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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信0233号2020年5月13日発行
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
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新型コロナウイルス流行での「非常事態宣言」が延長され、自粛の毎日、いかがお過ごしでしょうか。
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5月18日に予定されていたのりこえねっと共同代表辛淑玉が提訴したDHC・長谷川幸洋氏に対する損害賠償請求裁判の第9回口頭弁論ですが、緊急事態宣言を受けて中止(次回未定)となりました。
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裁判所へ速やかに次回の裁判期日を指定するよう弁護士より要請をしています。
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「ニュース女子」の違法性が裁判で明らかにされるまで引き続き裁判の傍聴・ご支援・ご賛同をお願いいたします。日程が決まりましたら改めてお知らせいたします。
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さて、本日5月13日20時よりのりこえねっとTVの放送です。NO HATE TV 第86回「自粛警察と思いやりファシズム」、野間易通さんと安田浩一さんがZOOMで熱く語ります。どうぞご覧ください。
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- 5月13日のりこえねっとTV NO HATE TVのお知らせ
- 反レイシズム情報
- ヘイト街宣・デモ警報
- 新聞・雑誌記事・Webより
- 4月22日 のりこえねっとTVダイジェスト「NO HATE TV第85回」
- 5月3日 のりこえねっとTVダイジェスト「キモいおじさん第2回」
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7.5月6日 のりこえねっとTVダイジェスト「荒野に種をまく 第4回」
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1.のりこえねっとTV NO HATE TV 第86回「自粛警察と思いやりファシズム」
「自粛しろ」と強要する人々は、上からの押し付けではなく、自発的に行動している。ファシズムは強権から生まれるのではなく、強権がファシズムから生まれる。パチンコ店への官民上げての弾圧を通して、弱者や個人を抑圧する日本独自のシステムについて考察します。ほかに沖縄ヘイトオールスターズ・アップデートなど。
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ジャーナリスト。労働問題、差別、人権問題などを中心に取材・執筆活動を続けている。「ルポ 差別と貧困の外国人労働者」(光文社)「ネットと愛国」(講談社)「ヘイトスピーチ」(文藝春秋)、「沖縄の新聞は本当に『偏向』しているのか」(朝日新聞出版)、「『右翼』の戦後史」 (講談社)、「団地と移民」(KADOKAWA)など。
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C.R.A.C.メンバー。著書に『「在日特権」の虚構』『実録・レイシストしばき隊』(河出書房新社) など。
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2.反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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☆新型コロナウイルス流行によりほとんどのイベントが中止・延期になっています。
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HPのトップページにある『お問い合わせ』から 日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを300文字以内でお知らせ下さい。
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1)ロックを武器に人種差別と闘った英国の若者たち- “ロック・アゲインスト・レイシズム” を追ったドキュメンタリー映画「白い暴動」
1970年代後半のイギリスで、音楽を通して人種差別撤廃を主張し続けた若者たちによるムーブメント「ロック・アゲインスト・レイシズム」に迫ったドキュメンタリー。
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2019年ロンドン映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。
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3.ヘイト街宣・デモ警報
★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
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1)「朝鮮総連本部をさら地にする会」街宣
駅頭街宣 13:00〜13:40 市ヶ谷駅前交番付近
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抗議街宣 14:00~15:00 朝鮮総連中央本部前
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もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
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- 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や弾幕の写真
- 弁士の顔写真
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4.新聞・雑誌記事・Webより
1)ネット中傷の投稿者の情報開示 総務省が見直し検討
総務省によりますとSNSなどの普及に伴ってインターネット上の人権侵害は年々増加傾向にあり、新型コロナウイルスの感染拡大で感染した人などへの中傷も起きています。
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2)新型コロナ 「感染者中傷は人権侵害」 県弁護士会、県民へ自制求める/鳥取
新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者、医療従事者らが、いわれのない中傷を受けたとの報道が散見されるとして、県弁護士会の野口浩一会長は28日、「中傷行為は重大な人権侵害であり、絶対に行ってはいけない」と県民に自制を求める会長声明を発表した。
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3)川崎市外国人意識調査 「不安・危険」4割、対策へ 国籍や治安で実感、増加
自由記述では「ヘイトスピーチをやめさせてほしい」「ネットや職場で外国籍住民や社会的弱者への心ない言葉を聞くことがある」といった声が寄せられた。
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4)「東大は大澤氏にツイート一つ削除させられない」 差別研究者が見る東大の対応とヘイトスピーチ
昨年11月末から問題となった、大澤昇平氏(元情報学環特任准教授)による中国人差別をはじめとするツイッター上での数々の差別発言。
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5)【新型コロナ】医療従事者が“コロナいじめ”にあう日本、ヒーローになるアメリカ
新型コロナ危機の下、日本の医療従事者が差別や偏見によって虐げられている様子が報じられたのである。
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6)「コロナ差別」過ち繰り返すな 弁護士会が声明
インターネットなどでコロナに関する根拠のない情報やうわさが飛び交うことはさらなる恐怖と差別を生むとして、正しい知識と行動を呼びかけています。
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7)コンビニ商品「多言語化」への批判が映し出す差別 「排他の思想」から多様性を守るために
まさにヘイトスピーチと地続きの罵詈雑言ではないのか。
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8)新しい差別、非常時にたやすく発生 乏しい生存権の発想
「今回の非常事態で急に何か特別な差別が始まったのではなく、普段の差別や不平等が『見える化』されたにすぎない」。
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9)中国・広東省、人種差別禁止策を導入 アフリカ人差別問題で
中国南部の広東(Guangdong)省は、事業者や施設を対象に、多数の差別禁止策を導入した。
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10)米フェイスブック、コンテンツ監視委員会のメンバー発表
当初はヘイトスピーチやハラスメントなどの問題に注力する。
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5.4月22日放送 のりこえねっとTVダイジェスト「NO HATE TV 第85回『レイシズムで日本滅亡』」
コロナウイルス人工説
野間:WHOが人工説を否定する声明を今日出した。なぜいまそんな話が再燃しているか。
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アメリカが言っている。リュックモンタニエ博士も人工だとフランスのテレビで言った。この博士はHIVを発見した。この人は感染症の専門家でノーベル生理学賞をとったが、最近はトンデモ扱い。ホメオパシーや代替医療のことを言ったりしている。
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安田:人工説はフォックスとワシントンタイムズ。ワシントンはトンデモ新聞。
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野間:トランプが中国攻撃している。武漢の研究所からウイルスが出ていると。
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10万円
野間:気になるのは広島県知事。職員からピンハネしてコロナウイルス対策の財源に使うという。カツアゲ知事とも言われている。今日、記者会見があって取り消したと言ったが、実は取り消してない。発想がおかしくない?給付金を世帯主にまとめて払うということでみんなが怒っている。それを県知事が預かるのは?
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安田:給付金は二転三転ぶりが気持ち悪かった。橋下徹は生活保護の人間に渡す必要ないと。外国人も排除されるのではという憶測が生まれるまでになった。国民とはどこまでを含むのか。結果的には住民基本台帳に記されている人には給付するということになったんだけど、不安じゃないですか。住民基本台帳に記録されている人に限定されている。技能実習生や難民申請中の人などは対象となるのか。
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野間:百田尚樹が最初に生活保護の人はどうなのかと言い出した。橋下が「生保の人に渡さないことのどこが間違っているのか」と言った。
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安田:生保利用者を排除するなら、奨学金もらっている人や大企業の人なども際限なく排除される。筋が悪いですよ。
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野間:麻生が首相の時は外国人に渡していた。2008年のリーマンショックの定額給付金です。住民基本台帳に記載されている者、外国人登録原票に登録されている者(特別永住者住民票がなかった。いまは永住者も入っている)。この時はほぼ問題にならなかった。平成26年。このときは生保利用者は対象とならないとなっている。
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安田:配らない対象を広げている。これは差別につながっている。政治家や首長が口にしていた。生保や外国人は同じ地平に立った物言い。
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野間:外すことはないだろうと思ったけど「あいつらは国民にたかっている」という物言いに占める割合が増えている。自己責任論のなれのはて。レイシズムとのダブルパンチ。
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ネカフェ民 ~連れていかれた「ビジネスホテル」とは
野間:和田静香さんという信頼できるライターさんの記事。福祉事務所の人がネカフェ民を銀扇閣に連れていっていた。ビジネスホテルに泊める話はどうなったの?
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安田:銀扇閣とは無料低額宿泊所(無低)でもともと貧困ビジネス。ホームレスの人を無理やり連れていき、生活保護の申請に行かせてピンハネする。無低はひどいところがいっぱいある。寿町は朝6時くらいにホームレスの人が行列をつくる。おにぎりを配ってるのです。その包みに無低の案内が載っている。電話すると車で迎えに来る。役所で生保の申請や社協の貸付申請をして無低に入れます。8割くらいがピンハネ。多くはNPOがやっているが、今世紀ははじめはやくざがらみが多かった。
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野間:ドヤ(簡易宿泊所)でもある銀扇閣は、生活保護受給者の施設としては設置上の問題点があり、改善を求める活動をおこなったのが1998年(のじれんWEBサイトより)。要望書出してる。改善は基本的なことで冷暖房の設置とか、宿泊者をお客として迎えるなど。のじれんの昨年の意見書では、「不透明な管理費・サービスの徴収」と、ほとんど変わってない。
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安田:ひどい施設がたくさんある。ピンハネ業者。自立支援になっていない。福祉事務所や生活保護課があっせんすることも多い。居住地があると作業しやすくなるから、ケースワーカーが率先して連絡したりするわけ。無低の多くは古いアパートを買い取って運営も管理もやっている。
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野間:感染症対策で追い出されたのに相部屋だったり、意味がないですよね。
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安田:無低に寝泊まりしたことがある。劣悪なところは減っているが、門限がある。外出規制です。暴力沙汰が多かった。管理者が入居者をなぐったり罰金を徴収したり。指導を受け、メディアもたたいてきただけ、改善は十分でない。
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野間:今回、稲葉剛さんが抗議した。なんで言わないとできないのか。なぜ安倍がマスクも2枚だけでしかも不潔なものを配るんだ? 日本人は丁寧な仕事をしてきたというのがくずれた。日本ひどい。まとまなものがつくれない。発想がまちがっている。目的にかなったことを最適な方法でやることができない。上でへぼいことをしている人が若い時には、日本人はいいものをつくると言われてきた。精神注入棒を抱き込みたいくらい。命の危険に直接つながる。
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安田:コロナはいろんなものを浮き彫りにした。日本人の(別の意味の)「すごさ」を実感している。
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野間:韓国がしょうもないという強固な思い込み。警鐘を鳴らさずにいれられない。
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ロックダウンと生権力
野間:アエラの記事。緊急事態に人間を家畜のように監視する「生権力」が各国でまかりとおっている。どういう意味?
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安田:生活に関与する権力。かつては暴力で従わせていたが、生権力とは人を生かすために介入すること。生きるために必要だと介入し管理する。コロナ禍でいうなら、ロックダウンとか。命を守るために権力を使うこと。あなたを守るというロジックで。この記事はその危険性を述べている。
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野間:権力はどこでも生じる。手なずけて生かす。刑務所の中と一緒ってっこと?逆らっていかないといけない?
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安田:ヘイトスピーチ取り締まりを権力の行使としてとらえることもリベラルに多かった。これと生権力はかぶる。
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野間:自由を全面肯定することにより感染症がひろがるという天秤の問題。デモのプラカードがおもしろい。「自由はもっとも重要だ」。革ジャンには「自由か死か」。ロックダウンは抑圧だから自由を取り戻さなくてはならない。薬業界のせいでこんなことになってるという陰謀論。「弱い人はほおっておいてもロックダウン中止」。ホリエモンや田端信太郎とか橋下が言ってることと一緒。「ソーシャルディスタンスは共産主義だ」。生権力に反対する人たち。
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安田:病気なんて関係なく出てこい。ウイルスより経済停滞が悪い。これは日本のリベラルでもきかれる。
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野間:武装している。アンチロックダウンの集会を仕掛けているのがライフル協会。右翼性の根本は自由なんだと。ネトウヨの根本理念は完全自由。だからこそ支持が得られる。日本で一番アンチロックダウンやっているのは経済界。会社を閉めようとしないで、キャバクラやライブハウスのせいにする。自由より経済的打撃をおそれている。
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安田:銃規制や健康保険制度導入など、制度や規制がなければ生きていけない人がいることは抜け落ちている。ヘイトも同じで表現の自由というスローガンによってこぼれ落ちる人、差別される人を肯定するのが繰りかえされてきた。
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レイシズムと日本滅亡
野間:反レイシズム運動を始めたころから、在日の気持ちはどうでもいいと言ってきた。レイシズムを放置したら社会は壊れるからやっていた。それほどのリアリティを持って言っていたわけではない。ほっといたら社会的分断が起きるだろうと2013年ころはほんわか思っていた。
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安田:在特会は差別主義者のワッペンもって歩いていたからわかりやすかった。
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野間:そうじゃない大多数は話せばわかると思ってた。いまや国全体が在特会。国が壊れた感じ。韓国のドライブスルー検査をこき下ろして、韓国の真似はしたくないと手をこまねいていた。アメリカがやっているのをみて、日本もやって大丈夫ってバカじゃないか。偏見で対策を遅らせたってことじゃない。
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安田:根底にあるのは、韓国が嫌いだ以外なにものでもない。
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野間:これだけ情報が発達した時代にこう言っている。嫌韓があって判断を誤らせている。韓国では病床が満杯になったけどすぐ解消された。中国もすぐ病院つくった。日本だけ何もせずに感染を広げた。今になってアベノマスクきたらカビはえてたとか。もうマスク買えますよね。防護服も孫正義さんが大量に手に入れてたりとか。それをたたいてる人がいる。
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Twitterユーザーはいいけど、行政や政府はちゃんとやらないとだめ。これで日本は滅ぶ。アメリカはまともな人もいたけど。アンチWHOキャンペーンも2月14日にやっている。中国寄りという批判自体がおかしいというのになぜ気づかないのか。
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クラスター対策は夜の仕事をターゲットにしているように感じていた。接客を伴う飲食店でのクラスターの起こるメカニズムは、キャバクラやクラブのようなところがイメージされている。
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根本にオヤジ的世界観があり、反中嫌韓になっている。レイシズムだけでなく差別もある。差別が外害益をもたらず実例がやまほどある。
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安田:女性差別、人種差別、ゼノフォビアに国粋主義がほどよくスパイスをきかせている。コロナは荒廃した世界をみごとに浮き彫りにした。歴史にのこる一幕。外国人がなんで生保利用しているんだという理論が引き継がれている。それは違憲でも違法でもないし、最高裁のそうした判決もありません。
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6.5月3日放送 のりこえねっとTVダイジェスト「シリーズ キモいおじさん 第2回」
私が出会った自民党視察団
今日ははるちゃんとあきちゃんとともにトークをしていきます、と仁藤夢乃さん。先日の自民党議員らによるセクハラ事件について語ります。
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経緯をツイッターに公表。それに対する阿部議員の秘書からのお詫びのメールは多くの事実誤認があり、事態を把握しないままで問題が多い、と仁藤さん。「視察」に参加した議員によるSNSでの投稿も、本人への謝罪ではなく、中身のない世の中に対してのアピールのための「謝罪」としか思えず、定番の言い訳はうんざり、と怒ります。
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馳議員がツイートを削除したことに対し毎日新聞への取材に対して「誤解を招くから」と。さらに翌日は「阿部議員が(馳議員に)お詫びに来られた」とツイート。自身のセクハラに対するお詫びはなし。
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それに対して一人ひとりに文書での謝罪を申し入れることにしたわけです。
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「自民党議員らによる10代女性を支援する『Tsubomi Cafe』視察における問題のある言動や少女に対するセクシャルハラスメント行為についての抗議文と要望書」
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自民党視察団を擁護するキモいおじさん
女性ですが寺田静香参議院議員は馳議員を擁護。キモい、とはるちゃんあきちゃん。
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加害者の擁護のために性被害を盾にするというのは問題、と仁藤さんは言います。夫の寺田学議員も擁護。それがセカンドレイプ、と言うのに対し、本人は気づいていない様子。
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他に「飲み屋のおねーさんじゃないんだよ」などというツイートに対して女の人を下に見てる、とはるちゃんあきちゃん。NPO関係者のおじさんたちからのクソバイス(クソみたいなアドバイス)も。
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今まではこういうことがいっぱいあっても泣き寝入りしていた人がたくさんいたんだろうけれど、声を上げていくことが大切、勇気に賛同、など共感・応援のSNSの声もたくさんありました。
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自民党議員からの回答書は謝罪になってません!!
4月28日の深夜、阿部議員の秘書のアドレスから馳議員はじめ5人の回答書という形でメールが届きました。29日には蓮舫議員が国会質問で取り上げてくれました。それを前日に知った阿部議員側が焦って28日の夜中に回答書を作ったのでは? なんと、馳議員秘書と阿部議員秘書による内輪のメールのやりとりまで届きました(誤送信!)。
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参加者の受け入れ人数、名前や、コラボのメールアドレスの掲載などの誤りのほか、何に対して抗議しているのか理解していないばかりか言い訳ばかり。10代のメンバーが自分の言葉で抗議したことに対し「ショックだった」と回答したことには驚いた。「誤解を招いた」「不愉快な思いをさせた」こういう典型的な言い訳でなく、本当に反省しているなら真摯に答えるべき。馳議員本人からの回答書であるにもかかわらず、他人事で誠意が感じられない。
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安倍首相が馳議員に「厳重注意」と電話をしたらしい。これで終わりにしようとしてるみたい。新聞にも「謝罪」と記事が出ているが、世間に対して謝罪しても本人に対して謝罪したわけではない。セクハラ・暴力を容認することになる。
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今回蓮舫さんが国会で取り上げてくれたことで10万円の給付金対象になっていない人たちにも行き渡るようにしてほしいということも一緒に質問してくれた。いろんな事情のある子たちにも受け取れるように。
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自民党視察団に言ってやりたいこと
馳議員にセクハラされて今日これなかった本人「やり方が汚いです!」。 あきちゃん「議員やめたらどうですか」。はるちゃん「気づいてください」。
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本日のキモいの数は34キモいでした。「これ以上言わせないでください!」
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7.5月6日放送のりこえねっとTV 荒野に種をまく第4回「『コロナ自警団』と『隣組』社会」
布施祐仁さん、安田純平さん、司会:池田幸代さん。ZOOMでお送りします。
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緊急事態宣言が延長され、「自粛警察」や感染者へのバッシングや差別が、各地で頻発。なぜこういうことが起こるのか?自己責任論の既視感などと共に分析します。
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補償なしの店舗営業に対する攻撃や民族差別や風俗差別
布施:PCR検査は日本は極めて少ない。実際の感染者数はもっと多いだろうと。かかりつけ医は積極的に診察したがらない。感染のリスクがあるから。能力の問題ではなく政府のマネジメントの問題。政府がやるべきことをやってこなかったから。
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安田:戦線が拡大しても兵站はなにもないということですね。
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布施:感染者への差別。投石や脅迫、抗議のメール。入店を断られたりアルバイトをクビに。高校生が他校の生徒から「コロナだ」と。医療従事者への病院への、さらに従事者の子供へのデマのによる差別。このように日本各地で差別・バッシングが起こっています。
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池田:感染者が「県外由来の」と、県外から持ち込まれた感が強調され、ステッカーなど選択肢としてはありだと思うが解決にはならないだろう。地方にいると難しいと感じています。
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安田:処罰がないから公表?何を期待して公表しているのか。バッシング、社会的制裁を受けることを見越して行政がやっている。
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コロナと自然災害の複合災害
布施:今地震が起こったら避難所が一番感染リスクが高い。
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安田:バッシング・差別が増えるのでは。今のうちにその話をちゃんとやっておくことが大事。でも災害時は、コロナどころじゃないかもしれない。
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「ローカルセーフティネットワーク」
池田:差別・排除に対して地方の自治体議員も学んでいくべきだと思うので、ネットワークを作って活動をしていきます。
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自己責任論と村八分
安田:事実関係を知ることが大事。知らないから怖い、知らないから差別、バッシングをする。「知らない」「わからない」ということをちゃんと知るべき。
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布施:自己責任論が歪んで使われてきたのでは。国の威を借りてお上の言うとおりにしてても、お上が無能・間違っていたら自分の命・自由も守っていけない。言うべきことを言っていかなければ。「自分で自分のことを決められる社会になっているのか」「自由をどう行使していくのか」を今問われているのでは。
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(ダイジェスト まとめ・文責:のりこえねっと事務局)
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8.編集後記
巷にマスクと自粛警察が溢れています。休業中の商店・飲食店もマスクを売り始めるほどです。まだ自粛は「要請」されていて、久しぶりの友人と会うのにも後ろめたさがつきまといます。感染者の少ない地域ではじょじょに解除の方向に向かっているようですが。まだ布マスクは届いていません。要らないんですが。その分の予算を、どうぞ今からでも医療機関に回してほしいと思ってしまいます。(お)
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