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■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■ のりこえねっと通信0187号 2018年6月26日発行
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま

ここのところ、ツイッター社の対応ってフシギではありませんか?
6月26日(火)20時より、NO HATE TV 第42回は「ツイッターがおかしい」。
大阪北部地震によりまたしてもツイッターでヘイトデマが拡散。NHKほか他メディアが報じるなか、ツイッターの対応は?
その他、東京のヘイト対策行政、サッカーヘイトなどについて安田浩一さん、野間易通さんと考えます。
ぜひご覧ください。

<今号の目次>
1.6月26日のりこえねっとTV 「NO HATE TV」のお知らせ
2.反レイシズム情報
3.ヘイト街宣・デモ警報
4.新聞・雑誌記事・Webより
5.6月13日放送のりこえねっとTVダイジェスト
6.編集後記

6月26日(火)20時よりのりこえねっとTV NO HATE TV 第42回「ツイッターがおかしい」

https://youtu.be/jGWTfMh7kBc

大阪北部地震によりまたしてもツイッターでヘイトデマが拡散。
NHKほか他メディアが報じるなか、ツイッターの対応は?
その他、東京のヘイト対策行政、サッカーヘイトなど。

【NO HATE TV】
公式サイト:http://no-hate.tv/about
Twitter:https://twitter.com/nohatetv
Facebook:https://www.facebook.com/nohatetv
【のりこえねっと】
公式サイト:http://www.norikoenet.org/
Twitter:https://twitter.com/norikoenet
Facebook:https://www.facebook.com/norikoenet

<出演者>
◆安田浩一(やすだ・こういち)
ジャーナリスト。1964年生まれ。静岡県出身。
「週刊宝石」(光文社)、「サンデー毎日」(毎日新聞社)記者を経て2001年よりフリーに。
労働問題、差別、人権問題などを中心に取材・執筆活動を続けている。
Twitter:https://twitter.com/yasudakoichi
安田浩一「ノンフィクションの筆圧」:http://www.targma.jp/yasuda

◆野間易通(のま・やすみち)
C.R.A.C。 1966年、兵庫県芦屋市生まれ。
大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業後、音楽雑誌編集部を経てフリーの編集者となる。
2013年1月、「レイシストをしばき隊」(現・C.R.A.C.)を結成。
新大久保などで行われていた排外デモへのカウンター行動の一翼を担う。
Twitter:https://twitter.com/kdxn
C.R.A.C.tumblr.:http://cracjpn.tumblr.com/
C.R.A.C.Twitter:https://twitter.com/cracjp

2.反レイシズム情報

★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
HPのトップページにある『お問い合わせ』から 日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを300文字以内でお知らせ下さい。
http://www.norikoenet.org/contact

1) 【反ヘイトスピーチ裁判】 対「保守速報」控訴審判決言い渡し

李信恵さんが保守速報を相手取っての裁判の判決言い渡しがあります。
たくさんの方の傍聴をお願いいたします。
傍聴券の抽選はありません。開廷15分ほど前から先着順に入場予定
終了後に報告集会の開催を予定しています。会場などの詳細は当日現地にてお知らせ。
李信恵さんの裁判を支援する会(リンダの会) 事務局

日時:6月28日(木)13:15~
場所:大阪高裁202号法廷

2)シンポジウム「ネット右翼とは何か」


ネット右翼に関するデータを用いた実証的な報告をもとに、アカデミックな観点から「ネット右翼とは何か」を明らかにする.

日時: 6月30日(土)14:00~17:30
会場:大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター大研修室
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-5
(地下鉄日比谷線神谷町駅下車徒歩5分)
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
報告:
1.永吉希久子(東北大学)「ネット右翼とは誰か――ネット右翼の規定要因」
2.松谷満(中京大学)「ネット右翼活動家の「リアル」な支持基盤――誰がなぜ桜井誠に投票したのか」
3.樋口直人(徳島大学)「ネット右翼の生活世界」
4.倉橋耕平(立命館大学)「ネット右翼と参加型文化」
コメンテーター 山口智美(モンタナ州立大学)

入場無料:予約不要 どなたでもご参加いただけます
共催:科学研究費プロジェクト「危機の時代の社会運動? 誰がなぜ反原発/反安保法制運動に参加するのか」
共催:社会運動論研究会

3) 対 石井孝明裁判 第2回公判


のりこえねっと共同代表の辛淑玉が、石井孝明さんに対し損害賠償を求めて訴えた裁判第2回です。
どうぞ傍聴においでください。

日時:7月10日13:30~
場所:東京地裁411号法廷

4)目取真俊さん講演会 海鳴りの島から沖縄・辺野古の闘いを語る


辺野古大浦湾でカヌーに乗り連日身体を張って闘い続けている小説家、目取真俊さんをお招きして 辺野古の現状、今秋の沖縄県知事選についてお話を伺います。

講師:目取真俊(めどるま・しゅん)さん
日時: 7月14日(土)18:30開場/18:45開演
場所:船橋市東部公民館 講堂
千葉県船橋市前原西2-21-21
JR「津田沼駅」北口パルコ裏
https://goo.gl/rK4DdJ
資料代:500円(高校生以下無料)
主催:パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会
共催:市民ネットワーク・ふなばし
協賛:船橋憲法を生かす会
連絡先:090-3509-8732(吉沢)

3.ヘイト街宣・デモ警報 (閲覧注意)


★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。★★
★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。★★

★最新情報はハッシュタグ #ヘイト行動情報 でツイッターを検索してください。

1)「悪の犯罪組織朝鮮学校を解体せよ!」新宿東口反グロ月例


日時:6月28日(木)18:30~20:00
場所:新宿駅東口 アルタ向かい
主催:反グローバリズム国際保守連合
現場責任者:遠藤修一(Twitter:@endoshuichi)

※現場責任者の遠藤は、6月3日の川崎ヘイト講演会に参加しようとして、カウンターの抗議の前に突然会場前に寝転んで泣き出した人物。

2) 【新社会運動】ボイコットYouTube街宣


日時:7月1日(日)15:00~16:30
場所:六本木ヒルズ、ビックハット前
主催:新社会運動

※「ネトウヨ春のBAN祭り」でYouTubeのヘイト動画が削除されたことへの逆恨み街宣です。

4.新聞・雑誌記事・Webより

1)ヘイト意見 掲載防止に長野県が新ガイドライン策定

毎日新聞 6月16日

今年5月まで長野県の意見募集サイトにヘイトスピーチと受け取れる意見が掲載されていた問題で、同県は15日、サイトに関する公表ガイドラインを新たに策定し、発表した。
https://mainichi.jp/articles/20180616/k00/00e/040/201000c

2)東京入管 支援者ら30人が抗議行動 収容者を激励

毎日新聞 6月16日

20日の「世界難民の日」を前に、不法滞在者として強制退去処分とされた外国人が収容されている東京都港区の東京入国管理局前で16日、収容者の親族や支援者ら約30人が「諦めないで」などと声を張り上げて収容者を激励した。
https://mainichi.jp/articles/20180617/k00/00m/040/075000c

3)「小池知事、今年は追悼文を」 関東大震災 朝鮮人犠牲者慰霊で署名集め

東京新聞 6月17日

東京都の小池百合子知事が、昨年の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式に追悼文の送付を断ったのを受け、市民団体などが今年9月の式典には送付するよう求める署名集めを始めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201806/CK2018061702000127.html

4)日本人が知らずにしている人種差別の「正体」 「シャイ」という言葉に隠れた恐れ

東洋経済 6月17日

最近、私が日本での人種問題について書いた記事について、日本人の友人と話していたときのこと。
https://toyokeizai.net/articles/-/225393

5)ホントに自称“難民”だけ?NHK「クロ現」が無視した「暴行で流産」「拉致され殺害予告」当事者の声

YAHOO!ニュース 6月19日

NHKの番組「クローズアップ現代+」が批判を浴びている。「日本での難民認定申請は、就労目的」という法務省・入国管理局の主張を無批判に伝えるものであった一方、実際に紛争地などから日本に庇護を求めてきた難民当事者の声は番組中、一切紹介されなかったのだ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20180619-00086664/

6)トランプ氏「ドイツで移民流入後に犯罪増」 メルケル首相は一蹴

AFP 6月20日

ドナルド・トランプ米大統領は19日、ツイッターに「ドイツでは移民を受け入れてから犯罪が10%以上も増加した」と投稿し、ドイツの公式統計に疑問を投げ掛けた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3179196?pid=20245344

7)大阪地震でも拡散されたデマ。震災に乗じて在日差別を垂れ流す人々にダマされないで。

WEZZY 6月20日

震災発生時ほぼ確実に起きるのがデマ・流言のたぐいだ。
http://wezz-y.com/archives/55875

関連記事
朝日新聞 6月19日 https://www.asahi.com/articles/ASL6M5H7WL6MUTIL02S.html
朝日新聞 6月21日 https://www.asahi.com/articles/DA3S13549252.html
YAHOO!ニュース 6月18日 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00010011-huffpost-soci

8)吉住区長がデモ出発地としての公園利用を制限!?

日本共産党 区議会活動 6月20日

6月20日、日本共産党区議団と社民党区議団は区長に対し口頭で申し入れを行いました。
http://www.jcp-shinjuku.com/parliament_act/%e5%90%89%e4%bd%8f%e5%8c%ba%e9%95%b7%e3%81%8c%e3%83%87%e3%83%a2%e5%87%ba%e7%99%ba%e5%9c%b0%e3%81%a8%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%ae%e5%85%ac%e5%9c%92%e5%88%a9%e7%94%a8%e3%82%92%e5%88%b6%e9%99%90/

9)デマ、殺害・レイプ予告…日本人女性3人に1人がネットハラスメント被害。日常生活奪われても高い法律の壁

BUSINESS INSIDER JAPAN 6月21日

SNSなどインターネットを通じて、性的・差別的な言葉を投げかけたり、個人を誹謗中傷する投稿が横行している。
https://www.businessinsider.jp/post-169732

10)差別的投稿で問題のサイト、広告が相次ぎ停止

信濃毎日新聞 6月21日

人種差別的な投稿が問題となったインターネットの掲示板サイトに掲載された広告を、企業側が自主的に停止する動きが相次いでいる。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180621/KT180615FTI090003000.php

11)差別許さぬ社会に ヘイト解消へ、自治体動かす市民

毎日新聞 6月22日

ヘイトスピーチ対策法は2016年6月に施行され、差別的表現の解消にむけた理念をうたい、国や自治体にその取り組みを求める。
https://mainichi.jp/articles/20180622/dde/012/040/012000c

12)Twitter Japanは差別ツイート放置の一方で、差別批判をロック! 背景に上層部とネトウヨ、自民党との親和性か

LITERA 6月24日

最近また、Twitter上で、差別やヘイトスピーチを批判している複数のアカウントがロックされるという異常事態が起きている。
http://lite-ra.com/2018/06/post-4086.html

5.NO HATE TV 第41回「西村幸祐が公選法違反の疑い?」

https://youtu.be/4yiZC4dF9HU

★「#ネトウヨサイト裸祭り」

「保守速報」の広告がスカスカ。一つだけ残っている「NO 残紙キャンペーン」は広告ではないらしい。スマホサイトはずっと見やすくすっきり。アフェリエイト広告がなくなり、今まで推定で月に数百万だったらしい収入がなくなったようだと野間さんが語ります。

「差別サイトに経済制裁を加えよう!!ABCD包囲網発動!!」と6月5日くらいに 始めたのは木野寿紀。
広告代理店の頭文字をとったABCD。知らないうちに自社広告が差別サイトに掲載されていることをまず企業に教える。企業はそのサイトに掲載しないで、と言っていくことによって広告掲載がなくなる。いろんな人がそれをやることによって1回(保守速報)はアダルトサイト広告だけになった。このままでもよかった(木野氏)のだけれど、「ランキング」が下がったことによって何もなくなった。

保守速報のプロバイダであるライブドアに閉鎖を要求したりしているが、ヘイト記事自体は残っている。人気がなくなり収入が絶たれたらそのうち辞めるであろうと。1週間くらいの早いスピードで進んで今はネットギークがターゲットになっている。(保守速報の)既成事実があるから同じようにできるのでは。

なんJ民はYouTubeに対して規約違反と通報してアカウントが消されている。今度は直接企業にメールとかで伝えているわけですね、と安田さんが確認します。

まとめサイトがどうしてこんなにあるかというと儲かるから。YouTubeの報告以後当たり障りのない動画ばかりをUPする人が増えたのは、ヘイトスピーチをやりたくてやってたわけではなくビューを稼げるから、という理由の人が結構いた、問題はヘイトが儲かるということ。昨日くらいにYahooもヘイトスピーチを消すとコメントを発表。YouTubeのグーグル、ヤフーも乗ってきた、じゃツイッターは何してんねんと。今はツイッターとニコニコ動画ドワンゴだけが放置している状態。安田さん追っかけてくださいね!と言う野間さんに、知ってますよ、と安田さん即答。

★中野区長選挙 吉田康一郎落選運動後日談

立会演説会での「ヘイト候補吉田康一郎 落選」の横断幕をC.R.A.C.が出したらネトウヨが拡散してくれた(笑)。結果は当然落選。500票くらいで落ちてもらうはずが14000票も。吉田さんの選挙公報などは完全にリベラル、ファミリー向け候補に見えて、ものすごいレイシスト。吉田さん選挙出るたびにさっきの横断幕写真ずっと使いますのでと野間さんが選挙報告を終えます。

★「HINOMARU」

野間さんに、人を試さないで、と言いながら安田さんが言います。
フジテレビのサッカーワールドカップのテーマ曲RADWIMPSのカタルシストの中の野田洋次郎作「HINOMARU」の歌詞は問題。気になったのは無邪気さです。日本語的に気になります。「さあいざゆかん」最初インターナショナルかと。突然「御名」のちぐはぐさ、生きている人間に「御霊」、うすっぺらな愛国ソングだと思うけど。

ずっとリベラルだと思ってたからみんなびっくりした、と野間さん。
謝罪したけどそれがまずおかしい。謝れって言ってないし傷付いた人いない。曲はいい。右でも左でもない、国を愛して何が悪いって言ってる。社会全体がそういう感じになっていて、そこにRADWIMPSなりゆずとかがはまっていくんだろうと思っている。

安田さんが言います。
歌詞もさることながら謝罪文を出された。ナショナルなものでみんなが一つになれると考える回路そのものが怖い気がする。さらに今井絵里子議員が「作家に釈明と謝罪までさせてしまう今の社会の風潮には賛成できない」というコメント。糾弾することによって追い込んだと。

被害者ポジションにいくのと謝罪はセット。「誤解させたら」「不快な思いをさせたとしたら」、自分は悪くないけどあなたが不快な思いをしたら傷ついたらごめんね、というのが日本の王道。左翼的な感覚だとみんなが一つになる、というのが怖い、というのはデフォルトなんだけど、3.11以降はそれだけではダメというような感覚がリベラルな人の中にも芽生えているのでは、と野間さんが語ります。

絆ってSolidarity(ソリダリティ)と言えば?それを求めるものが日本の人たちの中にあって、それを反映しているのが昨今のポップミュージックなのでは。ただ言葉の選択があまりにチープ、野田さん歌詞の評価はそれなりだったのが、切り貼りしただけでなんじゃこれは、やっつけ?と。でもだからどうしろというのではなく、この曲アウトくらいは言ったほうがいい。ただ、ファンが援護しようとして言っていることがヘイトスピーチ。

結果的にこの曲はヘイトスピーチを喚起した。そういう機能を持っていることに無自覚すぎるのは芸術家としてどうなのか。ファンも何も考えなさすぎ。批判への批判もヘイトスピーチ的な事を言ってはならないというくらいの常識も今の若い人持ってない?世の中全体がそうなってるから。

本当に何も考えずにまっすぐな気持ちで書いたらこうなった、と。それが一番よくない、と野間さん。あと、変な援護も。「國の防人」編集部のツイッターでバンドメンバーの親族が本誌執筆者、とか要らんことをバラしている。バンドにとっては迷惑では(笑)。「國の防人」はいわゆる極右、ネトウヨ雑誌。展転社から出ています。

★ヘイト作者

小説「二度目の人生を異世界で」の作者の過去のツイートが問題になった。
野間さんが説明します。

「なろう小説」とは?「小説家になろう」というサイトに投稿した小説が人気が出てラノベになったりアニメになったり。これも18巻まで出てアニメ化が予定されていた。5月22日にナタリーで話題に。31日に「原作者はまぎれもなくレイシスト」とツイッターでの指摘。2013年のツイートで作者は中国を「虫国」と。6月5日に作者のmineさんが「お詫び」。本の内容は先の戦争の南京大虐殺、百人斬りを想起させるもの。中国からもたくさんの批判もあったとのこと。6日朝10時に声優の降板がツイートされ、同日4人の声優降板がニュースになりアニメ化中止決定。最初の指摘から1週間。その翌々日には本の出版停止。電子書籍はすでに出ているが。
「なろう小説」の人は戦々恐々。断筆宣言してる人も。

ヘイトしないと成立しない作品てなに?今までヘイトに傾いてるって自覚がなかったわけ? と安田さん。

なかったんです、と野間さん。2ちゃんねるとかまとめサイトでも戦々恐々。YouTubeでも。急に現実を突きつけられる。RADWIMPSもそれに近いのでは。素直な気持ちでかいた歌詞がめちゃくちゃ軍歌。言われて初めて気づく。先週の流行だなって。

ヘイトが商いとして成立しないのは良いこと。社会にどんな分断、亀裂、害を与えてきたかについて今まであまりにも無自覚すぎたから。いい現象だと思います、と安田さんが言います。

YouTube、保守速報、まいんさんの件にしろ経済的な損失を抱えたくないと動いていると思う。とりあえずやめりゃいいやと言う感じで民度が低い、と野間さんが続けます。

★ KAWASAKI AGAINST RACISM

<6月2日の川崎駅前と、3日の川崎教育文化会館の映像を見ながら>
2日は日本第一党が、ガラスにへばりついたまま、カウンターに囲まれて演説もなにも聞こえないまま駅構内までカウンターに見送られて解散。
3日はカウンターが取り囲み、「帰れ」コールで集会参加者は会場に入れず。集会メインの徳永弁護士も会場に入れず集会は中止になりました。

安田さんが言います。
川崎市の問題。市はガイドラインを定めたにも関わらず、第三者委員会にも諮らずに許可してしまった。訴訟が怖かったのでしょう。市が何もしないから実力行使でやらざるを得なかったということを市長がどこまで理解されているのか。

開催させるなら誰でも入れるようにしてくれれば対抗言論しに行ける。それもさせずに館内を完全に分けたりするのはよくない。会館の私物化。東住吉の時も図書館を閉鎖した。ガイドラインを持ち出すまでもなく、混乱を引き起こすような集会はダメと言えばいいものを本末転倒感がすごかった。

野間さんが続けます。
さらに市長の会見から翌日に公園に差別落書きが見つかった。9日までに46件。
行政が毅然と強硬に出ればネトウヨって意外にしゅんとなる、どっちつかずの態度がつけ込まれる。

★西村幸祐が公選法違反の疑い

6月6日、新潟知事選挙投票日4日前に「新潟県知事候補、池田ちかこの正体。」とし「北朝鮮拉致は創作された事件」という論文を昔書いた、というウソを西村幸祐と言う人が流した。
これ誰?ということで安田さんから紹介。
「在特会とは『在日特権をゆるさない市民の会』の略称です!」という、西村のインタビューに桜井誠が答えるという形の本がある。昔インタビューしたときは在特会に批判的だったけれど2013年にはこの本を出している。昔ニューミュージックマガジンの編集部にいたらしい。またサッカージャーナリズムの本を出していた。

西村幸祐は6月8日にもしつこくツイートして9日の投票日前の夜10時くらいにやっと削除。真っ赤なウソに蓮池透さんも怒っている。拉致被害者を政治利用してデマのネタにしている。もう一つは、池田候補の下半身ネタを文春が報じる見込み、というデマを三條新聞が記事にして、文春に問い合わせると知りませんと。
すごい接戦だったし、こう言うデマが選挙結果に影響しただろう、と野間さんが語ります。

選挙の時ごとにこういうデマが流れる。ファクトチェックに時間を取られて、デマを打ち消すのに時間がかかりすぎ。自称保守はほとんどうそつき。そもそも違法行為では?

公職選挙法235条虚偽事項公表罪に縛りがあって「過失犯は処罰しない」とあり、故意犯であることを立証しないといけないんです。だからほとんどひっかからない。西村は立証できますか。ネトウヨは、調べたら事実かどうかわかるから調べない。事実を知りたくない。西村幸祐は選管が調べ始めているとのこと。けっこう通報も行っている。アレしないといけないのでは、と野間さん。

低コストで相手を貶めることができる、どうすればいいのか、と安田さん。

もうネトウヨ夏BAN祭りになっている。なんJ民はヘイトスピーチ探して、タイプスタンプとるとか役割分担できているようでちゃんと把握しているけれど、ツイッターの担当者などは罵詈雑言とヘイトスピーチの区別がついていないのでやることめちゃくちゃ。なんJ民はすごく正確。それもゲームのおもしろさなんだろうけれど、その結果としてどういう効果が起きているかというと、ヘイトスピーチを動画に入れるとBANされてしまうという「雰囲気」が出来上がってきた。そこが一つのヒントでは?面白がってやっていてめっちゃ正義。それによって新しい常識が作られていくことが重要かなと野間さんが語ります。

★石井孝明裁判

最後に、石井孝明の裁判の次回公判が7月10日の13:30から東京地裁411号法廷にて。
本人訴訟なので、本人の顔を見に傍聴においでください、との告知で終わります。
(文責:のりこえねっと事務局)

6.編集後記

先週6月18日付けで賛同者の方々に2017年度の活動・決算報告を発送しております。ご確認いただければと思います。通信をお読みいただいていてまだ賛助会員になっていただいていないという方は、ぜひ会員になっていただきのりこえねっとの活動にご支援、ご協力いただければと思います。下記お問い合わせフォームよりご連絡いただければ、のりこえねっとパンフレットと振込用紙を送らせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。(み)
★メールアドレスのご変更、配信停止、お問い合わせ等は下記フォーム
よりご連絡下さい。
https://www.norikoenet.org/mail_form/contact2.html

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