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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信0241号2020年9月11日発行
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
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病気を理由に首相を辞めるアベさんは、でも、国会議員は辞めないとのことです。
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コロナ対策もせず、国会も開かず、首相を辞するほどのご病気でも、国会議員は続けることができる、というのですから、あきれるしかありません。
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都合により延びましたが、本日11日20時から NO HATE TV 第94回「ネトウヨ政権で失われた8年」をお送りします。
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- 9月11日のりこえねっとTV NO HATE TVのお知らせ
- 反レイシズム情報
- ヘイト街宣・デモ警報
- 新聞・雑誌記事・Webより
- 8月26日放送 NO HATE TV 第93回ダイジェスト
- 9月2日放送 荒野に種をまく第8回ダイジェスト
- 編集後記
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1.のりこえねっとTV NO HATE TV 第94回「ネトウヨ政権で失われた8年」
安倍政権がやっと終わったものの、特に喜べる要素がなにもない2020年。ヘイト政権がこの8年間に行なったことは何だったのか、そこで失われたものは何か、一気に振り返ります。
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ほかにつるの剛士、大坂なおみ、朝鮮学校無償化裁判など。
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2.反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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1)≪要申込み≫企画展「ハンセン病と朝鮮人-差別を生きぬいて-」記念講演会「在日朝鮮人ハンセン病回復者の闘い―戦後を中心に―」金貴粉さん(オンライン。★会場参加は定員に達しました。)
講師:金貴粉(キン・キブン)(国立ハンセン病資料館学芸員)
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- 北海道函館市生まれ。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員、津田塾大学非常勤講師。在日朝鮮人ハンセン病回復者の歴史、朝鮮書芸史を主な研究テーマとして活動している。近著に『在日朝鮮人とハンセン病』がある。
会場参加は定員に達しました。お申込いただいた方には、こちらからメールにて振込先のお知らせなど当日までに3回のメールをお送りする予定です。
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2)≪予約優先≫ドキュメンタリー映画「『棘』ーひとの痛みは己の痛み。武建一」 池袋上映会&トーク 関西生コン労組への弾圧を許さない
日時:9月19日(土)18:00開場18:30~上映
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会場:としま区民センター 6F会議室 池袋駅東口徒歩7分(豊島区東池袋1-20-10)
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- 18:30 上映開始
- 19:35 杉浦弘子監督挨拶/木下武男さん(元昭和女子大学教授)×吉本伸幸さん(鈴コン分会書記長)『関西生コン支部への弾圧と労働運動の再生』
- 20:30 交流会
東京都豊島区西池袋5-13-10ハイマート西池袋603号(東京北部ユニオン)
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3)ふぇみ・ゼミ企画オンラインセミナー【敗戦・解放から75年】問われ続ける戦争責任・植民地支配責任とはなにか?
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3.ヘイト街宣・デモ警報
★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
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1)「大村愛知県知事リコール運動」街宣
主催:頑張れ日本!全国行動委員会 愛知県本部 現場責任者:吉川
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2)日本国民党道添隆寛 所沢街宣
場所:所沢駅西口 主催:東国保守の会 共催:日本国民党
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3)佐藤悟志 市ヶ谷駅前街宣
- 駅頭街宣 13:00〜13:40、市ヶ谷駅前交番付近
- 抗議街宣 14:00〜15:00、朝鮮総連中央本部前
主催:朝鮮総連本部をさら地にする会(代表代行・佐藤悟志)
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4)渡辺賢一 川崎駅前街宣
もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
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- 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や弾幕の写真
- 弁士の顔写真
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4.新聞・雑誌記事・Webより
1)日本の人種差別問題、「Black Lives Matter」で浮き彫りに
多くの日本人にとって、黒人に対する人種差別はアメリカやヨーロッパで起きているもの、日本国内では起きていないものと考えられてきた。
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2)川崎市「ヘイトスピーチ禁止」施行 条例、試行錯誤の船出 罰則に抑止効果、運用面で課題も
全国で初めて、ヘイトスピーチ(差別扇動表現)への刑事罰規定を盛り込んだ条例が成立した川崎市。
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3)茂木外相、外国出身の記者に「日本語分かっていただけますか?」会見のやりとりに「差別的」などとの批判広がる
こうした茂木大臣の振る舞いについて、SNS上では「あってはならない行為」「差別的な問題発言」などという批判が広がっている。
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4)ヘイト規制条例、県に要請 「差別の被害放置しないで」
ヘイトスピーチに反対する市民団体などは31日、差別を禁止し、差別的言動を規制する人権条例の制定を神奈川県に要請した。
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5)NHK「ひろしまタイムライン」の問題点
NHK広島放送局によるツイッターを使った企画「ひろしまタイムライン」が、ヘイトスピーチを誘発するツイートを流したと非難されている。
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6)ヘイト連呼の桜井氏、国政狙う 17万票獲得に自民衝撃
在日コリアンなどへのヘイトスピーチを繰り返してきた桜井誠氏(48)が、衆院選での国政進出をうかがっている。
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7)朝鮮人虐殺を「なかったことにされるのは許せない」。追悼式典の祈り
同団体は2017年から毎年同様の集会を開いており、東京都は2020年8月、逮捕者も出た昨年の集会の発言内容を「ヘイトスピーチ」と認定した。
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8)ヘイト条例運用検証を 市民団体が川崎市議会に意見書
あらゆる差別を禁止し、ヘイトスピーチに刑事罰を科す「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」を巡り、市民団体「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は4日、条例の実効性ある運用を求める意見書を市議会各会派に提出した。
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9)二条城近くのトイレに差別的な落書き 京都府警が捜査
世界遺産・二条城(京都市中京区)の外堀沿いにある公衆トイレの塀に、特定の企業名を挙げて「全員北朝鮮に帰国しろ!! それがいやなら日本の法律を守れ」などと落書きされていたのが5日、わかった。
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5.8月26日放送 NO HATE TV 第93回「歴史とは何か」
野間:小池都知事が関東大震災の朝鮮人犠牲者慰霊に対して追悼文出さないとか、NHKひろしまタイムラインの朝鮮人に関するツイートとか、歴史に対して考えが甘いのでは?
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『チコちゃんに叱られる!』という番組で、この間、話題になったのは肉じゃが。舞鶴にルーツがあって東郷平八郎がビーフシチューの代わりのものをつくらせたのが肉じゃがになったんだと。これは作り話というの明らかで、町おこしのためにそういう伝説をつくったと認めている。なんで放送したんだということになった。
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ウィキペディアには嘘と書いてあるが、「諸説あります」で〆ている記事もある。それ歴史修正主義じゃん。気楽な感じを気楽にしちゃいけないところまで適用しちゃってません?と感じ、今日のタイトルになった。
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似たようなのに、信玄の隠し湯。あっちこっちにある。あと田布施システムみたいな話。天皇が朝鮮人に入れ替わったみたいな。あってもよい捏造とそうではない歴史修正の区別ができないカルチャーになっている気がする。
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安田:田布施システムは差別感や偏見が絡まる。明治天皇が偽物というのは一つの解釈としていいんじゃないかと思うけど、ロスチャイルドをはじめとするユダヤ資本みたいなのを持ち出して明治天皇も組み込まれた。天皇が朝鮮人にすりかわったとか朝鮮出身者により組織された村だという与太話をつけることで偏見を呼び込び、それが俗説を生みだす。
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野間:ロマンがあっていいと片付ける。いろんな解釈があっていいというのと同じ。
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安田:『歴史とは何か』はE・H・カーの著作。訳者が清水幾太郎。戦前のマルクスボーイが戦後に共産主義者を名乗り、60年安保闘争の指導者になる。ところがそのあとに右旋回する。進歩的文化人が右傾化する先陣を切ったのがこの人。そういう人が訳しているので議論はあった。
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E・H・カーには引用頻度が高い言葉がある。一つが「歴史とは現在と過去の絶え間ない対話である。」。ロシア革命の専門家で親ロ派と言われたことも。ロシア革命が美しいものばかりではなかったということをE・H・カーから学んだ。現在のわれわれは過去を主体的にとらえることなしに未来の展望をたてることはできない。現在は、独立したものじゃないということ。
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野間:「歴史家の解釈から独立に客観的に存在する歴史的事実という堅い芯を信じるのは、前後顛倒の誤謬であります。」。歴史は独立的に客観的に存在しているのではない。歴史家がピックアップしたものが歴史。今のネトウヨは左翼的な物言いをする。平等にしろと、在日特権を持ち出す。歴史に関しても同じことをしている。バランスが必要ということだが、それを悪用している。
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安田:食いつきやすいものだけに食いつくのが歴史修正主義者の作法。関東大震災でも日本の植民地支配でも、美しい物語をつくるために美しいと思われる素材を拾い出し、ときには創り出して歴史と称している。
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野間:新しい教科書をつくる会のスローガンは歴史の真実。
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安田:当時のネトウヨは歴史専門家を自称していなかった?
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野間:桜井誠氏は韓国の歴史専門家として出てきた。歴史がゆがめられているから正すというところから始まっている。昔、小林よしのりさんのファンクラブがつくった「日本ちゃちゃちゃクラブ」という掲示板があった。ネトウヨの元祖みたいなもので、1998年によしりんの戦争論などに影響を受け始まった。
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主旨は、従軍慰安婦の教科書の記述は事実と異なっているので訂正または削除を求める、など。1998年に書かれた「歴史」観では「歴史とはさまざまな見方があり…その答えはたった一つに絞られるわけではなく十人十色である。しかし、議論されるより見識が深いものに吸収、合流され、一般的な記憶としてとどめられる。現在、大日本帝国を解釈するのに左右二つの流れに大別することができ、教科書論争はどちらが一般常識としての地位を得るかという、恰好の論争の舞台となっている」。が、この20年くらいで理屈が幼稚になってしまった。
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安田:さまざまな見方があるという文言を使ってネトウヨは議論してきた。この物言いはネトウヨ創成期のものだけど、今もつながっているのが二つある。一つは小池百合子さん。追悼文を送らないことに対し、虐殺の事実をどう思うのかと問われて「歴史にはさまざまな見方がある」と答えた。
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もう一人はトランプ大統領。シャーロッツビルでレイシストとカウンター衝突して死傷者が出た。この時、事件をどう思うのかという問いに「anyside―非は双方にある」と答えた。歴史修正主義者に共通する物言いと感じた。
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野間:歴史にはさまざまな見方があるということ自体は間違っていないが、当時の行為を現代の尺度で測ってはいけないとカーさんは語っている。それもネトウヨが悪用している。
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安田:E・H・カーを取り上げて『大英帝国の外交官』という本を書いた人がいる。慶応大学教授の細谷雄一さん。沖縄タイムス、琉球新報でも取り上げられ、アメリカの戦略国際問題研究所CSISがインタビューし、中国が沖縄の新聞に資金提供しているという報告を出した。そして元公安刑事が引用する形で中国の金が沖縄に流れていると書いている。根拠が全く示されていない記事だった。
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野間:沖縄の反基地運動に中国の資金が提供されていると書いてあり、今は当該部分は削除されている。
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安田:この記事の悪質なのは、自分は知らないが噂になっているから正しいと。細谷さんが情報を仕入れた先は、公安調査庁の報告書『内外情勢の回顧と展望』。15年・17年版があり、いまだにネトウヨがこれを使う。沖縄では中国に有利な世論を形成し、日本国内の分断をはかる戦略的なねらいが潜んでいる、と書かれている。琉球独立論を中国は歓迎しているというところから想像を膨らませる。このネタ元は何かというと中国共産党の『環急時報』という機関誌。琉球独立論の動きを紹介し、支持すると。
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普段、マスゴミといっている人間がこれを信じること自体が間違っている。琉球独立論はあるが、実際に独立論を支持しているのは、沖縄タイムスの意識調査では4%に満たない。それが中国から資金提供を受け独立に傾いていると主張し、公安調査庁を通して感化され、戦略国際問題研究所のレポートに載るという回路は、ネトウヨの想像力が権威として定着してしまった一つの例。「日本における中国の影響力」と題された報告書は、ボギー手登根さんレベルの話。
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野間:そのシンクタンクは記述撤回した。撤回しただけまし。E・H・カーの著書と同じタイトルにしたけれど、話のレベルがそこまでいかない。カーさんの言うことは、19世紀は事実を丹念に集めれば正しい歴史が導かれるはずだという考え方で、20世紀は解釈によって見方が変わるから単に事実を集めれば正しい歴史が浮かび上がるものではないということ。そこに嘘を交えていいとは書かれていない。
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次に、NHKのひろしまタイムラインについて。これは、当時SNSがあったら、という結構いい企画でTwitterで皆RTしたりしてた。加藤直樹さんの著書『九月、東京の路上で』の元はブログ。地震のあと虐殺が起きるのを実際の時間軸に合わせてブログに書いていくというもので、それをまとめた本。歴史追体験としては大事なこと。NHKのtweetでは、朝鮮人に関する記述に関して問題になり、お詫びを出した。
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安田:誰が何に対して謝っているのかわからない。真摯な反省も誠実さもない。
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野間:言い訳が2回出た。そんなに悪くない謝罪と思ったけど、みなさんは違いますね。
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安田:謝るべき対象は、シュンさんという日記のモデルとなった人であり、ブログを回している高校生。この文言を見たとき誰がどんな気持ちになるのか、これを見た人々に傷をなげかけたと思う。
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野間:C.R.A.C.Okayamaが抗議文を出した。この中でこういう謝り方をしなきゃだめじゃないかと『部落解放同盟「糾弾」史』から引用されているものがある。その謝り方はおもねるでもなく淡々と解説すればよいと書いてある。亡くなっている人の記述なので書きかえるわけにはいかないが、「改善点はこうします。次の回はこういう解説文をつけます。」という処置をするよう具体的に解説している。
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朝鮮人が列車に乗り込み、戦勝国民だと怒鳴る、といったシーンが『はだしのゲン』でも出てくる。朝鮮人にむかつくというコメントに対して、歴史的経緯を即座に解説している。朝鮮人への差別の描写はいっぱい出てくる。また、非国民と言われた上に朝鮮人と一緒にいてバカにされたらたまらないというシーンに対し、歴史の経緯が見開きまるまる語られる。この解説をするために差別の発言があるというのは明らか。
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それがひろしまタイムラインにはない。当時SNSがあったらという企画をするなら、なぜ朝鮮人のtweetがないのか。あったら成立してたんじゃないか。
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安田:『はだしのゲン』で朝鮮人を暴行したり揶揄するシーンを出しているのは差別と偏見の残酷さを表現するためで、到達すべき場所がしっかりある。NHKは言いっぱなしで、朝鮮人に関する憎悪と嫌悪まで表明されている。文字が揮発して宙を漂い、どこにも受け取る先がなく終わっているのが問題。
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野間:事実があったんだからいいんじゃないかという論に関しては、心情を書く主体として選び取られた人は誰かという問題になってくる。E・H・カーさんが言ったのは、カエサルがルビコン川を越えたのは歴史的事実だが、それ以前に多くの人が越えていることは記述されない。歴史は選択する上でつくられているものである。ここでは朝鮮人の思いが記述されてない。朝鮮人は歴史から除外されているということになる。同時に徹頭徹尾、日本人は被害者であるみたいな観点に立っている。
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『この世界の片隅に』も、戦争が終わったら太極旗があがり、自分たちは力で押さえつけてたんだ、という場面があるが、映画からは抜かれている。肉じゃがのルーツはビーフシチューと言っちゃうような浅はかさがある。何を選んで何をオミットするかは姿勢や批判の対象になる。『はだしのゲン』は現代に響く場面が多い。
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C.R.A.C.Okayamaが8月22日にNHK広島の前で抗議行動をした翌日、東京でも抗議行動があり、結構人が集まった。22日夕方には都庁前抗議があった。プラカードの文言が良かった。「#小池百合子は9月1日に追悼文を送れ 差別と虐殺の歴史はなかったことにするな」「追悼文から逃げても歴史の事実からは逃げられない」など。
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C.R.A.C.が9月1日、そよ風に偽慰霊祭の許可を出したことに抗議文を出した。都の担当は、「適切に対応いたします」しか言わない。条例は人権課の担当だとか屁理屈を言ってくる。
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安田:公園の使用許可は公園緑地課、人権問題は人権課だから個々の対応をする。条例にもとづいてすべてのセクションが動けばいい話。
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野間:根底にはやりたくないという姿勢。さまざま見方があるのに、左翼が見方を押し付けてくると思っていると思う。
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安田:2010年代から歴史の書き換え、すり替えは各地で起きている。宮城県が「安重根記念碑案内板」を撤去、群馬では朝鮮人慰霊碑を除外するかで問題になっている。長野県松代大本営では朝鮮人が「強制され」という文言が入っているというだけで問題になり、天理市の飛行場でも朝鮮人強制連行の案内板が撤去、沖縄では第32軍壕の説明板から「慰安婦」の文言が削除された。
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野間:相模湖でも追悼看板を傷つけるということがあった。神奈川新聞は詳細に伝えている。官民マスコミ一体となったヘイトスピーチのまん延が数年間あった。
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安田:ネトウヨは電話・メール・FAXを執拗に繰り返し、役所は疲弊し消耗している。同時に呼応する役所の者も少なくない。C.R.A.C.をうわまわる攻撃力をもっている。
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野間:しばき隊でも上品。まともじゃない奴の横暴に流されるのはよくない。〆の言葉をカーさんに決めてもらう。
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安田:「それでも―それは動く。」。歴史の歩みはとまらないということ。過去から連綿と続いたものが今の歴史をつくっている。僕の解釈だともっと歴史に誠実であれ、と言いたかったんじゃないかな。前回の偽慰霊祭で「朝鮮人は暴徒と化して日本人を襲い、食料を奪い暴行を働き、あるいは人を殺し、婦女を強姦したのです。」など、なかった歴史をつくってる。そしてデマをそのまま歴史として紹介している。勝手な歴史をつくらせるな、奪われるなということを主張したい。
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野間:それをさまざまな見方がありますよと言ってると破滅に向かう。
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6.9月2日放送 荒野に種をまく第8回「フェイクと分断の第二次安倍政権の置き土産、どう乗り越えるのか?」
安田:渡航の自由を問う訴訟をしている。私にパスポートを出すと国際的な信用を失うと言われている。海外の事例を調べたり、海外に知ってもらうために翻訳が必要で、費用がかかる。余剰分がでたらシリアの支援にまわしたい。裁判では、国の書面も含め公開する予定。
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先月の裁判では、国の書面内容がひどかった。海外にも出入国管理の観点から旅券を発行しないケースもあるということで、アメリカの法律を出してきた。それがグーグル翻訳をそのまま使ったような感じで、たとえば「外部から来た人」という意味の英語のエイリアンをカタカナでそのまま使っている。最後の方は翻訳もおかしくなっていて誘拐というabductionは「誘duction」になっている。そのあとは全部英語。裁判を愚弄しているとしか思えない。そのためになんの意味もなく終わったのが前回。
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何が大変かというと、こちらの筋が通ってても勝てないことがあること。自分が解放されたときに、トルコが入国禁止になったことが名目になっている。シリアの内戦を取材したときはレバノンから入った。正規の出入国管理は政府側が押さえているので、反政府側の人は密出国するしかない。ジャーナリストもNGO職員も同じ。密入国が問題なら紛争地の取材そのものが違法になる。現地政府が罰したことで日本まで罰してしまうと、現地政府に乗っかることになる。「国際審議」というと裁判所は思考停止になり、憲法や法律と関係なくやれてしまう話になってしまう。安倍政権の間に、よりそういう国になってきた一つの象徴だと思う。
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安田:前回の「命の選別」というテーマで、伝え忘れたことがある。
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人質事件はまさに命の選別の事件。2004年、イラクで自衛隊を撤退しなければ3人を焼き殺すと言った事件があった。そこで撤退しないことを選んだ。当時は、世界でも率先してアメリカを応援して自衛隊を送っていて、アメリカと敵対する行為はできない。が、撤退に応じたら、人質をとれば政策を変えることができるということになってしまう。そのときに議論をすべきだったが、自己責任論を持ち出した。人質は問題がある人だとメディアにふきこんだ。フィリピンは出稼ぎ労働者がいないと国が成立しないという事情もあるが、軍隊を撤退した。欧米は国民の了解を得て身代金を払っている。
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日本政府は思想信条で分け、本人に問題があれば死んでもいいということにした。デマも出た。線引きするための説明やそれに代わるフォローなどに向き合うことをしたくないから、個人の問題にしてしまう。
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―本来は、社会や政府がしなくてはならないことを全部棚上げしてきた。
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布施:この7年、日本の形が変わってしまった。歴代の自民党政権では、改憲しないと集団的自衛権を行使できないと言われてきた。アメリカも9条を変えないかぎり日本を利用できないと思っていたが、憲法解釈で変えてしまった。攻撃されていないのに自衛隊が海外でも武力行使できるようにしてしまった。
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それだけでなく、日米の統合司令部のようなものをつくり24時間情報共有しながら一緒に活動できるしくみにし、軍事的一体化を進めてしまった。菅さんは継承すると言っている。敵基地攻撃能力を持とうが持つまいが、アメリカが戦争をすることになれば日本は巻き込まれる。一体化していいのか。国民の安全にとっていい選択なのか考え直さないと。
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―沖縄でも県民の民意を無視して軍事化が進められている。
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布施:安倍さんはアメリカに貢献した日本の首相。それで犠牲になったものは大きい。民主主義のルールにのっとり国民の合意で変えたわけではない。それが象徴的に表れたのが沖縄なのでは。政権を維持することに長けていたと思う。「やってる感」の演出。「ご指摘は当たらない」と言って不利な議論には乗っからない。
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安田:説明しなくてもいい国にしちゃった。民主主義をやめてしまった国だと思う。欧米なら内部告発がある。日本はできない社会。社会の受け止めがない。
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―倫理観もぶち壊した。官僚が政権と一体化して権力を握ったと思う。
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布施:一部の官僚にとって働く見返りは人事しかない。中枢で決まっていくので、私物化されやすい。ここまで権力が暴走したら主権者が修正しなくてはならないが、面倒臭く、直面したくない。韓国・中国を批判すれば日本が強くなったような幻想に乗っかる。現実に向き合うより心地よいというメンタリティを感じる。
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―安倍政権では、支持者や友達の意を優遇する。フェイクな現実にみんなに乗っていく。
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布施:改憲をどこまでやる気だったかわからない。重要だったのは政権維持で歴史に残る最長就任期間。そして、一部の官邸官僚がやりたいことを実行していく。
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―差別と憎しみのデマ拡散と社会の分断について。2006年に在特会設立。2013年、オスプレイ配備反対、普天間基地閉鎖等を求める建白書が出された。
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布施:2013年、当時那覇市長の翁長さんが建白書をもって上京。県内の首長が勢ぞろいして銀座でデモをするのはあり得ない。沖縄県は強制的に土地を接収されて基地にさせられた。そのうえに新たな基地をつくることは止めなくては、という気落ちで上京された。それに対して、デモでは日の丸かかげて罵声を浴びせる人たちがいた。「売国奴」「中国の赤の手先」「朝鮮人」というのがあった。後日の会見で翁長さんが「民主主義国として品格がある日本にしなくてはいけない」と言ったのが印象に残っている。沖縄のことだけでなく、こんな日本でいいのかということを問いかけられた気がした。
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―2018年の名護市長選挙で大量のデマが出た。現職の国会議員や百田尚樹さんもデマを流し、沖縄タイムスと琉球新報はファクトチェックをした。ヘイトデマに対してメディアがいかに対処すべきかが注目されたのでは?
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安田:意見の違う人とどうやって折り合うかが民主主義。それが面倒になり、意見の違う人は反日とか売国奴と言って煽るような社会になってしまった。SNSの影響も大きいと思う。迷惑系ユーチューバーと同じ。大手メディアもそうなっている。自分が帰国したときは多くの人が完全にそっちに乗っかるために書いていた。それに乗り遅れずにいける人がビジネスとしてやっている。
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―さて、「政権による雇用破壊と社会の貧困蔓延」について伺いたい。2015年、労働者派遣法改正。正社員の道が拓けると説明したが、実際には非正規労働者は史上最大数。統計も擬装されていた。
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布施:都合により統計を変える。本来は、メディアや国民がチェックしなくてはいけない。人びとの脅威や不安、被害をあおって、解決法を示す。そのやり方がうまい政権だった。
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安田:自己責任は投資の世界で言われていた。判断する情報が正しいという前提があった。政治では、統計や公文書などを擬装し、判断できる材料を出していない。みんなと違うことをしている人のことを「自己責任」と言う。この頃の労働力不足というのは退職を迎え抜けた人が多かったという理由が一番大きかった。新しい雇用をつくったのではなく、採用は非正規ばかり。自分の暮らしは変わってなくても国はよくなってるらしいと思ってしまった。同時にそれとは違うことを言う人を叩くことで「こちら側」と実感できた。意見が違う人がいても、自分が主体的に動いている人は叩かない。日本で多様性がひろがればさまざまな可能性がひろがるはず。しかし、どこにアイデンティティを感じるかというと、自分が日本人だと思うこと。
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―自己責任論や差別デマは政権批判の口封じに感じる。多数派でいることの安心感。それだけ人々の不安が強いということの裏返しでは?
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布施:アベノミクスは「3本の矢」と言っていた。しかし、イノベーションや新しい産業をつくり、実態経済を強くすることになっていない。不安から隣国を否定したり、アメリカに認めてもらうことで、すごい国なんだということを見せたりしていた。
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―2020年8月31日時点で新型コロナウイルスの影響により解雇や雇止めが全国で50000人になった。不安が現実になり、立ち向かう力がないから辞めたのか。
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安田:病気で(首相は)辞任といっても国会議員は辞めないし、敵基地攻撃能力を高めるなどと言っているが、病気ならそんな判断をしちゃだめだと思う。病気といえば批判しづらいし、まんまと支持率を上げた。
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布施:軍事基地は周辺の住民の理解がなければいざというときに機能しない。インフラや労働者など地域のコミュニティとともに動いている。現実な現実に向き合う社会にしていかないと。
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安田:北朝鮮も日本もお互いを脅威ということで政権を維持できるという利害が一致。それをわかってるのではなく、本気でやっている危うさがある。憲法9条があっても後方支援などは了解のうえでやっていたのに、その前提がなくなっている。
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―政治が作り出した貧困と分断を乗り越えていくために、市民として、国会での活動を市民に見える化する活動をしている人たちがいる。労働運動・社会運動は、個人の不安を受け止める。メディアは、市民の世論を発信する。政治家は、地域社会の支え合いのほころびを修繕し、政策をつくり提案する。「明日の自由を守る若手弁護士の会」が「憲法かるた」をつくった。たとえば、9条は「まもらせる ぼう走しがちなけんりょくに」。こんなのも使いながら憲法について学ぶのもいいのでは?
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安田:投票率が低い。政府任せでいいと感じ。コロナ影響下でそれではどうにもならないことを実感したと思う。社会に参画することは大切だし、その方がおもしろいと思う。
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布施:複雑な現実を直視するのが大事。人間関係と同じ。ニュースなどもわかりやすくまとめることが多い。わかりやすい物語に流されるのは危ないと思う。
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7.編集後記
ウルトラマンは外国どころか、遠い宇宙から人類の危機を救いに来てくれたというのに、かつてウルトラマンを演じたというつるの剛士さん、なぜか外国人に偏見がおありなようで。彼の「畑のパクチー盗まれた」ツイートにヘイトのリプライが続いているとのこと。人気のあるタレントならなおさら、ご自分の発言に注意深くあってほしいと思います。(み)
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のりこえねっと通信241号 2020年9月11日発行
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