日の丸街宣倶楽部 街宣

日時:11月27日(日)14:00~
場所:相模大野駅前

★無告知のヘイト街宣が増えているようです。どうぞお気をつけください。
★街宣などを見かけたら #ヘイトパトロール #ヘイト行動情報 のタグをつけて時間・場所をツイッターで流してください。偶然ヘイト被害にあってしまう人を減らせます。
★以下の情報があるとわかりやすいです。
  • 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
  • 人数がわかる全景写真
  • 団体がわかる幟や段幕の写真
  • 弁士の顔写真

3.新聞・雑誌記事・Webより

1)ネットのヘイトに歯止めを 川崎の市民グループが学習集会

東京新聞 10月30日

 インターネット上にたれ流されるヘイト言論を食い止めようと、市民グループ「ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」が29日、川崎市川崎区で学習集会を開いた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/211031

2)人種や肌の色で職務質問? 日本人に潜む差別意識「レイシャル・プロファイリング」 目撃投稿が反響

神戸新聞 10月30日

 9月に東京弁護士会が発表したアンケート調査によると、過去約5年の間に職務質問を経験した外国人は62.9%。中でも南アジア、中南米、中東、アフリカに民族的ルーツを持つ人はその率が高く、警察官による職務質問が人種偏見に基づいているのではと物議を醸していた。
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202210/0015766783.shtml

3)「ヤフコメ」のヘイトは、なぜ放置されているのか 偏見や差別を許容・助長する現状、ヤフーはどう答える?<47リポーターズ>

東京新聞 10月31日

 ヤフコメは「ヘイトの温床」とまで言われている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/210673

4)反ヘイトの啓発活動 相模原で市民団体が署名集め

神奈川新聞 11月3日

 ヘイトスピーチを規制する人権条例をつくらせまいとする差別団体の妨害が激化している相模原市で2日、市民有志がレイシストの監視と啓発の活動に取り組んだ。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-947489.html

5)大手企業がツイッター広告から撤退、ヘイトスピーチも急増

Forbes 11月4日

 先週末にマスクがツイッターのオーナーに就任した直後から、ヘイトスピーチの急増が報告され、ネット上の言論を監視する団体のNCRIは、Nワードの使用が12時間の間に500%以上増加し、反ユダヤ的な発言や女性蔑視、反LGBTQ+的な投稿が横行していると述べている。
https://forbesjapan.com/articles/detail/51677

6)ネット上の「不適切発言」はここまで監視されていた! ドイツのネット警察に密着取材してみると…

CORRIER JAPAN 11月4日

 2022年3月、ドイツで大規模な「取り締まり運動」が遂行された。対象となったのは、オンライン上でヘイトスピーチをした国民たちで、すでに100軒ほどの家に捜索が入った。
https://courrier.jp/news/archives/305594/

7)黒人議員の発言中に「アフリカへ帰れ」、右派議員の野次で審議中断 フランス議会

CNN 11月4日

 ビロンゴ議員やLFIは、ドフルナス議員のやじを人種差別的な個人攻撃と位置付けて非難。
https://www.cnn.co.jp/world/35195569.html

8)ウトロ放火で実刑 歴史否定軽視するな

東京新聞 11月5日

 「韓国人に敵対感情を持っていた」と語った受刑者の犯行について、判決は「特定の出自を持つ人々への偏見に基づく」と認定。実質的に、差別的動機によるヘイトクライム(憎悪犯罪)と認定したとの見方も強い。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/212040

9)ミサイル発射、Jアラート発出で朝鮮学校へのヘイト再燃

週刊金曜日 11月5日

 またしても在日コリアンを狙うヘイトスピーチ、ヘイトクライムが相次ぐ状況になっている。
https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2022/11/05/antena-1152/

10)「これまでより強い勧告」市民、国連の懸念表明を評価 ヘイトスピーチ解消法や条例に罰則求める

沖縄タイムス 11月5日

 琉球弧の先住民族会(AIPR)はこれまで国連にヘイトスピーチの被害を訴えてきた。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1052363

4.編集後記

 Twitterのトップがイーロン・マスク氏になり、Twitter Japanも大勢解雇されるとかの噂があるけれど、(Japanのトップをはじめとして)ウヨってた社員がお辞めになるんならともかく、ただ人数が少なくなるのだったら、ますます差別、ヘイトスピーチ、デマに対するチェック機能が働かなくなるのでは、と心配。
 伊藤詩織さんに対するTwitter上での「いいね」により賠償金50万で敗訴した杉田水脈氏が、判決を不服としてなんと最高裁に上告したとのこと。厚顔にもほどがある。これ以上裁判で税金使ってほしくない。自民党内で、誰も彼女に意見する人はいないのだろうか。
 北朝鮮がまたミサイル(ロケット?)発射で、通り過ぎてからの「Jアラート」発令に、システムの問題ばかり論議してるけど、人工衛星並みのはるか上空を通過してるんだけど、あまた飛んでる人工衛星は問題にならないの?と素朴な疑問。あと、無関係な民族学校への嫌がらせにつながるミサイル(ロケット?)発射は本当にやめてほしいと思います(お)
 本日の配信が遅れましたことをお詫びいたします(の)

のりこえねっと通信293号 2022年11月9日発行

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