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■■■■■ －ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク－
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■■■ のりこえねっと通信0245号2020年11月12日発行
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
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アメリカ大統領選挙が混乱の中で終わりました。しかし、負けたトランプ大統領は投票に不正があったと主張して法廷闘争に持ち込もうとしているようです。
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そして、日本国内にも同調する「トランプ派」が少なからずいるようです。
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今週ののりこえねっとＴＶは12日の木曜日、20時から NO HATE TV 第98回「日本人と “トランプさん”」をお送りします。どうぞご覧ください。
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- 11月12日のりこえねっとTV NO HATE TVのお知らせ
- 反レイシズム情報
- ヘイト街宣・デモ警報
- 新聞・雑誌記事・Webより
- 10月28日放送 NO HATE TV 第97回ダイジェスト
- 11月4日放送 荒野に種をまく第10回ダイジェスト
- 編集後記
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1．11月12日放送のりこえねっとTV NO HATE TV 第98回「日本人と “トランプさん”」
マスメディアから反安倍勢力から泡沫ネトウヨまで、一斉に「トランプさん」を擁護した日本人っていったい何なのか？ トランプが大統領になる以前から「トランプ以後の世界」であり、トランプが大統領でなくなっても「トランプ以後の世界」でありつづける日本の病理を探る。ほかに、ぁゃιぃリコール運動など。
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2．反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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1）『連続講座』先住民族の遺骨を返せ！～琉球民族とアイヌ民族の訴え 講座2「アイヌのたたかいから学ぶ」
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東京メトロ半蔵門線・銀座線・副都心線「渋谷駅」7出口から徒歩8分
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問合せ：090-3910-4140（沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック）
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2）≪要申込み≫ 高麗博物館「在日連続講座」
「（ハンセン病家族訴訟）勝訴、でも家族の苦しみは…」
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期間：2020年6月24日（水）～12月27日（日）
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〒169-0072 東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル7階
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地下鉄大江戸線・副都心線「東新宿駅」A1出口 徒歩4分
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高麗博物館 第16回「在日連続講座」講演会（オンライン・会場参加）
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企画展と併せてご参加頂けると理解が深まると思います。
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講師：黄光男（ファン・グァンナム）（ハンセン病家族訴訟原告団副団長）
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3）人権文化まちづくり講座「被差別部落と多文化共生～マイノリティ3人が問いかけるルーツの話～」
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大阪府豊中市玉井町1-1-1-601（「エトレ豊中」6階）
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登壇者：とよなか国際交流協会 黒島トーマス友基さん
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申込み：電話、メール、ファクス、来館にて受け付けします。
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申込先：一般財団法人とよなか人権文化まちづくり協会（豊中市委託事業）
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TEL：06-6841-5300 FAX：06-6841-6655
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4）（ZOOM）【院内集会】デジタル時代の反ヘイト 被害実態とその対策
インターネット上のヘイトスピーチが被害者の心身に及ぼす影響やインターネット上の被害実態を紹介するとともに、地方自治体におけるネットモニタリングの実践なども含めた、被害者救済のために必要な対策について考えます。
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登壇：香山リカ（精神科医／立教大学教授）「ヘイトスピーチが被害者の心身に及ぼす影響」
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北川真児（一般社団法人ひょうご部落解放・人権研究所研究員）「地方自治体におけるネットモニタリングの実践」
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石橋学（神奈川新聞記者）「ネットヘイトの被害と求められる救済策」
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※本集会はビデオコミュニケーションツール「Zoom」を使ったオンライン集会です（参加者側の映像が主催者側に映ることはありません）。
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11月18日（水）までに上記リンク先からご登録ください。
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※嫌がらせやネットでの中傷等を目的としたご参加は固くお断りします
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主催：外国人人権法連絡会／移住者と連帯する全国ネットワーク
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／人種差別撤廃NGOネットワーク／のりこえねっと／ヒューマンライツナウ
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5）朝鮮学校差別反対集会
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裁判は負け続けだが、各地域で朝鮮学校を支援する活動は続く。
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しかし、そこで出会う差別集団との闘いが必須。ZOOM参加もあります。
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講師：安田浩一さん「官と民とのヘイトにどう闘うか」ほか各地の報告。
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6）「正義連」バッシングの意味するもの～日本軍「慰安婦」問題に向き合おう～
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DVD上映：(35分）生きているうちに語りたかった/イ・オクソンさんin川崎2019
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日時：11月22日（日）13:30開場14:00～16:30閉会（予定）
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（JR南武線・武蔵中原駅徒歩1分 駅から連絡通路で直結）
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受付で検温・消毒をします マスクの着用をお願いします
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主催：川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会
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7）「ヘイトスピーチとは何？ 沖縄でのヘイトスピーチは？」ヘイトスピーチセミナー
沖縄でのヘイトスピーチの経緯と現状、那覇市役所前でのカウンターの様子、規制条例制定への取り組み報告の後、師岡康子さんの講演。質疑応答など。
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日時：11月23日（月・勤労感謝の日）14:30～16:30
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会場：タイムスホール (那覇市久茂地2-2-2 タイムスビル3F
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3．ヘイト街宣・デモ警報
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★★ カウンター行動（抗議行動）される際は十分お気をつけ下さい。★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。★★
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1）「朝鮮総連本部をさら地にする会」第65回月例活動
- 駅頭街宣 13:40 市ヶ谷駅前交番付近
- 抗議街宣 14:00～15:00、朝鮮総連中央本部前
2）日本を取り戻す！ まず川崎から。
3）日本第一党福岡支部 移民反対街宣
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日時：11月22日（日）集合：14:30／15:00～16:30
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4）支那中共をゆるすな！デモIn浅草
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日時：11月29日（日） 集合：15:00／15：30～
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5）「日本が好きで何が悪い！ 日本を必ず取り戻す！」
☆11月15日の島根県雲南市市議選に日本第一党党員・くもみ竜也が立候補しています。選挙活動がヘイト街宣となる可能性があります。市内の方はご注意ください。
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もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
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- 場所（駅・交差点名、目印の建物など）
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や弾幕の写真
- 弁士の顔写真
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4．新聞・雑誌記事・Webより
1）NHK広島放送局にツイート削除要請 民団「差別を助長した」
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NHK広島放送局が原爆被害を伝えるために運用するツイッターが民族差別を助長したと批判されている問題で、在日本大韓民国民団（民団）中央本部人権擁護委員会などが30 日、広島市の同局を訪れ、投稿の削除と在日コリアンへの謝罪を求める申し入れ書を担当者に手渡した。
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2）ネットヘイト削除要請 実効性求める声 川崎
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川崎市議会は29日、文教常任委員会を開き、インターネット上のヘイトスピーチについて市が初めて行った削除要請の報告を受けた。
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3）世界最大の「口コミサービス」が「人種差別を警告する機能」を実装
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世界最大の「口コミサービス」が「人種差別を警告する機能」を実装
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4）トランプが負けたら「アメリカ全土で暴動・テロが起きる」の深刻度
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プラウド・ボーイズは前回の大統領選があった2016年に設立された白人至上主義の極右グループで、現在も継続している人種差別反対デモへの妨害行為で注目されている。
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5）人気キャラ「バービー」の友人が自身で体験した「人種差別」を語る【動画】
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バービーの自宅と思われる場所から動画配信のようなスタイルでトークが展開されるのだが、そのテーマとは、ティーンの間で流行しているファッションやメイクのことでも、お互いのボーイフレンドについてでもなく、ニッキーがこれまでに受けた“人種差別”について──。
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6）マクロン大統領がイスラムを刺激する発言を続けるフランスならではの理由
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難しいのが、カリカチュアのような過激な宗教批判はヘイトの表現にならないのか、という点だ。
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7）「肌の色より中身」 元コンサドーレ鈴木武蔵選手の思い、体験交え反差別発信
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米国での白人警官による黒人暴行死事件を機に差別への抗議運動が世界に広がった今年、スポーツ界でも反差別の意思表示が相次いだ。
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8）那覇市役所前 ヘイトスピーチに抗議するカウンター25週目
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那覇市役所前のヘイトスピーチ街宣に抗議する水曜日定例のカウンターは4日、25週目を迎えた。
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5．10月28日放送 NO HATE TV 第97回「中曽根って何（なん）やったん？」
〇我那覇真子さんFM局に敗訴
安田：我那覇さんが地域FM局を訴えていた裁判で敗訴が言い渡された。
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野間：ヘイト裁判４連発の１発目がこれ。沖縄にあるFM21でヘイトスピーチばかりするので「番組を打ち切りたい」と局が言ったら、「表現の自由の侵害」として裁判を起こした。
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安田：FM21では、我那覇さん親子が辺野古の新基地反対派の人や在日コリアンの差別的発言などをして批判が多かった。
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野間：裁判２発目は、市役所の元職員がふれあい館に脅迫状を送った裁判の初公判について。被告は差別目的を認めたが、目の前にふれあい館の崔江以子さんがいるにもかかわらず、裁判官・検事・弁護士のみに謝った。
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安田：レイシストが刑事裁判に問われて当事者に謝罪した例はほとんどない。2016年、福岡市で差別ビラを貼った64歳の学習塾経営者が謝罪したのは、貼った商業施設に対して。
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野間：３つ目は、在日コリアンを理由に懲戒請求された金竜介さんの裁判。一審は差別に当たらない、というような内容だった。高裁ではまともな判決で、最高裁でも勝訴。2013年、レイシストをしばき隊が8人逮捕されたとき、接見してくれた。しかし、それは知らず、懲戒請求の理由は名前。最後は、李信恵さんによる高島章弁護士に対する訴訟で、大坂地裁が88万円の支払いを命じた。
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〇大阪市廃止をめぐる排外主義
安田：大阪市廃止・特別区設置住民投票は11月1日。拮抗している。
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安田：住民投票と言いながら住民に投票権がないのは大問題。公明党はもっとも外国人の地方参政権にかかわってきたのに、今回は言及しない。
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野間：住民投票は選挙管理委員会がやっている。住民投票を成立させている法律とは、「大都市地域における特別区の設置に関する法律」。2011年、社民党以外が賛成してできた。吉本の芸人、シルク姉さんは、都構想反対とブログで発信している。
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安田：大阪市がなくなったら中国人に乗っ取られるみたいな文脈を書いている。
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野間：全体的にはウヨってない。他は生活保護の人はどうするんだとか、真っ当。中華街になってもいいのか、という表現だけが異様。
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安田：在日中国人への偏見は自然な形で溶け込んいる。初期の在特会は嫌韓より反中的な物言いが飛び交っていた。デモは2010年前後、秋葉原、上野、池袋で行われ、中国人や中華街に対しての嫌がらせが多かった。
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野間：多くの人が立ち上がるきっかけとなったのが池袋西口の中華街や蕨の排斥デモ、朝鮮学校襲撃の3つだった。中村よおというフォークシンガーのブログの記事ランキング１位が日本ユニセフに募金するな。2位が通州事件と日本人大虐殺。10位が中国のスパイ。１位は2013年の記事。デマやヘイトの長い影響がある。
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安田：反中意識がアレな空気をつくっていくのは無視できない。池袋のデモは通りがかりの人が賛同したりして不愉快だった。中華街構想がとん挫したのだから、一定の成果を収めている。こういう騒ぎが起こるから辞めるべき、みたいなロジック。
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野間：神戸市の南京町は、横浜の中華街みたいに盛り上げようと門をつくったり、広場をつくったりして町おこしになった。
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野間：合同葬で一番インパクトあるのは、田中龍作さんの写真。今まで要人の葬式に自衛隊いたっけ？内閣府令。国旗・国家に関する法律というのがある。大正時代に逆戻りしたと思う。今回は菅政権だけでやったのではないだろう。お金を9,600万円くらい使っている。
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安田：総理大臣が亡くなった時にどうするか決まりはない。
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野間：国葬級は当然という人もいた。戦後の総理大臣経験者は国葬ではなく内閣・自民合同葬が多い。その前は自民・国民有志による国民葬とか。国葬は吉田茂だけ。
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安田：国葬令は戦後廃止され事実上、行われないことになっている。吉田茂だけ特別。
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野間：鳩山一郎や池田勇人は公葬していない。田中角栄は刑事被告人のまま亡くなったのでなし。中曽根の葬式を大々的にやったのは意味があるということか。ほとんどの人は亡くなって1週間から１か月後くらいに葬儀をしている。中曽根だけ突出して遅く11か月後。
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安田：コロナ禍だから辞めても規模を縮小してもよかったのに、大きい規模でやった。安倍政権からつくられてたと思う。
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安田：改憲論者として有名。それから戦争責任を追及した東京裁判の否定論者。首相として初めて8月15日に靖国を公式参拝。ネトウヨのための地ならしをし、今の日本の土台を作った人。中曽根は東京帝大を出て、内務省に入り大活躍した。かつ田中角栄と同い年で最大のライバルだったと聞いている。憲法改正を柱として続けてきた。
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今の自民党は、自由党と民主党が合併したもの。自由党は軽武装、経済優先という視点。民主党は自主憲法想定と軍備増強を主張。対立した概念が合併して自由民主党ができた。
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中曽根のスローガンは「戦後政治の総決算」。リベラル思想を排斥し、強い日本づくりをめざした。靖国公式参拝も憲法改正への強い思いも、東京裁判否定から始まる歴史修正主義。今につながる源流として、中曽根康弘の果たした役割は大きかったと思う。復古主義者でありながら新自由主義の流れをつくった。民活の中曽根と言われてた。
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野間：1956年に中曽根が作詞した「憲法改正の歌」がある。歌は安西愛子。作曲は明本京静で、「あゝ紅の血は燃ゆる」など、軍事歌謡をつくった人。
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安田：５番の歌詞がひどい。「マック憲法守れとはマ元帥の下僕なり」という一節がある。マックとはマッカーサーのこと。押しつけ憲法だという歌。だらしないのは進駐軍撤退後につくっていること。
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当時の中曽根のあだなは青年将校。右翼団体をつくり真っ白な自転車に日の丸をたてて選挙運動をする有名な写真がある。「憲法なんてただの道具さ」という歌は自民党の職員がつくった。「いつまでも同じ服なんて着られない、大人になったらもう着替えよう」という歌詞。
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安田：公共サービスの民営化を主張。指南役として瀬島龍三が機能した。陸軍の軍人でシベリアに抑留され、帰国後は伊藤忠の会長を経て中曽根内閣の顧問になる。彼の指南で第二次臨時行政調査会をつくり、電電公社、専売公社、国鉄の３大公社を民営化した。
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国鉄解体は赤字解消が表向きの理由だが、実は反共がある。労働組合は総評（日本労働組合総評議会）の中核にあった。総評とそれを支援する社会党をつぶすことを使命としていた。尽力したのがスト権スト。75年11月に電車が数日一斉に止まった。当時は三木内閣で、スト権を付与してもいいのではという流れがあったが、自民党の幹事長だった中曾根康弘は断固反対する。
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中曽根が2005年にNHKの取材に「国労は総評の中心だからいずれこれを崩壊させなければならないと考え、総理大臣になったとき真っ先に国鉄を民営化した」と答えている。
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国労はまだあるが、影響力は持たない。総評は分裂してしまった。自民党のカウンターパートとして機能していた社会党もつぶれた。国鉄にときわクラブという記者クラブがあったが、分割民営化に反対していた記者はパージされている。国鉄の土地だった汐留は売却され共同通信、日テレ、電通の建物が建っている。国鉄解体で1047名の解雇者が出た。労働組合をよくないものとして追いやり、公的サービスは民間に任せた方がいいというイメージをつくったのも中曽根。
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民営化した結果、JRは分割され、北海道、四国、九州は赤字となり廃線したところは過疎化し、地方の衰退に手を貸した。劇場型政治の先駆けでもある。盟友として知られる浅利慶太の演出により座禅やテニス、水泳のシーンを流した。
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野間：反共・親韓・親米・親中について。中曽根時代の右翼は親韓。初の公式訪問が韓国で、中国ともよい関係をつくろうとしていた。植民地時代のことは謝るべき、中国に対しても侵略戦争と言っている。そして、レイシスト、セクシスト。1986年にレイシスト発言をして大問題になった。「アメリカは黒人、メキシカン、プエルトリコ人がいて教育水準が低い。日本は単一民族だから教育が手が届きやすい」と。全米地位向上協会に抗議され、ニューヨークタイムスに全面広告が載り、反日風潮が高まる。
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安田：当時のデモではデトロイトで日本車が壊されたりした。
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野間：差別を受けている少数民族はいない、という発言もした。同化しているから問題ないというもの。悪い意味で単一民族というのは間違ってない。他民族国家というのは政治にも参加していること。そして、セクシスト。慰安所をつくってやったという発言がある。
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安田：1978年「終わりなき海軍」という手記で慰安所の設置に積極的にかかわって慰安婦の調達までしてたことを書いている。
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野間：裏付ける海軍資料がある。2013年に辻本清美さんが国会に出した。
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安田：防衛省のシンクタンクにあった資料。原住民の女を襲ったり博打にふけるものが出てきたために慰安所をつくってやったと書いている。
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野間：ウィキペディアでは慰安所が休憩所に変えられている。もう一つ「いや、まあ女の子が書いたので」は、アイヌや黒人差別をとがめられ、言った言葉。
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安田：視覚時代と言っていた。女性はネクタイの色を見るが何を言ったのか覚えてないと。戦後民主主義のバックラッシュは彼から生まれている。
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野間：だから大々的な葬儀をすることとつじつまがあう？
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6．荒野に種をまく第10回「アメリカ大統領選挙でどうなる？アジア、中東情勢」
〇近況
安田：カメラマンの沢田教一さん死去から50年。弘前で開催された妻サタさんの講演会に行った。Go Toトラベルキャンペーンを利用したが、店が営業しておらずクーポンが使えず、新幹線が止まる駅で買うしかない。クーポンを間違えて一括5000円にしてしまい、つり銭が出ないため使いづらかった。キャンペーンが終わったら皆、旅行に行かなくなるのでは？
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布施：10月24日、国連創立75周年を迎えた。核兵器禁止条約にホンジュラスが批准し、批准国が50か国に到達したため、1月22日発効となった。自分の仕事の原点が広島の被ばく者との出会いだったため、感慨深い。直ちに廃絶にはならないが節目になったと思う。
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〇アメリカ大統領選
池田：価値観の激突。トランプ大統領の価値観は「今だけ、金だけ、自分だけ」。バイデン候補はリベラルな部分もあるのでは？
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布施：市民活動や世論が政治の価値観に反映する。バイデン氏の価値観かはわからないが、世論の力学が働いていると思う。
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〇大統領選のアジア・中東への影響
布施：二大政党制なので野党は対立を明確にする。両候補者の討論会では、北朝鮮問題について、トランプは戦争を回避したと主張。対してバイデンはヒトラーと仲良くしていいのか、北朝鮮を力でコントロールすべきだと言う。力で核放棄はしない。最後の砦だから。少なくても協議の枠組みがある限り、戦争の脅威はない。北朝鮮については対話で進めてほしい。安倍政権は関与していないが、トランプが金正恩と会ってから交渉する気になった。日本こそ仲介すべきだがコミットできていない。
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安田：イランとの関係がトランプで悪くなった。アラブ諸国の中で対立があり、カタールとサウジアラビアは仲が悪く、イランとカタールは結ぼうとする。アメリカがイランと仲が悪いとサウジアラビアは都合がいい。イスラエルとの関係も回復したが、バイデンになると流れが変わる。アラブの春はオバマ時代に起きた。中途半端に関わり、中途半端に終わった。
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布施：アメリカが中東からアジアにシフトしている。そこはバイデンも変わらない。
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安田：イラク戦争に手を入れ、経済制裁し、ボロボロにして、アメリカまでぐちゃぐちゃになった。シリアのときは空爆もしたが効果がなかった。核の抑止力が重要な限り、北朝鮮は放棄しない。核を全部廃止しなければ放棄しない。
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〇核兵器禁止条約発効
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布施：生物兵器と化学兵器の廃止は発効している。核兵器不拡散条約は1970年に発効。5か国のみに核兵器の保有を認める。いずれ５か国も核廃絶する義務があるが、むしろ軍拡してきて、非核保有国が禁止条約の制定に動いた。
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核兵器禁止条約により核兵器は「非人道的な違法な兵器」となり、使用すれば戦争犯罪となる。保有国は参加していないが、使いにくくなることは間違いない。
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国連のグテーレス事務総長は核兵器禁止条約発効を運動の成果とし、全面的廃絶に向けた意味深いコミットメントだという声明を出している。国連の第１号決議は核軍縮。「条約発効は、これを強く求めてきた核爆発と核実験の生存者たちに報いるものです」という声明に共感する。被ばく者たちが、傷みを伴う証言をしたからこそだと思う。
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保有国が廃絶しなければ意味がないというのが、日本政府が参加しない理由。橋渡し役は日本がやるが、時期尚早だと言っている。核の先制不使用政策をオバマ時代に検討したとき、安倍が反対した。
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核保有国と敵対している国は、核を持たざるを得ない状況。非核地帯条約は、中南米やアセアン諸国が結んでいる。保有国にも参加させて、少なくてもその地域では使用させないとするもの。朝鮮半島でも実現させる手はある。
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池田：被害者を代弁するのが日本のはず。日本は核兵器を持ちたいのか。
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布施：プルトニウムを持ち、いつでも核兵器をつくれることが抑止力になっている。2011月3日に国連総会で日本が提出している核兵器廃絶決議は27年連続で採択されている。18年までは「核使用による壊滅的な人道上の結末」に「深い懸念」を表明したが、19年からは「認識する」と表現を弱めた。核兵器禁止条約には触れていない。核兵器は戦略的均衡で使えない兵器。使ったらお互い壊滅する。一方で、使える核兵器の開発を始めている。被害を限定的にする。
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安田：日本が核を持てば周りの国も持つ。抑止力になるかもしれないが、その後どうなるか。
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布施：北朝鮮は核が抑止力にはなっているが、経済制裁され、ボロボロになっている。いい選択肢ではない。被ばく者の声に背を向ける日本政府に対し怒りを覚える。国民が変わらなくては。「日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准してください！」という署名運動がChange org.で始まった。坂本龍一さんも賛同している。
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安田：橋渡しは日本にはできない。被ばく者は高齢になり、核兵器の被害を語り継いでいけるか。枠をはめておくべきだと思う。
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〇改めて戦場取材の意義は？
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安田：ベトナム戦争時は報道が自由だった。数百人の記者が世界中から来てプレスカードが発行されれば行けた。報道陣は一般の兵士より優遇されていた。報道により、アメリカでも反戦運動が広まって戦争が終わった。その後のイラクや湾岸戦争では報道を意識した。
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報道は戦争をしにくくする。報道の影響力を権力者も認識していた。沢田教一が現役なら、当時のような写真は撮れないと思う。沢田の有名な写真は「安全への逃避」。川を渡って逃げる家族を撮った。米軍の戦車が解放軍の兵士をひもで引きずっていた写真「泥まみれの死」は、アメリカでもアメリカ軍でも問題になった。
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「安全への逃避」は、洪水の写真だと言う人たちもいた。しかし、その他にも多くの写真があったから、これが事実だとわかる。報道写真は事実を突きつける。地雷原を進むとき、後からついていていく人は先に通った人の足跡を辿る。沢田は先に行って、地雷原を進む兵士を撮る。今の戦争では取材が厳しい。イラクにはメディアがいなかった。難民の取材はあったが、前線があったから難民が存在している。
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NHKの沢田教一特集は、前線に行かなくてもいいという話に思われかねない。当時はバッシングはなかったが、現場も社会も変わってきて、迷惑という言い方をするようになった。
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池田：戦場ジャーナリストや報道写真家に対するリスペクトが少ないと感じる。
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安田：ベトナム戦争時は、日本でも戦争を経験した人がたくさんいた。現地で見聞しないと真実はわからないと、多くの人が認識していたと思う。自分のことで言えば、身代金を政府が払ったという願望があり、それを記事にしてしまう。メディアや社会は理性が働く状態になっていない。事実を報道したい人はいるが、日本では社会が必要だと感じていない。
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池田：実態を知らせるジャーナリズムの意義を考えずして迷惑などと言う。
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布施：ジャーナリストが明らかにする事実が、政府にプラスになるかどうかの判断になっている。福島報道が同じ。東京新聞の片山夏子さんのルポは、風評流すなとか迷惑だと言われた。漁民の声はファクターになるし報道すべきなのに。
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〇聴くこと・ハグすること コロナ不況下の居場所作り
池田：女性や若い人が路上に出てきている。その人たちに、あなたが大事だよと伝えるために聴き、ハグしたいと思う。
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7．編集後記
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反差別相模原市民ネットワーク（相模原ネット）は、川崎市に次ぐ罰則規定を設けた反差別条例の制定を目指して、小田急線相模大野駅頭で署名・アピール行動を行います。11月の14日13時よりと15日の12時より各1時間ほど。お手伝いいただければ、とのことです。お近くの方は是非ご参加を。（お）
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のりこえねっと通信245号 2020年11月12日発行
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