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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク- ■■■■ ■■■ のりこえねっと通信 0249号 2021年1月13日発行 ■■ ■ ◆転送歓迎◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★配信専用アドレス[mailmag@norikoenet.jp]よりお送りしております。 賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま 遅ればせながら新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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さて、新しい年を迎えてのりこえねっとは新しい番組を企画中です。 さっそく「今年もやります!新春ド詰めスペシャル」 https://youtu.be/a-RI8OYvDLQ 1月10日に配信しています。 ご覧いただけましたでしょうか。 池田幸代さん、大椿ゆうこさん、仁藤夢乃さんに加え、新春スペシャルゲスト 太田啓子さんの4人が新春から”ド詰め”しまくります。
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そして、NO HATE TVは、今年からCRACtubeでご覧いただけます。1月6日にVol.102「新春スペシャル-日本第一党殺人未遂事件」を配信済み。1月13日(水)20時からはVol.103「レイシストのカネを引き剥がせ」https://youtu.be/m7lFrM87ui8 どうぞ、CRACtubeにチャンネル登録の上ご覧ください。週イチ配信です。
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のりこえねっとは今後、ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越えるために、さらに新しい番組をご紹介して参ります。
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- 1.反レイシズム情報
- .ヘイト街宣・デモ警報
- .新聞・雑誌記事・Webより
- 12月11日放送 年末特番「関西生コンは、なぜ狙われるのか」ダイジェスト
- 12月23日放送 NO HATE TV 第101回ダイジェスト
- 編集後記
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1.反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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1) 2020年度 グループZAZA・連続講座 平井美津子さん講演会-歴史に学び、未来を拓く 第3回「「慰安婦」問題をなかったことにしない」
1991年、金学順(キム・ハクスン)さんが自ら「慰安婦」だったことを告白して30年になります。 多くの被害者が亡くなられていく中で、「慰安婦」を伝えることの意義、そしてそれを学んだ生徒たちの学びについてお話します。
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日時:1月16日(土)13:30:開場/14:00~
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アクセス→http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html
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講師:平井美津子さん(大阪府の公立中学校・社会科教員)
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2) <要申し込み>オンライン【ふぇみ・ゼミ緊急企画 #Me Tooと民主主義】「草津の女性町議リコール問題に見るジェンダーと民主主義」
※メールアドレス宛にZoomの情報をお送りいたします。
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お話:「草津の女性町議リコール問題に見るジェンダーと民主主義」(仮)
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参加費:[一般]1500円 [学生/ふぇみ・ゼミ寄付者]1000円 [2020年度後期ふぇみ・ゼミ生]500円
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2.ヘイト街宣・デモ警報
★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。★★
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1)「朝鮮総連本部をさら地にする会」 佐藤悟志
- 13:00~13:40 市ヶ谷駅前交番付近
- 14:00~15:00 朝鮮総連中央本部前
2)川崎駅前街宣
もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
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- 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や弾幕の写真
- 弁士の顔写真
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3.新聞・雑誌記事・Webより
1)右派団体が「決戦は相模原」と呼びかける理由。ヘイト禁止条例の広がり、反発も
日本で初めて、差別的言動に刑事罰を科す「ヘイト禁止条例」が川崎市にできてから、1年。
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2)ヘイト規制「進める」 報道各社のインタビューで知事 条例や宣言を検討 コロナ議事録 改善へ
玉城デニー知事は25日、報道各社の合同インタビューで、ヘイトスピーチ規制条例の制定やヘイトスピーチを許さない宣言について「検討しながら進めていきたい」と明言した。
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3)「殺されちゃうの?」正月明け、日常壊したヘイトはがき
「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう。生き残りがいたら、残酷に殺して行こう」。
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4)「年末までやり切った」 那覇市役所前のヘイト街宣、33週連続で阻止 県の条例制定に期待の声も
水曜日定例のヘイトスピーチ街宣に対抗する那覇市役所前カウンターは今年最後の30日も、20人以上が集まった。
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5)「誰も置き去りにされない地域に」 福田市長インタビュー
ヘイトスピーチに全国初の刑罰を科す市差別禁止条例では、やまない保守系団体の街宣やネット上の差別投稿に「実効性」も問われている。
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6)「DHC会長の差別発言」にサントリーがやってしまった"たったひとつの間違い"
化粧品大手DHCの吉田嘉明会長が、自社サイトに在日朝鮮人に対する差別的な文章を掲載し、ツイッターなどで批判が相次いだ。
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7)「首つり縄」が議事堂の外に出現、黒人へのリンチの象徴。トランプ支持者の暴動で異常事態に
絞首刑用の首つり縄は、アメリカでは黒人差別の象徴と見なされている。
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8)フランスでのアジア人差別 日本人誰もが標的の可能性|阿部岳
感染がヨーロッパで最も深刻なフランスでは「道で出会った全ての中国人を襲え」「13区(パリのチャイナタウン)で中国人狩りだ」というSNS投稿が拡散している、と東京新聞が伝えた。
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4.2020年12月11日放送 「年末特番 関西生コンは、なぜ狙われるのか」
出演:大椿ゆうこ(おおつばき ゆうこ)・ 安田浩一(やすだ こういち)
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安田:関ナマの正式名は全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部。その弾圧について、大椿さんにお話をうかがいたい。自身が最初に書いたのが関西生コンについての本『告発!逮捕劇の深層―生コン中小企業運動の新たな挑戦』だった。関ナマの歴史は弾圧の歴史。
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大椿:自分は非正規労働者で雇止めをきっかけに大阪教育合同労働組合に加入し3年9か月、原職復帰を求めて闘った。その後、同労組の執行委員長として活動。参議院選挙の際も労働問題を掲げた。関ナマは一緒に闘う仲間。抗議行動のときに必ず応援に来てくれる。
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安田:関ナマは負のイメージ。水とセメントと砂を混ぜ合わせたものが生コンクリート。ゼネコンとセメントメーカーの谷間の産業で蔑称をともなって差別され、練り屋と言われていた。最底辺から闘ってきた組合。セメントメーカーの拡販の手足として使われてきた。生コン業界は中小零細企業。その多くはかつて非正規だった。雨が降ると仕事はできないが必要なときは働き詰め。結成当時に要望した項目がある。
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大椿:要望は「運転席の改善、全車両にヒーターを付ける、便所の改善、便所にトイレットペーパーを付ける、便所に臭い消しを取り付け消毒する、風呂のバーナーを取り換える、風呂にもう一つのカギを付ける、シャワーの蛇口を取り換える、顔洗い石鹸をみんなが使える数だけ出す、定期健康診断の期間を短く、食事内容をバラエティあるものに、盆の有給休暇、食堂のテレビ設定、車両のラジオ設置」。
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安田:過酷な条件で働かざるを得なかった。執行委員長の武健一さんが入社したのが1961年。休みは正月三が日と雨の日だけ。
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大椿:2018年、大きな弾圧。これまで何度も弾圧を受けている。弾圧のパターンがある。
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大椿:「建設現場は暴力団との中で、労働者の命や健康、権利を守る闘いだった」と生コンの人たちが言っていた。
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安田:組合をつくろうとしたり要求しようとすると、やくざが嚇す。暴力で追い込んだり、不祥事や事故をでっち上げたりした。それから警察権力で封じ込める。
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大椿:武さんが暴力団に殺されそうになった経験は何度もある。2018年の弾圧に関しては、新しく投入されたのがレイシスト。
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安田:ジャックナイフの代わりにYouTubeデマの拡散。暴力はわかりやすい。ネットはナイフ以上に深い傷になるかもしれない。デマ、フェイク、誹謗中傷、悪口雑言垂れ流し。一般の人は関ナマの間違った情報を受け取ってしまう。
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大椿:ネットでは関ナマ=犯罪者という情報があふれかえっている。
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安田:今回は経営者が雇ったレイシストが事務所を襲ったり、ネットで悪い宣伝を行った。NO HATE TVで取り上げているレイシストと、プレーヤーが同じ。瀬戸弘幸さんはネオナチ運動をしてきた人で在特会に所属し日本第一党の顧問。宣伝カーで押し寄せ叫び続けたり、梅田の駅前で街宣をしてきた。こうしたヘイトスピーカーが関ナマを攻撃。ナイフの代わりに、旭日旗やハーケンクロイツを掲げて攻撃する。
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大椿:YouTubeなどのSNSがなかった時代は限定的だった。今は関ナマを知らない人にまで拡散し、デマを広めていく。
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安田:ヘイトスピーチと同じことを関ナマにしている。リベラルと思われている人からも「暴力集団になんでつくのか」と言われたりする。私の講演会場に瀬戸さんが来て街宣したので、何のためかと聞くと「労組が許せない」と。「しのぎでしょ」と聞くと「業務委託契約」だと答えた。その後のブログで、やましいことはなく毎月70万円をもらってたと。これをしのぎというのではないか。
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大椿:関ナマのなかにトラック支部がある。MK運輸という企業の団体交渉に瀬戸さんが来たことがあり、それも業務委託だと言っていた。団体交渉に無関係な人はいてはいけない。基本的に労働者と使用者が向き合う場。
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安田:やくざに頼むと暴対法で面倒になる。レイシストは低コストで相手をとことん傷つけることができる。その悪質性が買われたのだと思う。2018年1月、梅田で関ナマ批判が始まった。レイシストの街宣を見ていたのが経営者団体の幹部たち。関ナマの事務所にレイシストが突入したとき、一緒にいたのも幹部たち。大阪広域(大阪広域生コンクリート協同組合)のサイトに「瀬戸先生の言葉に感銘を受けました」とあった。大阪広域協は威力業務妨害・組織犯罪撲滅対策本部をつくった。事件化する予測はなかったが、逮捕されたのは関ナマの組合員だった。
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過去の関西生コン事件として、フジタ事件は恐喝未遂。2017年、滋賀県で清涼飲料水の倉庫をつくるのをフジタが受注。生コンの協同組合が「うちから買って」とお願いした。労働組合は労働者のための組合で協同組合は力の弱い人たちが団結して大きな力と対峙する組合。協同組合がないと個々で営業しないとならない。利益が出ない中、共倒れになる。業界そのものがつぶされる。それなら一緒に営業しようとつくったのが協同組合。適正な利益を得ることで品質を維持する狙いもある。生コンクリートをつくるのに、水を多くすれば低コストになる。見た目はわからないが、もろいものができてしまう。1995年の阪神淡路大震災で高速道路や建物が壊れたのは、水の多い「しゃぶコン」が原因だと言われている。
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大椿:買いたたかれ、しゃぶコンが流通する結果、私たちが災害に巻き込まれる可能性がある。
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安田:命に直結する問題。だからこそ適切な価格で取り引されないとならない。団結し、業界を守ろうというのが協同組合。
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大椿:大阪広域協をつくるうえで関ナマが力になっている。協同組合と労働組合が団結して業界の水準を高めてきた。
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安田:大阪広域協は1995年にできた。その設立に深くかかわったのが関ナマ。本当の敵は同業者じゃない。意見が言える業界をつくろうと。
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大椿:日本は企業別労組のイメージが強い。関ナマのような産業別労働組合のイメージが湧かないのも理解されない理由の一つ。
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安田:日本の労働組合の最大の失敗は企業別組合。会社が倒産したらどうにもならないので企業防衛に入る。産業別労働組合は同じ業界の問題としてとらえる。欧米では産別労組が主流。
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大椿:労働運動している人も関ナマの背景を理解するのに時間がかかる。
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安田:フジタ事件は、地元の生コンから買ってと協働組合が要請したのが『恐喝』となった。組合に加入してない「アウト業者」から安いものを買おうとした。関ナマがコンプライアンス活動として監視活動をしたらさまざまな法令違反が見つかった。この一連の行為が強要恐喝に。ストライキの説得活動は『威力業務妨害』だと。大阪広域協が約束を果たさなかったから出荷拒否のストライキを行ったもの。これが威力業務妨害に問われた。
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大椿:憲法28条に労働三権である団結権、団体交渉権、団体行動権があり、憲法でストライキは保障されている。
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安田:労働組合として認められていることを行使したにすぎない。
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大椿:京都の事件。非正規で長年働いてきた人が、5年以上働いたら無期雇用転換できるので、正規化してと言ったら『強要未遂』とされた。子どもの保育園の就労証明が出なかった。それはその人が関ナマに加入したから。就労証明を求めたら恐喝未遂。2018年は滋賀、京都、和歌山、大阪4地域で同時弾圧された。警察が報道にリークしている。
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安田:「生コン業界のドン」とか「トップ」とか映像として出る。逮捕劇を演出。恐怖をあおって警察発表を垂れ流している。
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大椿:以前から否定的だった産経新聞に限らず、他の新聞も書いていた。組合を知らない人が増えている中で、警察報道のまま報道されれば悪い組合に見える。逮捕直後は労働基本権を含めて書いた記事もあったが見受けられなかった。
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安田:1980年の弾圧。休日協定を無視してストしたのが『威力業務妨害』に問われた。2005年協同組合の加入の勧誘をしたら『強要未遂』に。すべて協同組合がらみ。2000年代はじめまで関ナマには悪いことは言わなかった。やりすぎだけど頑張ってほしいという意見だった。ゼネストを関ナマがやり、大阪の工事が90%ほどストップ。総決起集会では経営者も並んでいた。ゼネコンは苦々しいと思っていた。生コン業者が力を持つとゼネコンが困る。ゼネコンの圧力で協同組合は理事が入れ替わり「今後はゼネコンの信頼回復に努めたい」と言った。そして弾圧が始まった。
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大椿:関ナマは平和運動、沖縄運動にも力を入れてきた。原発や辺野古の問題にも力を入れたのが弾圧の大きな要素では?
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安田:2005年の弾圧の3つの理由として警察が言ったそうだ。「背景資本に対する取り組み、不当労働行為に対して経営者にペナルティを科したこと、企業の枠を超えて運動したこと」。
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大椿:ミキサー車のデモは子どもに大人気。「辺野古に基地をつくらせない」の横断幕はかっこいいと。
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「義理の兄が逮捕され、夫も自分も逮捕されるのではという不安のなか、弾圧被害者家族支援をしていた。義兄、義父も解雇、夫は自主退職という名の解雇、私も解雇された。私以外の家族3人が組合を脱退。引っ越しも余儀なくされた」
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「1977年に離婚して生活保護を受けていた。1999年、ミキサー車の仕事をして生保から脱却できた。2002年に組合に加入し、3人の娘を保育園に預けシングルマザーとして働いた。当時の会社で大幅な賃金カットとなり、連帯に相談したら、カットされた賃金と残業代を2年遡って取り返してくれたこと。現場で受けた暴力やセクハラを早期解決してくれたこと。有給休暇、生理休暇、賃金格差是正は連帯のおかげ」
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安田:関ナマのきちんとした姿が報道されてないことが、さまざまなプレッシャーを与えている。
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大椿:ネットでデマが流れている。繰り返し傷つき、孤立させられている。脱退された人たちも残ってる人たちもつらい。
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安田:「暴力集団」と家族に言われ辞めざるを得なかった人も。経営者と労働者が団結したら革命が起こるかも。そこまでいかなくても、ゼネコンの利益が減るかもと思い、分断戦を強いた。労働組合を弱体化させたい思惑が国にあるのでは?
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大椿:弱体化のために10年くらい弾圧を受けてきたという印象がある。橋下徹さんが府知事になってから私の労組は5年にわたり団交拒否を受けてきた。橋下さんがやったことは、公務員労組への弾圧。労働組合運動自体を否定し、形骸化させようという動きを強く感じている。組織率は低くなっている。多様な働き方、といううたい文句で非正規労働が増えている。コロナ禍で支援を受けられない人も多い。
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安田:労働組合の組織率は2割を切っている。関ナマでは、多くの人が起訴され長期拘留された。武さんは641日。事件の現場に武さんはほとんどいないのに逮捕されている。共謀罪の先取り、予行演習という危惧がある。賃上げだけやるならいいが、行き過ぎというのが警察の発想。
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大椿:大阪万博にゼネコンの影。そこは埋立地で、港のあたりが台風で飛ばされた。客を集めて災害があったら逃げられるのか。そんな場所につくろうとしている。
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安田:自分がゼネコントップとして、潤うのはビッグ事業しかないと思う。
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安田:利益を横取りしようとするのがいる。細かいことをぐだぐだいう労働組合、関ナマが一番邪魔。日本維新の足立康史さんは、大椿さんが関ナマに関与しているかのような物言いだった。
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足立さんのリクエストに応えて、大椿ゆうこ単独記者会見をします。
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大椿:労働組合はそれで完結するものでなく、いろんな労働組合と連帯していく中で、社会を変えていくのが労働運動だと思う。関ナマは私たちの組合の争議を応援してもらった。受けた支援は支援で返すのは当たり前。市役所や学校前での抗議を一緒にやってくれた人たち。
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安田:Q 杉田水脈さんも大椿さんが悪いといっている。
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大椿:労働運動が必要だと言いたいために私は選挙に出た。
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大椿:足立さんは選挙区が同じ。それで初めて認識されたと思う。なぜ関ナマ問題なのか。ある野党の議員をバッシングする材料として関心を示しているのでは?労働組合が応援して政治家になった人は多い。生活や権利を守るために闘ってきた人たちが悪者のように言われていたり、政治家を陥れる材料として使われるのも許せない。事実を伝えたい。
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安田:関ナマ組合員は殺されているし、かつて半数以上は元自衛隊員だった。やるかやられるかのなかでやってきた。そうしたなかでの労働組合。
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大椿:私だって、団交の時は怖い。それだけ生活を守るのに必死だから。
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安田:武健一さんの本『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』。私も編集協力した。
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大椿:『労働組合やめろって警察に言われたんだけどそれってどうなの?』はおすすめ。私に何か言ったり関ナマの悪口言う前に読んでいただけたら。
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安田:番組の背景は生コンの日常を追った写真。島崎ろでぃさんが撮った。まっとうな労働組合とは命を守ること、生活を守ること。何をしてはいけないか、すべきか、関ナマの労働運動が示してきたのだと思う。まっとうな労働運動がなければまっとうな社会は育たないことを教えてくれたように思う。一緒に社会を変えていきましょう。
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大椿:憲法28条を見失いたくない。国家が28条に喧嘩を売ってきた。9条のみならずこれも変えたいのだろうという危機感を持っている。28条が奪われると闘う術を失う。関ナマのような労働組合がつぶされたら労働三権が奪われるかもしれない。その前に目を覚ましてほしい。困ったとき助けてくれるのが労働組合。闘い続けている関ナマに敬意を示すとともに一緒に声を挙げていきたい。
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5.2020年12月23日放送 NO HATE TV 第101回ダイジェスト「ヘイトクリスマス2020最悪ヘイト王は誰だ!?」
安田:僕の出身である静岡県伊東市にすごくいい温泉があり、帰省のたびに行っていた。あるときそこがDHCの経営に変わってしまった。赤沢温泉にはそれ以来行っていない。会長の個人ブログでも大問題なのに、企業の公式ホームページにヘイト内容を載せた。企業を社会的存在と見たときゼロ点。
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野間:清義明さんが論座の取材で社員に突撃インタビューしたら、ネトウヨ。社長がめちゃくちゃで社員がかわいそうとリベラルは言いがちだが、DHCの社員は何とも思ってないと思う。吉田会長は2016年にも会社のホームページにヘイトスピーチを載せた。虎ノ門チャンネルの登録数は数十万で人気ユーチューバーと同じくらいの再生数がある。サントリーに負けてきたらヘイトスピーチしてきた。僕らも不買運動をちゃんとやらないと。CRACショップでDHCボイコットステッカー20枚入500円。DHCテレビで「学校では教えてくれない韓国」という番組をやっている。10代のアイドルにヘイトスピーチを教えている。
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安田:韓国に詳しくないし、取材もしていない。ネットの情報だけの動くまとめサイトみないなもの。
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野間:ニュース女子の問題をまじめに追いかけてる市民団体「沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志」がニュース女子を流している地方局の最新データを出している。今年の8~10月に調べた継続局の一覧だが、めっちゃ多い。DHCは酒造あり、ビールがあり、マルチでヘイト。スープストックトーキョーというお店が抗議を受けてDHCのビールをひっこめた。長きにわたって不買運動やればいけるんじゃないかな。
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安田:企業は企業の力だけで大きくなったわけではない。社会や消費者が支えて成立するもの。DHCが消費者をなめたまま続けることはできないと思う。会長の個人的な心情ではなく、企業の姿勢ととらえるべき。ヘイトをたれ流すのは社会をぶち壊す行為。消費者である以上、我々も当事者として抗議し、物を言っていかないと。1月末に影書房から出る『これが民主主義か? 辺野古新基地に“NO”の理由』ではDHCについて触れている。朝日出版からは1月『沖縄の新聞は本当に偏光しているのか』の文庫本が出る。加筆部分にDHCのことを書いた。
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野間:マスコミが批判しない。テレビ局は金もらってるから何も言えないと言われている。ARIC(反レイシズム情報センター)の梁英聖さんは、反レイシズム規範が日本にはないと。
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安田:被害者への同情や、いけないこと言う行為でレイシズムをぼやかしている。差別と偏見には断固としてNOをつきつけ、抗議する反レイシズム規範が必要。梁英聖さんの著書『レイシズムとは何か』はさまざまな事例をもとに書いている。
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野間:差別がNGという合意自体がないことが欧米とのでかい差。企業とヘイトについてやりたい。アパとサンリオ、生コン業界とか警備のテイケイ。
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安田:テイケイの会長は高花豊氏。2007年に沖縄で「集団自決」の記述が教科書から削除されたことに対する抗議集会に10万人集まったという発表があった。空撮した写真をもとに、1万人くらいじゃないかと言ったのが高花さん。主権回復を目指す会と一緒に活動し、赤尾敏氏が率いていた愛国党に近い人。警備会社は19世紀にアメリカで誕生し、ピンカートン探偵社がプライベートポリスとして銀行強盗などを阻止するためにつくった。日本では1964年、オリンピックの警備ではじまり、『ザ・ガード(マン?)』というドラマが注目を浴びる。もう一つ警備業を有名にしたのが労働争議の介入。暴力のアウトソーシングを警備業に頼み、労働組合を弾圧した。前身の帝国警備保障も労働争議の介入で有名だった。陸軍師範学校出の反共主義の人がつくった特別防衛保障も含め、1972年に警備業法ができ、介入してはいけないとなったが体質的に反共、反労働争議のメンタリティを引きずっていて、内部で労働問題が起きるととたんに弾圧に回る。オーナーの考えがもろに社業に反映される。
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野間:沖縄の人たちが毎週、市役所前に行ってヘイト街宣をできなくした。久我信太郎さんがゲリラ的にやるんだけど、カウンターが30分くらいで片付けちゃうらしい。沖縄カウンターズと名乗り、師岡弁護士を呼んでセミナーをするなど、啓蒙にも努めている。
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安田:沖縄タイムスの阿部さんが記事を書き、新宿でカウンターをしてて今沖縄に住んでいる高野俊一さんなどが集まるようになった。毎週水曜日の定例ヘイト街宣ができなくなっている。カウンターはゆんたくしながら輪をひろげ、条例にもっていこうとしている。
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野間:沖縄は街宣右翼も多く、カウンターのノウハウも蓄積していくと思うんで頑張ってほしい。
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野間:大西つねきさんなど、リベラルに見える人にレイシストが多い。立憲民主党からぼこぼこ出てくる。宇都宮ゆうこさんは大阪12区。在日特権を信じていたが釈明している。自由党時代は真白リョウ。トランプをほめている。小沢一郎信者、おざしんの性質がある。
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安田:在日特権を言った罪はすぐには消えないと思う。差別行為だと理解してほしい
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野間:小沢一郎氏は若いレイシストの女性を拾ってくるのが得意。鈴木まりこさんは京都の元自由党。その前は日本のこころを大切にする党。この人と宇都宮ゆうこさんは同じジャンルの人。
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安田:リベラルレイシズムと通底する話だと思う。もともとは原爆の被害や記憶が風化することを防ぎたいという思いがあったと思う。外形上は、戦争はいけない、核兵器の被害がどれだけひどいのか、人道に反するという形をとりながら、差別的な書き込みをした。NHK内部からも批判があるが取り消していない。差別だと明確に表明してもいない。
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野間:東京新聞が書いた「無意識の植民地主義」。まさにこれ。EHカーの『歴史とはなにか』では、見る角度が違うと山の形が違って見えるからといって形がないとか、無限の形があるものであることにはならないと言っている。ここを日本人は外しちゃってる。
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安田:歴史は現在と過去との対話であるとも言っている。歴史認識を欠落して過去を見るから無理が出てくる。
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野間:歴史がめちゃめちゃになった国はジョージ・オーウェルの『1984年』の世界。
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安田:『新しい日本の歴史』という教科書が採択されなかったが、必ずしも良いことではない。他の教科書が育鵬社化している。関東大震災直後における朝鮮人大虐殺、戦争責任、公害企業などの問題が薄い。
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野間:デモが減ってよかったねと言ってたら、国からして在特会みたいな感じ。
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安田:在特会を必要としない社会になのが大きな問題。在特会はレイシストのワッペンをけていてわかりやすいが、今はつけてない連中がうようよいる。学び舎の『ともに学ぶ人間の歴史』が唯一、戦後補償、従軍慰安婦、民族差別の問題などきちんと書いている。
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野間:BLMの盛り上がりと大坂なおみさんの活躍がシンクロした。テニスで戦う一方で反差別を世の中に啓蒙していった。すごいのがBLMの中心にいるこの人が日本人ということ。日本人が無理やり関わりを持たざるを得なくなっている感がある。
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野間:大坂なおみさんが試合で7枚のマスクをした。『VOGUE』の表紙のときはエメット・ティルと書かれたマスクをしている。1955年にリンチにより、14歳で亡くなった人。白人の女に口笛を吹いたという理由で殺された。公民権運動に火をつけた事件の一つ。陪審員が圧力に負け、殺した側は無罪。犯人が殺した様子を自慢げに語ったりした。母親が棺を開けて葬式をしろと言ったので、亡くなった時の写真が報道された。当時の社会状況から公正に裁かれてないということで、2年前に捜査を再開。白人女性は口笛を吹かれていないと認めている。人種的憎悪のリンチだった。いまも黒人が簡単に殺されることとは何も変わっていない。大坂なおみさんのメッセージは重要。
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安田:12月5日に世界陸連が発表。トミー・スミスとピーター・ノーマンは1968年のメキシコオリンピックで人種差別に対する抗議を表明した陸上選手。スポーツに政治をもちこんだとして迫害を受けたが、今年、会長賞が与えられた。1936年ベルリンオリンピックで日本代表としてメダルを取った孫基禎(そんきじょん)に影響を受けている。
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野間:日本でBLMのデモをやる前にクルド人のデモがあった。BLMと勘違いして世界が共感し、その動画を挙げた俺がツイッターから追放された。大坂なおみさんが「アスリートはもっと声を挙げるべき」とNYタイムスに寄稿している。
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野間:写真は朝鮮学校補助金再開を求める有志の会による申し出の様子。朝鮮幼稚園だけマスク配布を除外にされた。
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安田:取材に行ったら、命の線引きをされたと言っていた。行政が率先して差別に加担した。ヘイトスピーチ解消法の理念を放棄したような行為。結局、マスクは配布されたが、非難・批判・中傷の電話があった。朝鮮人のくせにあつかましいという物言いが多かった。
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野間:ターゲットになったのは外国人全般。外国人お断りの店があったり、レイシストの議員が外国人には給付するなと言ったり。外国人にも対応しないと、俺らにもうつるという視点がまったくない。殴り殺されたホームレスの人はたぶんコロナで職を失った。技能実習生もひどい状態にある。が、怒りの声があまり上がらない。コロナは、日本人がいかに差別的かあぶりだした。ライブハウスや風俗とか、遊びやいかがわしいとされる職業がスケープゴートにされた。夜の街はダメといいながら、政治家は10人で会食している。
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安田:コロナウイルスはもっとも脆弱な部分に襲い掛かった。パチンコ屋に対する批判は一部リベラルも賛同してた。
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安田:元朝日新聞記者の植村隆氏が、捏造記者と言われ、名誉回復を求めて起こした民事裁判。対象となったのが1991年に書いた2本の記事。元慰安婦の金学順さんがカミングアウトし、日本を提訴したという記事に対し捏造記者と言われた。札幌は敗訴。訴えられた桜井よしこさんは誤りを認めているが、間違えたのは仕方ないでしょという判決になった。
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野間:これ政治的判決。地裁・高裁で勝っても最高裁でひっくり返ることが多い。韓国は法治国家でないとネトウヨは言うが、日本の方が法治国家ではない。荒巻靖彦氏は人を刺したのに罰金で済まし、朝鮮学校へのヘイトスピーチも罰金で済ませる。反差別規範は裁判所でも欠けている。その延長線に植村裁判がある。
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安田:朝日たたきが目的。91年当時は産経新聞ですら金学順さんは強制連行されたと書いている。しかし、たたくのは朝日新聞。
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野間:「愛知県選管、全署名調査へ」(中日新聞)。勝手に名前を使われていた人の中には現職市長とか県議もいる。同じ筆跡や同じ名前などが多い。
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安田:サイバーテロとか事務所に盗聴器が見つかった、高須さんの車のボルトが緩められたなど、すべてが怪しい。
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野間:香山さんが工作したのは嘘だった?愛知トリエンナーレに続くヘイト案件で、これはネトウヨへのブーメラン。
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野間:こんなに他国の選挙に日本人がコミットしたことないのでは?この原動力は何?
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安田:ヘイトだと思う。トランプ支持するのは、単に彼がネトウヨだから。BLMに対するアンチ、反中国、透けて見えるのは憎悪、差別、偏見。信者に特徴的なのは陰謀論大好き。
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野間:トランプの最近のツイッター。「今年一番の嘘はジョー・バイデンが勝ったことだ」。そのツイートに「大統領はジョー・バイデン氏です」と注釈がついている。高須さんのツイート、「トランプ勝利、大坂都構想勝利、愛知県知事リコール勝利。もうすぐ僕は死んじゃうのかな…」。何一つ当たってないのが、別の意味で危ない。
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野間:虎ノ門ニュースのような内容を地上波で話している。
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安田:体内のヘイト濃度が高いとこうなるというのを示してくれた。
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野間:「ほんこんおもんない」という結論。(まとめ・文責:のりこえねっと事務局)
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6.編集後記
コロナとともに新しい年を迎えました。感染はまったく衰える気配はなく1都3県はじめ各県でついに緊急事態宣言発令ということに。のりこえねっとTVもスタジオ収録から急遽リモートに変更。これもしばらく続きそうです。
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辛淑玉共同代表原告のDHC裁判口頭弁論は3月に1年ぶりに開かれそうです。また詳細が決まり次第ご案内いたします。
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どうぞ皆さま、のりこえねっとに引き続きのご支援・ご賛同を-しかしコロナ禍の今、無理をなさらず-よろしくお願いいたします。(お)
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のりこえねっと通信249号 2021年1月13日発行
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