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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信0221号2019年11月27日発行
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■ ◆転送歓迎◆
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★配信専用アドレス[ mailmag@norikoenet.jp ]よりお送りしております。

 賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま。

 辛淑玉のりこえねっと共同代表が、DHCとニュース女子元司会者・長谷川幸洋氏を訴えている損害賠償訴訟裁判の第7回口頭弁論が11月20日水曜日に開かれました。たくさんの方に傍聴に参加いただきました。感謝申し上げます。
 昨年2018年9月の第1回口頭弁論からすでに1年3か月。次回第8回は、来年2月19日(水)14時15分より419号法廷にて開かれます。引き続いてのご賛同、ご支援、また裁判傍聴をよろしくお願い致します。

 さて、本日27日午後8時からは、NO HATE TV 第75回「その人工知能はあなたを差別する」と題してお送りします。
 東大特任准教授の大澤昇平氏による「自社は中国人は採用しません」というヘイトツイートから野間易通さんと安田浩一さんが話します。是非ご覧ください!

<今号の目次>
  1. 11月27日のりこえねっとTV「NO HATE TV」のお知らせ
  2. 反レイシズム情報
  3. ヘイト街宣・デモ警報
  4. 新聞・雑誌記事・Webより
  5. 11月13日放送 のりこえねっとTVダイジェスト
  6. 編集後記

1.のりこえねっとNO HATE TV 第75回「その人工知能はあなたを差別する」

https://youtu.be/f1wyTs05uEw

 人工知能を研究する東京大学特任准教授のヘイトスピーチから見えてきたディストピア。機械学習やディープ・ラーニングはどのように差別を正当化するのか、また防ぐための倫理基準は?

<出演者>
◆安田浩一(やすだ・こういち) ジャーナリスト。
◆野間易通(のま・やすみち) C.R.A.C.

【のりこえねっと】
公式サイト:https://norikoenet.jp/
Twitter:https://twitter.com/norikoenet
Facebook:https://www.facebook.com/norikoenet

【NO HATE TV】
Twitter:https://twitter.com/nohatetv
Facebook:https://www.facebook.com/nohatetv

2.反レイシズム情報

★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
HPのトップページにある『お問い合わせ』から 日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを300文字以内でお知らせ下さい。
https://norikoenet.jp/about_us/contact_us/

1)「あいちトリエンナーレ事件は何だったのか?」
 『ハトは泣いている』 上映会


映画上映『ハトは泣いている─時代(とき)の肖像─』
(2017年制作・123分・演出:松本武顕)

日時:11月30日(水)17:30~20:00
会場:さいたま市桜木公民館(さいたま市大宮区桜木町1-10-18 (大宮駅西口から徒歩約6分)
問合せ:表現の自由を市民の手に全国ネットワーク
e-mail:satoru.takeuchi9@gmail.com TEL:090-2173-2591 武内

2)忘れないよ 宋神道(ソンシンド)さん
 写真展・講演会と映画上映の集い


映画上映「オレの心は負けてない」
講演:川田文子さん(12月1日 16時~)/梁澄子さん(12月3日 18時半~)
案内→ http://nkl3.livedoor.blog/archives/4172077.html
日時:11月30日(土)~12月5日(木)12:00~18:00
場所:ひらの亀戸ひまわり診療所 4階会議室(亀戸駅)
〒136-0071 東京都江東区亀戸7-10-1 Zビル2階
地図→ https://tinyurl.com/sm67sgb
参加費:講演会 700円(写真展・映画 無料)
主催:「忘れないよ 宋神道さん」江東実行委員会
連絡先:実行委(080-4470-2375)

3)《要申込み》クレヨンハウス 朝の教室 第112回
 「〈嫌韓〉の裏にあるもの」


案内→ http://www.crayonhouse.co.jp/shop/pages/Morningstudy.aspx
「ヘイトデモ」「ヘイトスピーチ」を許さない姿勢で、記事を書き続ける石橋学さんにお話をお聞きします。

日時:11月30日(土)9:00~10:30
場所:クレヨンハウス東京店 地下1階レストラン「広場」(表参道駅)
〒107-8630 東京都港区北青山3-8-15
地図→ http://www.crayonhouse.co.jp/shop/pages/tokyomap.aspx
講師:石橋学さん(神奈川新聞社川崎総局編集委員)
進行:落合恵子(クレヨンハウス主宰)
参加費:1,000円(税込)
申込み:電話またはメールでご予約ください。電話 03-3406-6465 (ミズ・クレヨンハウス 11:00~19:00)
email josei@crayonhouse.co.jp
主催:ミズ・クレヨンハウス
連絡先:03-3406-6465(11時~19時)

4)シンポジウム「脱植民地化に向かう東アジアとその未来」


 東アジアの戦後秩序が音を立てて崩れようとしている。朝鮮半島の分断体制を揺るがす韓国ろうそく革命と、日米の軍事植民地支配からの脱却をめざす沖縄の自立解放闘争—―国境を突き抜け、アジアへ環太平洋圏へと開いていく新たな連帯秩序は可能か。
 脱植民地化に向かう東アジアの未来を展望する。

日時:11月30日(土)13:30~17:00
会場:専修大学神田校舎2号館204教室
出席:李 泳采(イ・ヨンチェ)さん 恵泉女学園大学教員
出席:田仲 康博(たなか やすひろ)さん 国際基督教大学元教員 
司会:伊吹 浩一(専修大学)
資料代:500円(学生無料)
主催:11.30シンポジウム実行委員会(呼びかけ:沖縄文化講座)
連絡:TEL090-7287-1968伊吹

5)なぜ私たちだけが差別されるのですか?
 ~オモニは訴える~
 朝鮮高校・幼稚園の「無償化」制度からの排除


お話:宋 恵淑(ソン へスク)さん 幼保無償化を求める朝鮮幼稚園保護者連絡会
厳 廣子(オム グァンジャ)さん(東京朝鮮学校オモニ会連絡会代表)dddddddddddddd

 「高校無償化制度」に続き「幼保無償化制度」からの朝鮮学校だけを排除。両制度は共に「すべての」高校生、すべての」子どもが対象と謳われているのにだ。前川喜平さんは断言しているこれは官製ヘイトだ!」と。
朝鮮学校があって、そこに通う子どもたちがいるのはなぜ? 朝鮮人になら何をしてもいいのか?これを黙認することは、人種差別を黙認するという事だ。2人のオモニの訴えを聞こう、考えよう。

日時:12月2日(月)18:30開場19:00~21:00
会場:スペースたんぽぽ 千代田区神田三崎町2-6-2ダイナミックビル4階
連絡先: 電話03-3238-9035/FAX03-3235-0797
参加費:800円
主催:たんぽぽ舎
共催:日本・朝鮮未来への扉

6)在日コリアン弁護士から見た 日本社会のヘイトスピーチ-差別の歴史からネット被害・大量懲戒請求まで


特別講演:安田浩一
対談:安田浩一×姜文江(在日コリアン弁護士協会代表)
日時:12月4日(水)18:00開場 18:30~
会場:YMCAアジア青少年センター国際ホール9階(JR水道橋駅東口徒歩5分)03-3233-0611
参加費:500円 書籍付き参加費2500円(書籍を持参いただいた方は300円)
主催:在日コリアン弁護士協会
共催:明石書店
お問い合わせ:TEL03-3834-5831(台東協同法律事務所)https://lazak.jp/

7)あいちトリエンナーレ、その後の「表現の自由」


(略)マイノリティへの攻撃・差別・蔑視の扇動=ヘイト表現と「表現の自由」との緊張関係を、そして権力による言論・表現への弾圧の広がりを、私たちはどう考えたらいいのでしょうか。
「表現の自由」をめぐるこうした最新状況を、みんなで学び考えてみませんか。

日時:12月4日(水)18:00~
会場:出版労連会議室(文京区本郷4-37-18 いろは本郷ビル2階)地下鉄本郷三丁目駅から徒歩5分
地図 http://syuppan.net/?page_id=129
講師:明戸隆浩さん(東京大学大学院情報学環・学際情報学府特任助教)
岩崎貞明さん(メディア総合研究所事務局長・放送レポート編集長「表現の不自由展・その後」実行委員)
参加費:500円(出版ユニオン・出版ネッツの組合員は無料)
事前申込不要
お問い合わせ:出版労連 電話03-3816-2911 メール s-union@syuppan.net

8)連続講座「あいちトリエンナーレ・その後」
 第3回「芸術監督に聞く 表現の自由とは」


案内→ https://tinyurl.com/y4fw9ky4

日時:12月5日(木)18:30~20:30(18:15受付開始)
会場:専修大学 神田キャンパス 7号館3階731教室
JR「水道橋駅」西口より徒歩7分
地下鉄「九段下駅」出口5より徒歩3分
地下鉄「神保町駅」出口A2より徒歩3分
地図→ https://tinyurl.com/y4n2up7q
講師:津田大介氏(あいちトリエンナーレ2019芸術監督、メディア・アクティビスト)
コーディネーター:山田健太氏(専修大学ジャーナリズム学科教授(言論法)・JCLU理事)
※事前申込不要
資料代:500円(学生、専大教職員は無料)
主催:公益社団法人 自由人権協会(JCLU)http://www.jclu.org/

9)《要申込》在日韓人歴史資料館 第124回土曜セミナー
 「在日朝鮮人『帰国事業』そして『帰国運動』は何だったのか。」


60周年に際して、その歴史的な意味を「国際政治と人道主義」という観点から捉え直し、現在の意味を考える。
案内→ http://www.j-koreans.org/event/event1_01.html

日時:12月7日(土)14:00~16:00
会場:在日韓人歴史資料館 企画展示室(地下鉄麻布十番駅)
東京都港区南麻布1-7-32 韓国中央会館別館(受付3F)
アクセス→ http://www.j-koreans.org/use_info/info.html
講師:朴正鎮さん(パク・ジョンジン、津田塾大学教授)
参加費:1,000円(会員800円、学生500円)
*事前の申し込みが必要です。
 当館事務局まで電話・FAX・メールのいずれかでご連絡ください。
  TEL : 03-3457-1088/FAX : 03-3454-4926/MAIL : info@j-koreans.org

10)~これは官製ヘイトだ!~前川喜平さんは断言する
高校、幼稚園「無償化制度」から朝鮮学校排除


「無償化制度」からの朝鮮学校、幼稚園排除に前川喜平さんは断言する「これは官製ヘイトだ!」

日時:12月10日(火)18:30開場19:00~21:00
会場:スペースたんぽぽ(千代田区神田三崎町2-6-2 ダイナミックビル4階)
問い合わせ: 電話03-3238-9035/FAX033238-0797
参加費:800円



11)南京大虐殺から82年 2019年 証言を聞く東京集会

 〜世代を越えて戦争の記憶を受け継ごう〜


日時:12月11日(水)18:00開場18:30開始
会場:全水道会館(JR水道橋駅下車 東口白山通りを北へ右すぐ。地下鉄三田線水道橋駅A1出口)
証言:葛鳳瑾さん父・葛道栄と親類の受けた被害」(仮題)
日本兵の精神状態を示す「中国一般庶民」への殺害と暴力の状況:
・長江(=揚子江)での「貨物の積み下ろし労務者」のおじさんの殺害。
・長江「下関地区」へ「雑穀を買い出し」に行ったおじさんの殺害。
・「南京城」内での「中国漢方の医者」のおじさんの日本刀での惨殺。
・自身(当時11歳)への「南京国際安全区(難民区)」内での銃剣傷害と暴力。

講演:孫宅巍さん (歴史学者:江蘇省社会科学院研究員)
「悲壮な南京・防衛戦の真相」
 かつては、首都南京戦は、毛沢東の共産党軍の戦闘ではなく、蒋介石の国民党軍の戦いであり、かつ完全なる負け戦であったため、歴史的評価が低かった。
しかし、現在の中国では、「重要な戦い」であるとして再評価されてきている。
特に、後の、徐州近くの「台児荘会戦」での輝かしい勝利との関連において「南京防衛戦での血の教訓」を述べる。

資料代:1000円(18歳以下無料)
賛同:個人1000円 団体3000円
郵便振替:00170-3-87807 「南京」集会実行委員会
主催:南京集会東京実行委員会
問い合わせ:「ノーモア南京の会・東京」代表:田中宏
http://www.jca.apc.org/nmnankin/index-j.html

第16回特別展『朝鮮人「慰安婦」の声をきく~日本の植民地支配責任を果たすために~』
展示期間: 2020年3月末まで 開催中
展示場所:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 AVACOビル 2F
地下鉄東西線「早稲田駅」から徒歩5分
地下鉄副都心線「西早稲田駅」2番出口から10分
地図→ https://wam-peace.org/about/access
TEL 03-3202-4633/FAX 03-3202-4634
E-mail wam@wam-peace.org
URL http://www.wam-peace.org/
開館時間:水~日 13:00~18:00/休館日:月・火・祝日・年末年始
入館料:18歳以上 500円 18歳未満 300円 小学生以下 無料
※障がいのある方の付添いは無料です。

3.ヘイト街宣・デモ 警報

★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。★★
★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
★★ 無告知のヘイト街宣にご注意ください ★★

1)遠藤修一 反グロ街宣

日時:11/28(木)19:00~
場所:新宿アルタ前

2)九十九晃 東京新宿街宣

日時:12月1日(日)15:00集合15:30デモ出発
集合:新宿東口アルタ前

3)鹿野真莉子 九州街宣

日時:12月1日(日)13:00~14:00
場所:韓国領事館前(マークイズ福岡側)
☆北海道・大阪も同日開催予定のようですが、何も決まっていないようなのでできないのでは?

4)川崎 日本第一党神奈川街宣

日時:12月7日(土)14:00~

#ヘイト行動情報
 もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
  • 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
  • 人数がわかる全景写真
  • 団体がわかる幟や弾幕の写真
  • 弁士の顔写真

4.新聞・雑誌記事・Webより

1)原点を見詰めて(1)「なぜいまさら」の悲嘆

神奈川新聞 11月13日

 車いす姿に、流れた歳月の長さ、問題がなお解決をみていないという重大な事実が投影されていた。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-208133.html

2)原点を見詰めて(2)共生壊す差別への抗い

神奈川新聞 11月14日

 朝鮮半島の太鼓「チャンゴ」のリズムに乗せ、シュプレヒコールがバス通りに響いた。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-208311.html

3)原点を見詰めて(3)耐え忍んだ日々の先に

神奈川新聞 11月15日

 テレビカメラも据えられた川崎市役所の会見場、石日分(ソク・イルブン)さん(88)は穏やかな笑みを浮かべて語り始めた。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-208500.html

4)原点を見詰めて(4)覚悟に応える審議を

神奈川新聞 11月15日

 身を切るようにしてヘイトスピーチの被害を訴えてきた在日コリアン3世、崔江以子(チェ・カンイヂャ)さん(46)が、その日を忘れているわけがなかった。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-208799.html

5)〈ヘイトの時代に 6〉連帯通じ見つけた新たな「教育」/在特会襲撃事件当時の教員に聞く

神奈川新聞 11月15日

 当時の教員で今も続けているのは自分だけですよ。
http://chosonsinbo.com/jp/2019/11/khj-58/

6)タレントの竹田恒泰氏「私の差別発言を10個挙げないと訴える」→さっそく振り返ってみました

Buzzap! 11月20日

 あらゆる媒体で「明治天皇の玄孫(やしゃご)」の血筋をアピールし、数々の問題発言で炎上を繰り返してきたタレントの竹田恒泰氏。
https://buzzap.jp/news/20191120-takeda-tsuneyasu-hatespeech/

7)通行人は見て見ぬふり。日本で起きているヘイトのリアル、知っていますか?

BuzzFeed 11月20日

 外国にルーツを持つ大学生らが、差別に反対する団体を立ち上げました。
https://www.buzzfeed.com/jp/sumirekotomita/moving-beyond-hate?utm_source=dynamic&utm_campaign=bfsharetwitter

8)東大特任准教授大澤昇平氏のヘイトスピーチ(2)AIによって差別やヒトラーを正当化する危険性

note 梁英聖 11月24日

 上の記事で書いた通り、大澤氏は自分の会社では「中国人は採用しません」などとツイッターで公言した.
https://note.com/ryangyongsong/n/n136ecbf7a65f

9)朝鮮学校差別事件10年「ヘイト対策の議論進んだ」シンポで関係者

京都新聞 11月24日

 2009年12月に京都市南区の京都朝鮮第一初級学校(閉校)へ差別をあおる罵詈(ばり)雑言が浴びせられた事件から10年を前に、東山区の京都女子大で23日、ヘイトスピーチ(憎悪表現)をテーマにしたシンポジウムがあった。
https://this.kiji.is/570932179973768289?c=39546741839462401

10)ヘイトスピーチなどに刑事罰 全国初の条例案提出 川崎市議会

NHK 11月25日

 ヘイトスピーチなどの民族差別的な言動を繰り返した場合、刑事罰を科すことを盛り込んだ全国初の条例案が25日開会した川崎市議会に提出されました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191125/k10012190411000.html

11)東大特任准教授、問題発言で大学側から「遺憾の意」講座提供元のマネックスも寄付停止の事態に発展

IT media NEWS 11月25日

 問題発言をしたのは、大澤昇平特任准教授。「自社では中国人は採用しない」など国籍による差別と取られる発言をTwitter上で行い、波紋が広がっていた。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/25/news099.html

5.のりこえねっとTV NO HATE TV第74回「韓国の不買運動」

https://youtu.be/zMHL6o5cI7g

 先日の天皇即位式の際の、嵐の「万歳」の仕方はフェイク、という話から入ります。

富山県朝日町の竹田恒㤗講演会中止

 10月27日のウィルあいちでの「武田邦彦を捕獲」映像をみます。武田氏はゴゴスマの番組内での発言を否定せず謝罪もしません。さらにゴゴスマの出演者竹田恒泰のヘイト講演会について話します。

 今日富山県朝日町で教育委員会主催の講演会をやる予定でしたが、抗議により中止になりました、と野間さんが報告。教育勅語推進論者でありヘイトスピーチが多い、平和の少女像にハナクソを付けた、女子高生を電車内で盗撮した画像をブログにいまだに乗せている人。今日日、歴史修正主義とかヘイトスピーチを教育委員会が気にするわけない。この盗撮画像が一番効いたんだと思う、と語ります。

 2013年にたかじんの「そこまで言って委員会」でもヘイトスピーチをしています。在特会はいいこともした、在日特権があることを明らかにした、と言った。これには読売テレビが謝罪しました。

 講演会を「中止に追い込んだサヨクをタイホしてください」というnet署名活動が起こされた、と安田さん。署名して逮捕を要求するなんてありえない。それを本人が拡散するなんて許しがたい。名誉棄損で訴訟とツイートしているらしい。

 講演会中止の時系列を見ると、ガソリン脅迫を知らずに講演会中止を決定している。メディアが報道する前にそれを指摘するツイートをした人は誰?と野間さんが疑問を呈します。脅迫は電話だというから素人。ネトウヨが竹田さんを助けるためにやったのか。そして誰よりも早く「脅迫」を知ってツイートしたのは、町役場の人か、その友だちか、警察か。ものすごくディープな関係者、本人に近しい人なのではと野間さん。

 脅迫にあまり怒ってないし「被害者ポジション」を取れると思っている。注意喚起をしておきたい、と笑います。

 12月10日に大阪でもう一つあります。「教育委員会後援」となっていますが、教育委員会知ってて呼んでるのではないか、と言います。

安堵町ヘイト町議

 増井敬史町議が去年1月に続いて「韓国の強姦と売春の文化は世界中ですでに有名ですね」「(在日コリアンの生活保護受給は)日本にタカることが目的」などと、またフェイスブックにヘイト投稿。本会議で辞職勧告決議を受けたにもかかわらず辞めない、と言っている、と野間さんが語ります。

 今回取材拒否でした、と安田さん。

 「注意喚起だった」と言ったらヘイトスピーチだと見た方がいい、その言い訳ほど意味のないものはない。と野間さん。この人言ってることがおかしい、何言ってるかわからない。精神的に病んでるヘイト依存。安堵町は議員9人で最下位当選。地方議員にすぐなれちゃうみたいな土壌があるから、ザイトク立候補したら必死に落選運動やるのはそのため。なんとかしないと、と野間さん。

 辞めさせないといけない。きちんと地元の審判を期待したい、と安田さんが言います。

ジャパン・アンリミテッド

 9月26日から11月24日までウイーンで開かれているオーストリアとの国交150周年を記念した展覧会です。原発の展示や安倍政権を批判するものが気に入らないと日本大使館が公認を撤回。すでに全然問題視せず1月くらい放置してなぜ辞めたかというと、自民党長尾敬のしわざ。大使館は自民党だけのものじゃない、と野間さん。

 愛知トリエンナーレの成功体験だと思う、と安田さんが言います。

 日本の大使館は世界のいろんなところで少女像について文句言っていちいち設置やめろって言いに行ってると野間さんが言います。今回すごく国益を損なった。まずバカっぽいし失礼。自分の国が自分の国民に批判されてるのをやめさせろと。幼稚すぎる。日本は全体主義的な歴史修正主義に病んでいることが伝わってしまった。

 政権に逆らうものは保護しない支援しない、まさに納税をしなければ保護に値しないと野宿者を排除した末端行政の対応と重なる、と安田さん。

 展示は変更もなく続いていて、それを理由に表現の自由を侵害したわけではないと言っているが、法的にそういうものを認めないというステートメントを出してしまったからもうだめ。(自民の議員は)重大性がわからない、と野間さんが言います。

首里城焼失とクソネトウヨ

 首里城が火事で焼失。「中国・韓国人による放火」「プロ市民の仕業」ネットにデマが相次ぎましたが、そもそも中国人朝鮮人が首里城燃やす動機がない。今一番沖縄の象徴を憎んでいるのは日本の保守。容疑者の筆頭に登るのはネトウヨ、安倍政権信者ではと野間さんが言います。首里城焼失をめぐるネトウヨの発言のすべてがおかしい。冷淡、アイデンティティに対する理解がないし、首里城はあんなに赤くないだろう、とか言うんで調べました、と野間さん。

 そもそもモノクロの写真を色づけしたものを見て、赤くない、と言っている。日本の神社・仏閣、仏像なども元々は鮮やかな色彩だったのを塗り直してないだけ。有田芳生に訴えられている加藤清隆は知らないだけです。

 あと、笑えたのは、テキサス親父とはすみとしこのツイート「琉球政府」です。琉球切手もありました。ネトウヨなんにも知らない。馬鹿にした方がいいと思います、と野間さんが言います。

韓国の不買運動

 韓国向けビール輸出減99.9%はすごい、と野間さん。フッ化水素も8月はゼロ、9月は100kg。産業を丸ごと絶ってしまうのでは? 韓国人観光客が減って「対馬市」が悲鳴。
 「政治と経済は別」はひっかかる。安田さんみたいにざまあみろ、とは思わないけど。

 ヘイトスピーチに対してもどれだけ対馬が動いていたか、何をやってきたか。商店街に「韓国人おことわり」という張り紙が放置、容認されていた。いやな言い方すれば、当然の報いだろう、と思ってしまう、と安田さんが言います。

 銀座のカウンターにあまり行く気がしないのは、銀座の商店会が、カウンターも迷惑と言ったのを知っているから。議会の議員も積極的ではない。都会はともかくそんなに深刻じゃないけど、対馬はほとんど韓国人観光客に頼り切っていた。対馬以外もそういう町がある。「政治と経済は別」って考えてる場合じゃなかったのでは。

 嫌韓政権で、ホワイト国はずしの影響で不買になり生活に影響が出ているのに、まだ政治と経済は別って言ってるの。政治の選択に失敗したんだなと思わないとダメなのでは。その辺が幼稚なのではと野間さん。

 韓国人観光客は商いのためだけに利用されてきたのか、もちろん商いは大事なことだけれど、どんな政治をチョイスしてきたのか、問われてもよかった、と安田さんも言います。2008年9年に在特会は何度も対馬へ行って、どれだけ醜悪な街頭宣伝を行ってきたのか。対馬はヘイト活動の舞台としても機能してきた。

 対馬の人を被害者と見ますよね、「韓国人お断り」の店があちこちに。「島民は頭を悩まされている」と。その後ホワイト国を外しますということになったら、ちょっと(待って)と。記事に抗議、異論が出たと言う話も聞いてない。「韓国人お断り」は2010年など以前から。設備投資もして去年は41万人の観光客が、今はほぼゼロに。

 2010年の「日韓親善を大切に」チラシには「対馬防衛隊」の文字。東京の大日本一誠会という右翼団体が作った防衛隊。穏健なヘイトスピーチの一つの典型、と野間さん。敬天新聞という右翼団体が出している新聞で、2008年に対馬防衛隊発足を伝えています。

 このころすでに在特会・桜井が対馬で街宣をやっています。対馬の人は迷惑だったと思うけれども、見て見ぬふりをし同調もしていたのでは。ざまあみろとまでは言わないにしても、経済と政治は別と言っていていいのか。対馬だけでなく日本全体が。北海道でも新大久保でも。

 正直言うとお気の毒に、と心から同情する気持ちになれない、と安田さんが言います。

 政治を変えないとこういうところまで響いてくるんじゃないかと思う、と、野間さん 。受け身でつつましくやっていたら報われるかというとそうじゃないと思う、ヘイターは倒さないと。ドイツのドレスデン市は、ネオナチのせいで非常事態宣言を出した。出す前にも市長がカウンター活動に参加したりした上でなおかつそれ。反ヘイト、反差別の意思表示をちゃんとやっていかないと。飯の食い上げで、自分の首を絞めていく、という一種のモデルケースなのでは? 自業自得、自己責任ではなく、仕組みとしてそうなっているのでは?善意だけではだめなのではないかと思いますと野間さんが言います。

 ヘイトを容認・許容し、でも観光客が来てお金を落としてほしい、というのは矛盾、と安田さんが言います。

 再び11月16日の大阪での関生全国集会の告知をして終ります。
(まとめ・文責:のりこえねっと事務局)

6.編集後記

 今度は「反社勢力」だそうで、まだ続く、桜を見る会やGSOMIAやあれやこれやに関する政府の答弁は聞くに堪えません。それまでにも嘘、居直り、言い換え、冷笑、だんまり、泥酔、ポエムを語る人もいたりして。昔はお天道様が見てるぞ、と居住まいを正したものでしたが(いつの時代と言われてしまう?)どうかこれ以上、○○をキライにさせないで!恥ずかしい、と思わせないで。この頃雨ばかりでお天道様を見れてないせいか、鬱々としている事務局 (お)です。皆さま風邪などお召になりませぬよう。(お)
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のりこえねっと通信221号 2019年11月27日発行

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