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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信 0246号 2020年11月25日発行
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★配信専用アドレス[mailmag@norikoenet.jp]よりお送りしております。
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
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街のイチョウもきれいに色づきはじめて、gotoキャンペーンでの旅行を考えていた方もおられたのではないでしょうか。コロナ流行の第3波に襲われつつある日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。
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こんな中でも、都内や川崎や福岡でもヘイトデモ・街宣が行われています。それに抗して参加されたカウンターの方々、コロナはもちろん風邪などひかないよう、どうぞ気をつけていただきたいと思います。
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さて、 本日20時から第99回 NO HATE TV 「ヘイトデモの背後に見え隠れするKCIAの亡霊」 をお送りします。どうぞご覧ください。
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- 11月25日のりこえねっとTV NO HATE TV 第99回のお知らせ
- 反レイシズム情報
- ヘイト街宣・デモ警報
- 新聞・雑誌記事・Webより
- 11月12日放送 NO HATE TV 第98回ダイジェスト
- 編集後記
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1.11月25日放送送のりこえねっとTV NO HATE TV 第99回 「ヘイトデモの背後に見え隠れするKCIAの亡霊」
朝鮮学校関連のヘイトデモに、韓国本国のある勢力からの影響が垣間見られるようになったのは、文在寅政権以降のこと。
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トランプ政権推進勢力との関係など、その背景に何があるのか探ります。
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2.反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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1)済州島4・3抗争72周年追悼研究集会(会場& オンライン〔Zoom〕)
案内→https://www.rikkyo.ac.jp/events/2020/11/mknpps000001ctbc.html
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案内→https://tinyurl.com/y3l65erc
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①②とも、要予約(予約先:https://forms.gle/wpR4PdwNdqhT54nt6)
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アクセス→http://furuto.art.coocan.jp/akusesnewpage5.html
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- 第一部 14:00~14:10
- 72周年の追悼
- 済州島四・三の犠牲者を追悼するセレモニー
- 第二部 14:15~16:00
- 基本発表 文京洙(ムン・ギョンス)さん
- 「4・3と在日済州人再論-分断と排除の論理を超えて」
- 発表1 李昤京(リ・リョンギョン)さん
- 発表2 呉世宗(オ・セジョン)さん
- 「済州と沖縄の歴史から辺野古および江汀(カンジョン)へ」
- 発言者間の提起
- 第三部 16;10~17:00
https://www.facebook.com/jeju43/
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連絡先:済州島四・三事件を考える会・東京 jeju43tokyo@gmail.com
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/立教大学異文化コミュニケーション学部准教授 石坂浩一
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E-mail:comkoyangi@rikkyo.ac.jp TEL:03-3985-4037
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参照:http://www.kinyobi.co.jp/event/20201120_003136.php
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2)連続市民講座「外国籍県民の人権を考える」
第6回:「在日外国籍県民の人権はどうなっているのか~過去・現在・未来~」
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案内→http://www17.plala.or.jp/kyodo/
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チラシ→http://www17.plala.or.jp/kyodo/20210327.jpg
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いま日本で暮らす300万人を越えようとしている外国籍の人。
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彼らの労働現場、生活や教育の現場はどうなっているのか?
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とりわけ「技能研修」「特別技能研修」という枠で働く人の現場は「難民申請」をしても認められず、帰国も出来ない人の強制収容と刑事罰化の問題など、「国際化」の時代にそぐわない事態が各地で噴出している。
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また、「特別永住者」である在日コリアンに対する教育の現場や「在特会」などの差別の煽動もやまない。
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それらの諸問題について当事者も招いて実情から学ぶシリーズです。
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日時:12月5日(土)開場13:30/開会14:00~16:00
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地図→http://www.jichiro.gr.jp/accessmap/shiga
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連絡先:自治労会館内 TEL 090-8821-5367(木戸)
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3)ドキュメンタリーを視て語るつどい
「調査ドキュメント~外国人技能実習制度を追う」ETV特集、2020.10.17、59分
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~国際貢献の理念のもと労働力として扱われる実態の背景に迫る
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「わたし(辛淑玉)と弟~在日女性が生きるいま」MBS 映像'20、2020.3.2、50分
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平和や人権を考えるにあたり、さまざまな問題について映像(ビデオ・DVD)を通じて「現代」を視ます。
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案内→http://www17.plala.or.jp/kyodo/
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チラシ→http://www17.plala.or.jp/kyodo/1207.pdf
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Osaka Metro堺筋線「扇町駅」・JR環状線「天満駅」下車すぐ
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アクセス→https://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000016598.html
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3.ヘイト街宣・デモ警報
★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。★★
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1)支那中共をゆるすな!デモIn浅草
2)日本第一党福岡支部街宣
3)「日本が好きで何が悪い! 日本を必ず取り戻す!」
4)がんばるバイ熊本 デモ・街宣
日時:12月6日 13:00~ デモ行進13:30〜14:00
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集合場所:〒860-0807 熊本県熊本市中央区下通2丁目6
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★前回お知らせした12月3日「群馬の森追悼碑裁判」は延期になりました。よって、そよ風の街宣もないと思われます。
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もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
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- 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や弾幕の写真
- 弁士の顔写真
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4.新聞・雑誌記事・Webより
1)バイセクシャルやトランスジェンダーへのヘイトスピーチを禁止する法案がノルウェーで可決
ノルウェーの立法機関が現地時間11月10日、ヘイトスピーチを禁止する刑法が適用される範囲を拡大。
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2)ヘイトスピーチは止まったか:川崎市が全国初の罰則付き条例
ここ数年、在日コリアンに向けられたヘイトスピーチ(敵意や憎悪を含んだ差別的な言動)が激しさを増していた神奈川県川崎市。
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3)「相模原市に川崎モデルを」 反ヘイト条例求めて署名活動
川崎市に続く罰則付きのヘイトスピーチ規制条例の制定を相模原市に求める署名活動が14日、小田急相模大野駅前(同市南区)で行われた。
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4)拉致口実の差別に市民ら抗議 朝鮮大学校前でヘイト街宣
北朝鮮の拉致問題を口実に無関係な在日コリアンの学生を攻撃するヘイト街宣が15日、東京都小平市の朝鮮大学校前で行われ、多くの市民が抗議に駆け付けた。
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5)アメリカのヘイトクライム、過去10年で最多=FBI報告書
アメリカの憎悪犯罪(ヘイトクライム)が昨年、過去10年間で最も多かったことが、米連邦捜査局(FBI)の16日発表の報告書で分かった。
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6)掲示板やブログ 投稿45件、ヘイト認定 有識者審2回目答申 川崎市は削除要請へ
ヘイトスピーチに全国初の刑事罰を科す川崎市条例に基づく有識者審査会は十六日、市から諮問を受けたネット掲示板やブログへの投稿延べ四十五件を「不当な差別的言動」と認め、削除要請と趣旨の公表を「適当」とする答申を、福田紀彦市長に提出した。
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7)デマ野放し、ヘイト悪化 川崎市「不適切」も非難せず
川崎市で外国人を排斥する街宣を続けるヘイト団体「日の丸街宣倶楽部」による差別扇動が、悪質化の一途をたどっている。
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8)都知事は中立でなく一方に積極的に加担 朝鮮人犠牲者追悼式典実行委員長
関東大震災後の朝鮮人虐殺に心を痛め「過ちは二度と起こさない」と誓う人たちがいる。それに対し、同じ場所で「(虐殺の)犯人は不逞(ふてい)朝鮮人」と全く逆の主張を繰り返した人たちがいる。
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9)石原慎太郎氏「三国人」発言 作家・加藤直樹さん「私は我慢できなかった」
だが近年のヘイトスピーチ(憎悪表現)は、明確な史実を真っ向から否定して繰り広げられる。
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10)早急な法整備必要 ネットのヘイト考える集会
インターネット空間でのヘイトスピーチ問題を考える集会が19日、都内で開かれ、人種、部落差別などに取り組む識者やジャーナリストらが、ネット上でのマイノリティーに対するヘイトスピーチの被害実態や、救済策への早急な法整備の必要性を訴えた。
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11)公園ベンチに差別落書き 川崎・多摩区、同一犯か
川崎市は19日、多摩区内の2か所の公園のベンチなどで在日コリアンなどに対する差別的な内容の落書きが見つかったと発表した。
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5.10月28日放送 NO HATE TV 第98回「日本人と “トランプさん”」
〇川崎の裁判2件
安田:神原元弁護士の裁判と神奈川新聞の石橋学記者。
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野間:一つは、「五十六パパ」こと津島尚道。神原弁護士が共謀して2016年のデモを中止させたというもの。もう一つは「くまいちご」こと佐久間吾一。石橋記者が新聞にヘイトスピーチと書き、名誉棄損だと訴えた。裁判傍聴は両方とも抽選で、神原さんの方が当たった。裁判長から「原告は何が言いたいかわからないので修正を」と言われて終わり。悪口が書いてあり具体的にしたことは何も書いてない。実際、神原さんは子どもを抱いて現場に行っただけ。
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安田:京都朝鮮人学校襲撃の際の弁護団の一人だった江頭節子さんが、五十六パパの弁護人。
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野間:結構熱心にやってるらしい。リベラルだった人だが、江頭さんは表現の自由の侵害と考えている。神原さんの弁護団は被告席に座れないくらいびっちりいて威圧している。石橋さんの方は意見陳述が配られ、非常にいい内容だった。川崎のヘイトデモから解きほぐしている。
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「あれは佐久間一人の唐突な発言ではなく、川崎で繰り返されてきたヘイト活動の中で行われた。 その中心となっている人物は瀬戸弘幸。彼の名前も法廷できちんと示したいと思って、晒しました。ヘイトを許している現状メディアの責任も大きい。メディアが先頭に立ってヘイトを批判していくことが大切。川崎ではヘイトスピーチに罰金を科す日本初の条例ができた。メディアがその範を示してヘイトに対峙していくべきだ。川崎市の担当者はやらない理由を、いまさら表現の自由を持ちだす。裁判を起こされて負けたらどうするとまで言う。要は委縮している。腰が引けている。 この裁判に勝つことによって川崎市の腰の引けた姿勢も正していく。川崎市がヘイトに対して厳しい姿勢を示せば、市民がついてくれる、メディアも報じる、世論が後押ししてくれると示す」と話した。
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安田:メディアがしてはならないこと、やるべきことの両方が問われている。
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野間:記者は、神奈川新聞・石橋学、毎日新聞・後藤由耶、朝日新聞・北野隆一、沖縄タイムス・阿部岳、東京新聞・佐藤圭、共同通信・角南圭祐。このくらいしかいない。
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〇あやしいリコール
野間:2ちゃんねるで流行った書き方。そんな感じの怪しさ。「愛知知事の解職署名43万 要数の半分、高須委員長ら提出」。がんばった。
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安田:80数万集まったとしてもリコールは成立しない。そのあとの住民投票で決まる。ネットでは、署名数が集まればリコール成立のような物言いが流布されていた。
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安田:43万はすごいなという印象は与える。43万って誰?保守的な人たちからも数の疑義が出ている。
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野間:リコールは終了宣言して撤退することになった。一般的に、最低、無効署名は10%出る。今回は38万くらいのはず。リコールを頑張った倉橋英樹市議が豊橋市選挙管理委員長宛に「リコール署名簿の取り扱いに関する要望書」を提出した。不正は許さないと。
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うわさだが、同じ筆跡が大量に続いたり、同じ名前が何枚も出てきた。通し番号書き込みで100件同じ名前があった。役所に持ち込んだ際に、その場でナンバリングした。女性に気に入られようと卒業名簿を丸写しした老齢男性がいた。現場で見たり潜入した人の証言。無効署名が8割くらいあるのでは、といううわさもある。
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名古屋市長の河村さんは10年前、名古屋市議会解散リコールして30余万筆集め、リコールを成立した。今回もそのつもりでやったらダメだった。
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安田:署名簿は返却されるのか。選管で精査が行われるのか。
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野間:「大村知事は署名に疑問、河村市長は運動意義を強調」という記事がある。10年前のリコール運動のときは市民運動として評価されている。今回、署名運動したら在特会などオールスターが集まった。愛知県の人は良識を示したといえる。署名が終わって10日くらいの猶予があるのに、ナンバリングしてなかったので、提出を24時まで待ってくれた。なのに門田隆将のようなツイートがたくさん。「大村知事リコールを止めようと必死の愛知の公務員たち」。こういう人がそのままトランプ応援した。この署名運動は精査されると困るはず。足りないと調べずにそのまま返却される。
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安田:大規模サイバーテロ、盗聴器、車のボルトが緩められたという話。すさまじい攻撃の後追いはどうなったのか。フェードアウトで終わらせてはいけない。
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〇日本人と「トランプさん」
野間:「トランプさん」で検索すると、日本人が褒めたおしている。高須さんの10月31日のツイート。「すべては私の予言通り。トランプさん勝利、都構想勝利、愛知県知事リコール勝利。もうすぐ俺は死んじゃうのかな」。すべて外れた。
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安田:アメリカ大統領選であぶりだされたのは日本社会。
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野間:ネットだけでなく、テレビも新聞も同じ。大統領選が近づくと特集を始めた。それが最初の違和感。開票が始まってからの熱狂が異常。新しい良くない時代がきた。NO HATE TVの4回目の放送(2016年)でトランプ特集をした。NO HATE TVはトランプとともに歩んでいる。
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野間:あんなに堂々と人種差別発言をするのは南北戦争以来では?リンカーンが奴隷制を廃止したことによって南部が反発した。それも公民権運動でなくなるというのがアメリカの正史として意識されている。ブッシュやレーガンはタカ派だけど人種主義的なことは言わなかった。
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アフガニスタンやイラクに侵攻するにあたっての大義名分は、デモクラシーとリバティ。ネオリベ的な視点だとグローバリズムだから、人種差別的でない方がいい。
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安田:アメリカの歴史は人種主義との闘いだった。18世紀初めネイティブアメリカンの土地を奪い、弾圧と差別があり、そのうえに正史が始まる。ジム・クロウ法は差別を正当化した。ワンドロップルールという、一滴でも黒人の血が流れていたら差別される、とんでもない法律。
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公民権運動がアメリカを変えていった歴史がある。ローザ・パークスはバスで席を白人に譲らなかったとして逮捕され、マーティン・ルーサー・キング牧師らが抗議運動をする。人種主義の壁を一つひとつ叩き潰してきた。
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野間:公民権運動は今でいうBlack Lives Matter。アメリカを前進させてきたものの一つ。
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安田:共和党対民主党という見方はしない方がいいと思う。共和党の中からも、人種主義を回避しながらやってきた歴史がある。一方、南部民主党は奴隷制の維持をしようとしていた。
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野間:トランプが当選した時点で危機感があるという話をしてた。「アメリカではサイレントマジョリティは黙ってないぞ。」という概念はヘイトスピーチのキーワード。桜井誠の決め台詞もこれ。アメリカファーストにならって日本第一党にした。そして、欧米の極右は日本をお手本にしてきた。
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安田:フィンランドで連続テロ事件を起こしたブレイビクは、日本を見習ったと言った。
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野間:排外主義のお手本の国。すべては日本が先んじてる。人種主義に対するしばりが日本はゆるかった。
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安田:トランプと安倍が壊したものが似ている。トランプは国際秩序、寛容性や不平等に関する想いを壊した。安倍はモリカケ問題、検察庁人事問題などで、国家権力は何をしてもいいんだと示し、社会的正義を壊した。
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野間:トランプが当選した直後にヘイトクライムが起きた。そこらじゅうに差別的な落書きがされたり、ユダヤ人が攻撃されたり、暴力沙汰も起きた。当時、スティーブン・バノンがホワイトハウスの首席戦略官になった。虎ノ門ニュース、保守速報、百田がなる感じ。来日した際は、自民の議員が多く会っている。前原誠司も会ったし、立憲でもバノンを褒めている人がいた。陰謀論に対する耐性やいけない奴を判断する能力が政治家にもない。マスメディアにもない。
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安田:何が起き、壊されるか報道されていない。アメリカ人の危機感もひろってない。
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野間:今回の選挙ではQアノンとか陰謀論者が役割を果たした。不正な選挙でトランプを落とそうとしている、と言っている。アメリカではFOXニュースでさえ否定しているが、日本のテレビはNHKですらそのまま報じている。出演者がネトウヨばかりのワイドショーも、陰謀論者の話をそのまま言っている。陰謀論を信じる日本人が多いことにアメリカも不思議らしい。
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「#日本の準備は整いました」で検索するとトランプに感謝するコメントが出てくる。JFK(ジョンFケネディ)ジュニアは99年に死去しているが、実は生きていて、トランプが再選されたら副大統領になる、という話をQアノンが考えた。統一教会もおそらく絡んでいる。 我那覇真子さんが大統領選の取材で、10月にアメリカからリポートしている。これは名目で、統一教会のイベントに参加していると依田啓示さんが言っている。
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銃規制反対論者のイベントの記事に、サンクチュアリ協会牧師の名前が出てくる。この教会は、アメリカのペンシルバニアを本拠地とする統一教会の分派。ペンシルバニアでは日本人の集団がトランプを応援している写真がある。これがサンクチュアリ教会関係者と言われている。トランプを世界を救う救世主だとしている。
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野間:Qアノンはアメリカではネトウヨ扱い。日本はリベラルみたいな人が信じている。
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安田:元全共闘の兵頭正俊さんがQアノンを無批判に受け入れている。リベラルと目されている人や全共闘の人たちなど、左右問わず浸透している。排他の思想が流れていることに気づいていない。丸乗りの気持ち悪さ。両論併記のあやうさを自覚しなくてはいけない時期だと思う。両論併記は、権力者の声がそのまま取り上げられることに対し、マイノリティなどへの反論権・抵抗権を行使するものとして存在したもの。全否定しているわけではない。しかし、過去の過ちに対する共通認識に疑義を唱えることが、アピールにつながってしまう。それがメディアに理解されていない。
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野間:歴史修正主義がよくないと言われ始めたのがここ数年。映画『否定と肯定』、『主戦場』等で認識されるようになった。権威が正しいとしても間違っていることがある、ということを逆手に取り、あたかもホロコーストを否定することが学問的自由の行使のように歴史否認論者は言っている。
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安田:歴史否認論者の作戦。メディアはデマを取り上げることで、世の中に2つの正しい見方がある考えを定着させてしまう。この危険性を理解しなくてはならないし、両論併記に乗っかるのは反論権の悪用、乱用。両論併記にすることでデマや悪意ある解釈に価値を持たせるのはニュースバリューの悪用でもある。奇想天外なデマや悪意の解釈はニュースになる。
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日韓関係の悪化が伝えられていた頃、日本のテレビ局が空港に取材に行ったが、韓国から帰国した人にインタビューしても、楽しんできた人ばかり。そのときの責任者が言ったのは「これではオンエアできないじゃないか」。彼が求めたバリューと異なる。今回の選挙でもバリューを求めることで本質からかけ離れた報道しかできなくなった。
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野間:ワイドショーでまともなのはパックンだけと言われている。木村太郎は中曽根マインド。今回の選挙に関し「英語もよくわからないヒスパニック系黒人系…」と指摘しているが、投票用紙はスペイン語や中国語も書いてある。これがかつてNHKのメインのニュースキャスターだった人。マスメディア出身の人に知性がないし、情報を取る能力もない。
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安田:言葉ができないことを、差別に引用転用するのが間違い。茂木外相が会見で「日本語わかりますか」と外国人記者に質問したこともあった。2018年法務省の調査で、日本語ができないことで嫌がらせを受けたことがあるかという質問で4人に1人がイエスと答えている。言葉ができないことを差別の理由にするのは、日本社会に刻印された差別の一つ。
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野間:日本のコメンテーターはトランプが好きらしいと記事にされ、恥ずかしい。朝日新聞GLOBEで「FOXとCNNで見解が違うことに驚く朝日記者」という記事があった。FOXではバイデンのスピーチが攻撃的だったと言い、CNNではバイデンを褒め称えている。
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安田: FOXは90年代半ばに開局し、保守派と言われる。最初のスローガンは「フェア&バランス」。あとは「私たちは報道する。判断はあなただ」。
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野間:トランプのスタッフの記者会見はFOXですら途中で切った。日本のメディアはFOX以下で、一番まともなのが朝日、底辺が虎ノ門ニュース。どれだけ奈落なんだ。
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安田:FOXはどこかの州で当確を出した。それによりアメリカのコアな支持者がFOX前でデモしている。
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野間:菅さんがバイデン氏に祝辞を出したら、我那覇さんをはじめとした人たちが菅たたきをしている。
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安田:自民党のコアな層は我那覇さんのような意見の人も多かったのでは。祝辞を述べたり当確を出したことで抗議をする。2018年、CNNのホワイトハウスの記者が入場禁止をトランプに言い渡されたことがあった。このとき、FOXも報道の自由を侵すと立ち上がった。
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野間:すべてがFOX以下。日本国民の何かを反映している。大統領選から日本が見えてくる。Qアノンが生まれたのは3年前。2ちゃんねるのカルチャーを受け継いだ4chanに投稿。日本は世界に悪い影響を与えていることを自覚した方がよい。失った国家の信用を取り戻すのに下手したら100年かかる。
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安田:シャーロッツビルで白人至上主義者とカウンターとが衝突したとき、トランプは「anyside-どっちもどっち」と言った。これを批判的に報じた日本のメディアはほとんどなかった。沖縄の高江で大阪からきた機動隊が「土人」発言をした。大阪府知事の松井一郎が「機動隊員ご苦労さん」と言ったと同時に「お互い様」と言った。これを報じたメディアは圧倒的に少なかった。松井発言の直後に門真市の公衆トイレで「大阪府公認 ニューワード 土人」という落書きがされた。社会を壊すのはどっちもどっち論。
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野間:バブル世代が今一番偉いところにいる。今の若い人が偉くなるころには戻ってるはず。両論併記で中立という考えは、めっちゃ極右のときに真ん中をとったら右じゃん、ということもある。ファクトに対してどうするかという報道の本質を外していると思う。アメリカの報道はFOXですらファクトの重要性は理解している。この違いはでかい。
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6.編集後記
11月22日日曜日の午後、川崎駅前でのヘイト街宣で差別活動家(最適なネーミング!)の男が車から降りるなり市民に暴力をふるったとのこと。街宣している差別活動家よりもカウンターよりも大勢の警官が周囲にいるのに、彼らはいったい誰を、何を守っているのだろうといつも思う。今の政府もだが、どっちを向いているのだろう。(お)
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のりこえねっと通信246号 2020年11月25日発行
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