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■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■ のりこえねっと通信0185号 2018年5月23日発行
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■ ◆転送歓迎◆
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま

のりこえねっと共同代表の辛淑玉が石井孝明氏に対し損害賠償を求めて訴えた裁判の第1回公判が開かれます。
5月29日(火)午後1時10分から東京地裁411号法廷にて、傍聴もご自由です。
どうぞご注目いただき、ご支援をよろしくお願いいたします。

そして5月23日(水)20時より、NO HATE TV 第40回は「中野区長選 吉田康一郎落選運動」。
在特会や日本第一党と深い関係を持つレイシスト、吉田康一郎元都議が中野区長選に出馬、地元商店会が支持を表明する事態となりました。野間易通さん、安田浩一さんが徹底的に解説します。ぜひご覧ください。

<今号の目次>
1.5月23日のりこえねっとTV 「NO HATE TV」のお知らせ
2.反レイシズム情報
3.ヘイト街宣・デモ警報
4.新聞・雑誌記事・Webより
5.5月9日放送のりこえねっとTVダイジェスト
6.編集後記

1.5月23日(水)20時よりのりこえねっとTV

NO HATE TV第40回「中野区長選 吉田康一郎落選運動」

在特会や日本第一党と深い関係を持つレイシスト、吉田康一郎元都議が中野区長選に出馬、地元商店会が支持を表明する事態に。レイシストを公人にしてはいけない、排外主義は何を壊すか徹底的に解説。
その他「川崎ヘイト集会を許すな」「宇宙戦艦ヘイト」など。

https://youtu.be/omzDT6iRU24

【NO HATE TV】
公式サイト:http://no-hate.tv/about
Twitter:https://twitter.com/nohatetv
Facebook:https://www.facebook.com/nohatetv
【のりこえねっと】
公式サイト:http://www.norikoenet.org/
Twitter:https://twitter.com/norikoenet
Facebook:https://www.facebook.com/norikoenet

<出演者>
◆安田浩一(やすだ・こういち)
ジャーナリスト。1964年生まれ。静岡県出身。
「週刊宝石」(光文社)、「サンデー毎日」(毎日新聞社)記者を経て2001年よりフリーに。
労働問題、差別、人権問題などを中心に取材・執筆活動を続けている。
Twitter:https://twitter.com/yasudakoichi
安田浩一「ノンフィクションの筆圧」:http://www.targma.jp/yasuda

◆野間易通(のま・やすみち)
C.R.A.C. 1966年、兵庫県芦屋市生まれ。
大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業後、音楽雑誌編集部を経てフリーの編集者となる。
2013年1月、「レイシストをしばき隊」(現・C.R.A.C.)を結成。
新大久保などで行われていた排外デモへのカウンター行動の一翼を担う。
Twitter:https://twitter.com/kdxn
C.R.A.C.tumblr.:http://cracjpn.tumblr.com/
C.R.A.C.Twitter:https://twitter.com/cracjp

2.反レイシズム情報

★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
HPのトップページにある『お問い合わせ』から 日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを300文字以内でお知らせ下さい。
http://www.norikoenet.org/contact

1)美(ちゅ)ら海壊すな 土砂で埋めるな 5.26国会包囲行動

日時:5月26日(土)14:00~15:30 *13:30から音楽イベント
会場:国会周辺(4つのエリアでリレートーク)
Aエリア(国会正門前)Bエリア(首相官邸前)Cエリア(議員会館前)Dエリア(国会図書館前)
※13:30より、すべてのエリアでプレライブが行われます。
参考:http://hanshin204.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/610-0a32.html
当日のスピーカー:高里鈴代さん(オール沖縄会議共同代表)安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会共同代表)大城悟さん(沖縄平和運動センター事務局長)瀬長和男さん(沖縄県統一連事務局長)
(4力所のステージを分担して回ります。)立憲野党代表、ほか
共催:基地の県内移設に反対する県民会議 098-833-3218/「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会 http://humanchain.tobiiro.jp /沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック 090-3910-4140/ほか

2)<要申し込み>院内集会「解消法施行から2年 ネットはヘイトにどう向き合うべきか」

日時:5月30日(水)15:30-17:00
会場:参議院議員会館 B107会議室
プログラム:津田大介さん・金尚均さん・川口泰司さん・ハン・トンヒョンさん
主催:外国人人権法連絡会/移住者と連帯する全国ネットワーク/人種差別撤廃NGOネットワーク/のりこえねっと/ヒューマンライツナウ
申し込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe1SEvSTBocqox9XjZT2kp8aOld80KzlcSxp8J9ny7Ea_2O3Q/viewform

3.ヘイト街宣・デモ警報 (閲覧注意)


★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。★★
★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★

1)川崎市時局講演会

日時:6月3日(日)14:00~16:00
場所:川崎市教育文化会館
主催:「ヘイトスピーチ条例」を考える会
※ヘイトスピーチを繰り返している瀬戸弘幸自身は発言しないと言っているようだが、発言しないからと言って差別煽動が行われないとは思えません。みなさんご参集ください。

2)今こそ圧力で北朝鮮にトドメを刺そう! 国民大行進 in 銀座

日時:5月27日(日)15:30集合 16:00デモ出発
集合場所:常盤公園 JR新日本橋駅 下車徒歩3分/JR東京駅 下車徒歩10分
主催:行動する保守連合

4.新聞・雑誌記事・Webより

1)ヘイト事前規制、都が条例を計画 19年4月施行目指す

朝日新聞 5月12日

東京都の小池百合子知事は11日、ヘイトスピーチの解消や、性的少数者であることを理由とした差別の解消を目指す都道府県として初めての条例の制定を目指す考えを明らかにした。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13489911.html

2)第三者機関設置へ 「ヘイト」意見掲載防止で /長野

毎日新聞 5月12日

県の意見募集サイトにヘイトスピーチと受け取れる意見が掲載されていた問題で、阿部守一知事は11日の記者会見で、再発防止のため、掲載の是非に関する第三者機関設置を検討していることを明らかにした
https://mainichi.jp/articles/20180512/ddl/k20/010/137000c

3)西川・九国大学長 TV局非難 九国大、「個人的発言」と見解 「回答は一切、差し控える」 /福岡

毎日新聞 5月12日

九州国際大(八幡東区)の西川京子学長が3日の福岡市での改憲派集会で、安倍政権に批判的な報道を非難しつつ「(日本の)各テレビ局の同じビルに中国、韓国のテレビ局が入っている。完全に乗っ取られている」などと発言したことについて、同大は11日までに学長の発言は「個人的な発言」として「回答は一切、差し控える」との見解を示した。
https://mainichi.jp/articles/20180512/ddl/k40/040/368000c

4)憲法フォーラム 普天間、ヘイトを議論 那覇で開催 /沖縄

毎日新聞 5月13日

平和と憲法を考えるフォーラム「届かぬ憲法~ないがしろにされる沖縄の民意と人権」が11日夜、那覇市の八汐荘で開かれた
https://mainichi.jp/articles/20180513/rky/00m/040/007000c

5)毎小ニュース 社会 東京都が人権尊重条例制定へ LGBT理解を

毎日小学生新聞 5月14日

東京都の小池百合子知事は11日にち、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、人権の尊重をうたうオリンピック憲章の考えを実現する条例を制定すると明らかにしました。
https://mainichi.jp/articles/20180514/kei/00s/00s/006000c

6)その投稿に、正義はある? 内閣府サイトのヘイト投稿から考える モバプリの知っ得!

琉球新報 5月15日
内閣府が募集していた「国政モニター」制度のサイト上に、在日コリアンへの差別的なコメント、特定政治家への誹謗中傷が掲載されていたことが問題となっています。
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-717938.html

7)“ベルギー最悪の街”を変えた“世界一の市長” その秘策とは?

NHK 5月16日

ベルギーの小さな街が示す多様性のある社会は、グローバル化が進む世界にとって新たな道しるべとなるかもしれません。
https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0516.html

8)「朝鮮学校補助金主張」日本の弁護士に懲戒請求爆弾

ハンギョレ新聞 5月18日

朝鮮学校にも地方自治体は補助金を支給せよと主張したという理由で、該当する弁護士に対する懲戒請求が大量に日本弁護士連合会に届いている。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/30624.html
関連記事
ハフィントンポスト 5月16日 https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/15/choukai-hangeki_a_23435605/
朝日新聞 5月17日 https://www.asahi.com/articles/ASL5K4R2CL5KUTIL02T.html
LITERA 5月17日 http://lite-ra.com/2018/05/post-4016.html
時事通信 5月20日 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052000310&g=soc
アエラ 5月20日 https://dot.asahi.com/wa/2018052000007.html
日刊現代 5月20日 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229338
弁護士ドットコム 5月17日 https://www.bengo4.com/internet/n_7892/

9)入管施設 収容長期化、歯止めなく 人道配慮求める声も

毎日新聞 5月21日

入国管理局施設での収容を巡っては近年、自殺者が出るなどの問題が表面化している。
https://mainichi.jp/articles/20180521/k00/00m/040/150000c
関連記事
毎日新聞 5月21日 https://mainichi.jp/articles/20180521/ddm/001/040/167000c

5.5月9日放送 NO HATE TV 第39回「官製ヘイト」

https://youtu.be/u8pQ-F0avAs

「懲戒請求でネトウヨ大パニック」

イルカが知性を持って人間を襲うという小松崎茂さんの絵をみながら話題に入ります。
佐々木亮弁護士、北周士弁護士、神原弁護士が大量の懲戒請求が送られてきたことに対して民事・刑事で提訴すると言っている。現在懲戒請求した側が大慌て。ほかに島崎さんなど。今まで忙しいから無視していた。弁護士会から照会が合ったりしてめんどくさいから。意味のない懲戒請求は威力業務妨害になりうるということですと野間さん。
佐々木さんはプレカリアートユニオンのアリさんマークの引越社の裁判、青林堂やらで狙われたのでは。懲戒請求の名目は、朝鮮学校の支援に所属している弁護士会が賛成していて、佐々木さんはそれには名を連ねているわけでもないのに狙われた。
北さんは、ツイッターでそれはひどい、と言っただけで960件くらい来た。それを「余命三年時事日記」が呼び掛けていた。話題になってからお詫び、取り下げ、和解もあったが、懲戒請求した人は、まさか自分の名前が相手の弁護士に伝わると思っていなかったらしい、と野間さんが笑います。
家族の名前も使って一家総出で懲戒請求をしてしまったらしいというのは、それは北さんによるとウソかも。懲戒請求をすると受理のお知らせが必ず行くのでばれる。家族の名前を使っている人はいるかも、と野間さん。
神原さんは何も言っていなかったのに突然「訴えました」と。「ロシアンルーレット方式」で。3年くらい前の入管のサーバーが落ちた時の事件とよく似てますよねと笑います。

今回弁護士だから提訴という形になったけれど、デマで一斉にこういう形になるというのがいや、と安田さん。

ネットの感覚で、懲戒請求を出した時点でリアルな世界に足を踏み入れていることがわからない。2ちゃんのおれのスレッドで「無視すれば訴訟はなかったことになる」とか。無視するとフツウに取り立てが来ます。弁護士に申し訳ないけどハタから見てて面白い。何百人もいるから大した額でもないのに訴額が何億。印紙代だけでも何百万、でも社会正義を無視してはいけないという判断があるのでしょう。余命さんは逃げてるみたいですと野間さん。

義侠心のかけらもない、責任感も皆無。人間のたたずまいがないと安田さんが怒ります。

「ビックロ中国語禁止事件」

微博(ウェイボー)で大炎上している。ビックロ社内に「入店後に母国語での会話は禁止」の張り紙が。

既視感。外国人実習生問題と同じ。団結するのを恐れて社則で設けているところもある。文化風習習慣を無視した人権侵害と安田さんが断定します。

あきらかに労働基準法にも違反。張り紙に悪気はないと思うけれど、権利、自由に関する意識が低すぎる。悪気なくやってしまうところが、いかに労働環境、生活環境がヘイトに満ちているかという証拠。ごく普通にこのチラシ書いている。根本的に国の民度が低いのでは、と野間さん。

雇用に対しては先進的な企業だったはずなのにこういう張り紙を出すところに甘さがあるのでは?完璧な労基法違反。以前取材で中国人実習生がビンタされていた。「うちの子」と呼んで家族的な愛のむち、強いきずながあるんだと。完璧に間違っている。労働者と認めないとだめ。「うちの子」だったら時給300円で働かせるなと安田さん。

「小田原ジャンパー事件その後」

小田原市生活支援化の歴代職員が、「HOGO NAMENNNA(保護なめんな)「あえて言おう、カスであると」などとプリントされたジャンパーを着用して保護世帯を訪問していた事件。「SHAT」は、生活保護悪撲滅チームの略。マグカップやペンなどもあった。利用者を貶めるだけでなく利用を考えている人に対しても利用を抑制するような目的を果たしたと安田さんが言います。

2012年の「片山さつき議員がんばれデモ」で、応援されたから来たはずの片山さつきだけれど、最初からコミットしてますよね、と野間さん。

インタビューしたことがあります、と安田さん。
怠け者が得をする社会であってはいけない。アクセサリーをした女性が生活保護の申請に来る、悪いやつほどよく眠る社会であってはならない、日本には生活保護を恥だと思う概念がない、とまで片山は言った。貧困に対する無理解、生活保護に対する根本的な誤解、その誤解をもとにデマを流布させる力を貸している。一連の生活保護バッシングにおいて片山さんの責任は大きいと思うと安田さん。小田原のジャンパーの件も、10年間着ていた。悪いとは思っていなかった。小田原市の担当部署も「懲戒人事」、泥仕事だと植え付けてしまうような庁内風土。そのためによけいこのようなジャンパーが作られた。その後動きは早く、公聴会や改善策に取り組んだ。職員の意識改革、研修、NPO、市民団体含めた話し合い、相談・申請窓口の見直し、「受給者」から「利用者」との言い換え、申請後決定までの日数の短縮など。今まだ道半ばですが取組は評価しています、と安田さんは言います。

見直しました。よく考えると当たり前なんだけど、と野間さん。不正受給や在日の生活保護費をなくしたりしても全体には影響は微々たるもの。目的が財政じゃないということは、生活保護自体を減らそうということでしょうねと言います。

水際も水際で雰囲気づくりをする非常に手の込んだ、ある意味低コストなやりかたと安田さんが言うのに、
そこに在日ヘイトもかぶせつつ排外主義をあおり、貧困者を切り離すことによって自分はそれとは違う、政権はそれに厳しい良い政権、みたいに。最悪だと野間さんが言います。

「官製ヘイト」

内閣府の国政モニターというもので、つい最近までnet上で「意見」が発表されていたが5月2日に公開中止に。ヘイトスピーチだらけだった。モニターはあらかじめ選考制、1年間意見をnetで公表、無償。誹謗中傷はだめ、との縛りの上で、「在日の方を含め帰国させることも必要になるかも…」「我慢の限界です。仏像、慰安婦、竹島…」「在日帰化人の強制退去が必要」などなど、ネトウヨの定番ネタですと野間さん。
さらに野間さんが語ります。
沖縄基地問題に関しても、「安倍政権…さらにピッチをあげて…」。「内乱罪、排除を断行すべき、外患誘致罪…」とネトウヨワード満載。「左翼、日教組、韓国の人たち、日当をもらい…」普段聞いている沖縄ヘイト。沖縄ヘイトオールスターズの言っていることと同じ。すべてパターン化していて自分の頭で考えてなくて頻出キーワードがクロスしている。生活保護、沖縄、嫌韓すべてクロスしていてそれぞれが関連づけられる仕組みになっている。
「その他」カテゴリーでは去年の2月「幼稚園児が攻撃されている」(安田さん笑)。BuzzFeedによると、内閣府は手を入れているらしい。アパホテルの歴史修正主義をしれっと入れ込んだり。「防犯・防災」のところに「外国人の政治活動はそもそも違法」と嘘をそのまま載せている。定番。また個人名を出して誹謗中傷も。

ポイントは、選考した人に意見を依頼して原稿整理をした上、一部手を入れて載せていること。校正済みの原稿です。外国人へのヘイトスピーチがたくさん載っているが、それは政治的意見として内閣府が「認定している」ということです。

出版物だと、著者と編集者・版元がそれぞれ連帯して責任を負うのは当然。チェックして国がこれを良しとした。差別煽動を促す表現に国がお墨付きを与えたことになる、と安田さんが言います。

Netで募集したのは2012年度で民主党政権時だが、まさに安倍政権にピッタリなツールになった。ヘイトスピーチというものを役人がまだよくわからないのでそのまま残していたのかと思っていたが、2017年の意見ばかり。ヘイトスピーチ解消法成立以降です。法律を判断できないの?というのが一つ、または内閣府がそういうふうに判断してあえて載せているのではと野間さんが安田さんに尋ねます。

簡単に判断できないが、担当者の意図が働いている、と安田さんが答えます。

長野県の県民ホットラインも同じ。2017年3月の「ならずもの」「寄生虫」「似非何々人」など、ヘリコプター事故とはなんの関係もないことが。あと「仏像」「竹島」「慰安婦」「在日特権」「犯罪率」などの定番フレーズ。長野県の担当職員はメールに目を通している。担当者からの返信もついて反論しているが、ヘイトスピーチは全部無視している。まるでなかったかのようにと野間さんがあきれます。

ヘイトスピーチ解消法ができた後の話、行政の責任としてヘイトを定義して諌めているはずなのに、と安田さん。

長野県も、事実と確認困難なもの誹謗中傷はだめなど規定しているにも関わらず、見て見ぬふりをしてしまっている。常識的な判断としてはそのままゴミ箱行きでいい。答えなければいけないものではない。ゴミはゴミ扱いする見識は必要。批判も公開することは重要だがこれは批判ではない。長野県を批判する体で、在日や外国人を排除しようということは在特会がやってきたことと同じ。強く言い返せないところにつけ込んでくる。そこにどう対応するかを考えておかないといけない。
ヘイトスピーチ解消法の第4条が内閣府にも長野県にも縛りをかけています。2年前にできたのに全部無視している。人種差別撤廃条約の第4条でも明確に「国又は地方の公の当局または期間が人種差別を助長し、又は煽動することを認めないこと。」と規定しているのに全然守られていないと野間さんが言います。

理念法の限界も見えてくるけれど、見事に裏切られている、と安田さん。

三重県などもそうだとリツイートが。内務省はちょっと違うと思う。デリシャスコーヒーのサイトにモニターの勧誘があったり。サクラ。行政の方から行っているのではと思っている、と野間さん。

どこかから資金が出ているのは調べてみるべき、と安田さん。

「500円」がクラウドファンディングを通じてパソコン買うお金を募りたいとか言っているが、どうも仕事なんだなあと。ネトウヨの拡散のされかたにロシアのようなプロパガンダを疑っていて、証拠を見つける段階に来ている、と野間さん。安倍政権は嘘、人をだますこと、ヘイトプロパガンダに罪悪感がまったくなく平気でやる。官製ヘイトの問題は、僕らは性善説に立ちすぎたと反省していて、役人・首長が何か言った場合、どうもプロパガンダを組織的にやる体制があるようだと。その片鱗は青年会議所やJNSCとかに見える。沖縄でもヘイトオールスターズの結集のしかたがちょっと不自然。

安田さんが同意して、あの渡航費どこから?ジュネーブまで誰が金出してるんだって思いますと言います。

あまりにも平気でうそをつきすぎる。恥ずかしいという感覚がないか、仕事だという割り切りがないとできないと思う。安田さん本書いて賞取るしかないんじゃない?と野間さん。
意図を感じる。片山さつきの時もそうだが、与党の一部にネットをもっと活用していきたいという人がいて彼らが意図的にヘイトスピーチを蔓延させようと一所懸命にやっている感じがします。秘密裏に、あたかも草の根の人が自然に世論としてヘイトが盛り上がってきているように見せかけようと頑張っているのではないかと。
証拠がないのであくまで仮説ですが。世界で普通にやってることなんだから日本でやっていないわけがないというところから入りたいと思います。向こうが左翼に対して金もらっているというが、実際僕らもらってない。

ビジネスの香りがぷんぷんする。草の根はすぐ枯れるけど養分を与えれば育つ。養分を与えてるのは誰なのか重要なテーマです、との安田さんの言葉で終わります。
(文責:のりこえねっと事務局)

5.編集後記

川崎市の福田市長は定例会見で、6月3日に開催予定の瀬戸弘幸氏らの集会に対して、「ガイドラインに照らして」教育文化会館使用許可という驚きの判断をしました。残念なことです。他の自治体に先駆けての条例を期待していた矢先なのに。もっと強く働きかける必要性を感じています。(み)
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