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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■    のりこえねっと通信 0262号 2021年7月28日発行
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 賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま

 辛淑玉のりこえねっと共同代表がDHCテレビと長谷川幸洋を相手取っての名誉毀損裁判 第11回が、9月1日午前10時より東京地裁103号法定で開かれます。ようやくこの回で判決が下される運びです。
 判決の場に多くの支援者の皆さまに立ち会っていただけたらと思います。
 当日夕には報告集会を持ち、詳細をご報告できると思います。また決まり次第お知らせいたします。どうぞ、当日は多くの方の傍聴をお待ちします。

<今号の目次>
  1. 反レイシズム情報
  2. ヘイト街宣・デモ警報
  3. 新聞・雑誌記事・Webより
  4. 編集後記

1.反レイシズム情報

★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。

1)wam第17回特別展「天皇の戦争責任・忘却に抗する声~女性国際戦犯法廷から20年~」(開催中)

案内→ https://wam-peace.org/exhibit/sp-17
チラシ→https://tinyurl.com/y869rebd

 20年前〔2000年〕の12月12日、東京で女性国際戦犯法廷の「判決の概要」が言い渡され、天皇裕仁の有罪と日本の国家責任を認定しました。
 そして、その翌年〔2001年〕の12月4日にオランダのハーグで「最終判決」が言い渡されました。wamでは、今日から女性国際戦犯法廷から20年にちなんで、第17回特別展をスタートします。会期は2021年の12月4日まで。(中略)
 今回は「ナヌムの家」にご協力いただいて、姜徳景さんの代表的な絵である「責任者を処罰せよ」「奪われた純情」の原寸大のレプリカも制作しています。
 法廷から5年後に開館したwamの最初の特別展は「女性国際戦犯法廷のすべて」展でした。10周年、20周年と、法廷に焦点をあてた3回目の特別展となります。

会期:2020年12月12日(土)~2021年12月4日(土)
エントランス:姜徳景(カン・ドッキョン)さんの生涯と作品
展示室:「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」をふりかえる~各国検事団の起訴と審理、最終判決、その後/NHK番組改ざん事件と日本社会の右傾化
展示壁:年表:天皇の戦争責任と民衆:忘却と抵抗の声
・戦争/軍隊の性暴力:不処罰と闘う女性たち~兵士と責任者の刑事責任を問う代も続く紛争下の女性に対する犯罪」国際公聴会とその後
会場:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)
   〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 AVACOビル2F
   JR「高田馬場駅」から徒歩20分/高田馬場駅からバス12分
  (「学02 早大正門行き」で『西早稲田』下車徒歩2分)
   地下鉄東西線「早稲田駅」から徒歩5分
   地下鉄副都心線「西早稲田駅」2番出口から10分
   アクセス→https://wam-peace.org/about/access
   URL:https://wam-peace.org/
開館日:金・土・日・月 13:00~18:00
入館料:18歳以上:500円/18歳未満:300円/小学生以下無料
※障がいのある方の付添いは無料です。

2)≪要申込み≫同志社大学日朝関係史講座(全9回)
第8回「思想としての『祖国』」中村一成さん

案内→http://www17.plala.or.jp/kyodo/
チラシ→http://www17.plala.or.jp/kyodo/20210807.pdf

 同志社大学KOREA文化研究会主催「日本と朝鮮半島の友好を願う 2021年度同志社大学日朝関係史講座(オンライン)」
◆総合テーマ◆ 日本の歴史と「朝鮮」の境界
※2021年6月~8月の土曜日開催、全9回
※YouTube上にて毎週土曜日正午より24時間限定配信

日時:7月31日(土)12:00~
形式:オンライン(YouTube)※正午より24時間YouTube上にて公開
テーマ:思想としての「祖国」~先人たちへの聞き取りから
講師:中村一成(なかむらイルソン)さん(ジャーナリスト)
参加費:無料
参加資格:一切なし(どなたでも参加いただけます)
申込み:限定公開のため配信前日の金曜日までに事前連絡要
連絡先:doshisha_koribun@yahoo.co.jp
主催:同志社大学KOREA文化研究会

3)公開シンポジウム「日本の刑法性犯罪規定を国際人権基準に合わせるために -日本学術会議提言から法務省検討会報告を検討する-」

日時:7月30日(金)17:00~19:30
開催地:オンライン開催
対象:どなたでも参加いただけます
定員:500名(事前申込・先着順)

プログラム:
  • 開会挨拶:南野 佳代
  • 趣旨説明:後藤 弘子
  • 基調講演:性犯罪に関する刑事法検討会での議論の概要 小島 妙子
  • 提言から見た検討会での議論
  1. 国際人権法と性暴力/谷口 洋幸
  2. 暴行脅迫要件について/島岡 まな
  3. 性交同意年齢について/矢野 恵美
  4. 地位利用について/吉田 容子
  5. 公訴時効等について/平山 真理
  • 閉会挨拶:柘植あづみ
申込み:参加費無料・事前申込・先着順
以下のリンク先の申込フォームより、お申し込みください。
申込フォームへのリンク
問い合わせ:後藤弘子 e-mail:hirog(a)faculty.chiba-u.jp ※(a)を@にしてお送りください
主催:日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会/日本学術会議社会学委員会ジェンダー研究分科会
後援:ジェンダー法学会
日本学術会議 Science Council of Japan
〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34 TEL:03-3403-3793(代表)

4)≪ Peatixにて8/13までに申込み.Peatix以外は8/10まで≫オンラインセミナー「金学順さん公開証言から30年 8.14日本軍『慰安婦』メモリアル・デー 被害者から人権活動家へ ~サバイバーたちの30年、問われる日本」

 1991年8月14日に金学順さんが「慰安婦」被害者として名乗り出てから、今年で30年。
(中略)「もう終わった問題」だと事実の隠蔽に走る日本政府、外交問題としてしか捉えないメディア。そんな日本で私たちは、勇気を奮って立ち上がり、活動する中で人権運動家になっていったサバイバーたちの姿を伝えたいと思います。それが、二度と同じような被害者を出さないで欲しいと私たちに言い残したサバイバーたちの闘いに報いることだと思うからです。(後略)
日時:8月14日(土)14:00~16:30
参加方法:ZOOMウェビナー
*申し込まれた方は、期間限定で事後的に録画がご覧になれます。
プログラム:基調講演
・「30年の道のりで人権運動家になったサバイバーたち」
  尹美香さん(韓国国会議員、正義連前代表)
・「日本軍「慰安婦」運動から#Me Tooまで」
  北原みのりさん(作家)
映像 サバイバーたちの遺言
リレートーク
 柴﨑温子さん(フィリピン人元「従軍慰安婦」を支援する会)
 仁藤夢乃さん(一般社団法人Colabo代表)
 石田凌太さん(学生、キボタネ運営委員)
 田中雅子さん(上智大学教授)
参加費:800円/学生無料
*学生さんはPeatixの「無料」のところから参加申込みをしてください。
主催:日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
    http://www.restoringhonor1000.info/

〈peatixでの受付、入金をお願いします〉→https://814kimmemorial.peatix.com/
申込み締切:8月13日(金)24時〈厳守ください。締め切り以降は、お受けできません〉
※参加申込みと入金方法について:原則として、メールでのお申し込みはできません。
 Peatixを使ってのお申し込み、入金にご協力ください。
※今回はじめてPeatixを使われる方はまずは登録をお願いします。
 Peatixでは、クレジットカード支払い、コンビニ払い、paypal、銀行振り込みなどがで
きます。
 振り込み手数料は参加費に含まれ、主催者が負担します。

*入金を完了されたみなさまのメールアドレスに、ZOOMウェビナーのリンクとパスワードをお送りします。
 オンライン・セミナー前に必ずZOOMにリンクしていただき、ZOOMへの登録と、ご自身のお持ちのパソコンやスマホでの視聴の確認を行ってください。
 ZOOMについてのご質問には対応出来かねますので、ご了承ください。
 視聴者の方々のお名前、顔は映し出されません。
 安心してご参加ください。

*できるだけ、Peatixでのお申し込みにご協力をお願いいたします。どうしても、Peatixではできないという方は、「件名:8.14セミナー参加希望」として
以下メールアドレスにお問い合わせください。
 i_zenkokukoudou@yahoo.co.jp
 まれに、お問い合わせなく、全国行動口座に参加費を振り込む方が見受けられますが、振り込まれた方と申し込まれた方の合致に、スタッフはたいへん苦労しています。どなた様も、まずはお問い合わせメールをお願いします。
 Peatix以外での申込みは入金確認が必要となるため、8月10日が申込み締め切りです。
 あわせて、振込手数料のご負担をお願いします。

2.ヘイト街宣・デモ警報

★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。 ★★
★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
★★ 無告知のヘイト街宣が増えています。十分ご注意ください。 ★★

1)日本第一党街宣・広島

日時:8月6日(金)午後
場所:広島・平和記念公園周辺(詳細不明)
朝の平和祈念式典やその参加者への妨害行為が予想されます。

2)「8.7 キャンドルデモ粉砕行動 in 神保町」への妨害行動

日時:8月7日(土) 18:00
集合:神保町交差点地下鉄神保町駅A5番出口付近集合
主催:日本第一党

3)日本第一党街宣・長崎

日時:8月9日(月) 時間不明
場所:長崎県内(詳細不明)午後には軍艦島に向かう模様。

4)日の丸街宣倶楽部街宣

日時:8月14日(土)10:00~11:30
場所:JR川崎駅東口
※ますます早くなる開始時間ですが、これに対抗して川崎駅前読書会は朝7:00集合、また、ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワークは午前9時から抗議行動を開始とのこと。どうぞご参加ください。

★ 無告知街宣が増えています
見かけたら#ヘイトパトロール、#ヘイト行動情報 のタグを付けてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。

・場所(駅・交差点名、目印の建物など)
・人数がわかる全景写真
・団体がわかる幟や弾幕の写真
・弁士の顔写真

3.新聞・雑誌記事・Webより

1)温泉拒否、「外国人専用」…根深い日本人の差別意識 「つり目」されてもトンチンカン

朝日新聞 7月18日

「外国人専用」という言葉が先日、Twitterでトレンド入りしました。
https://globe.asahi.com/article/14397420

2)相模大野でまたヘイト 許さぬ市民、規制条例求める声続々

神奈川新聞 7月19日

 在日外国人を敵視し、排斥を呼び掛ける差別扇動団体「日の丸街宣倶楽部」が18日、相模原市南区の小田急線相模大野駅前でヘイト街宣を行った。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-579747.html

3)「スッキリ」に放送倫理違反 アイヌへの差別的表現で―BPO

時事通信 7月21日

 放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会(小町谷育子委員長)は21日、アイヌ民族への差別的表現があった日本テレビ系の情報番組「スッキリ」に関して、放送倫理違反があったと発表した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072100967&g=soc

4)川崎・新百合ケ丘駅前でヘイト再び 抗議行動に住民賛同

神奈川新聞 7月21日

 差別扇動団体「日の丸街宣倶楽部」が18日に川崎市麻生区の小田急線新百合ケ丘駅前で開催した街宣では、在日コリアンや中国人をおとしめるヘイトスピーチが行われた
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-582305.html

5)ヘイト声明のDHCが「マル秘」謝罪文 提出先には非公開を要求

毎日新聞 7月22日

化粧品会社ディーエイチシー(DHC)がホームページ(HP)に在日コリアンを差別する文章を掲載した問題で、DHCが非を認めて謝罪する文書を、協定を結ぶ自治体に水面下で提出していたことが判明した。
https://mainichi.jp/articles/20210721/k00/00m/040/334000c.amp?__twitter_impression=true

6)開会式『ドラクエ』曲?報道…作曲者すぎやま氏、過去に「同性愛から子ども生まれない。決定的」発言

Busuness Journal 7月23日 

人種、性別、国籍などの”多様性”に対する差別に関する発言は五輪憲章に抵触すると見なされるのが、現在の状況だ。
https://biz-journal.jp/2021/07/post_239947.html/amp

7)MISIAさん国歌独唱 五輪開会式、レインボーカラーの衣装に込めた思い

東京新聞 7月23日

 国会でLGBT理解増進法案の提出が見送られるなど国内の差別解消の取り組みは遅れており、LGBT当事者は「理解を広めるきっかけになれば」と期待している。
https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/118827?__twitter_impression=true

8)五輪開会式、出演消えたアフリカ人アーティスト 「人種が理由としか…」消えない疑問

朝日新聞 7月23日

大会組織委が、20年以上にわたる私の音楽家としての活動実績ではなく、人種で出演の可否を判断したとすれば、非常に残念です。
https://globe.asahi.com/article/14401789

9)なでしこジャパン、英国の膝つきに賛同「全員でやろうと決めた」

毎日新聞 7月24日

 札幌ドームで24日に行われた東京オリンピックのサッカー女子1次リーグ日本―英国戦で試合開始直前、両チームの選手全員がピッチに片膝をつき、人種差別への抗議の意思を表した。
https://mainichi.jp/articles/20210724/k00/00m/050/367000c.amp?__twitter_impression=true

10)ヘイトは消えたか やまぬヘイト、外出時には防刃チョッキ 在日コリアンの崔さん

毎日新聞 7月25日

 米国ではアジア系住民を標的にしたヘイトクライム(憎悪犯罪)が深刻な問題になっているが、ここ日本でも差し迫った危険を感じている当事者がいる。
https://mainichi.jp/articles/20210725/k00/00m/040/150000c

11)差別投稿に村井チェアマン「断固たる姿勢で臨んでいきたい」警察庁長官にも協力依頼

ゲキサカ 7月26日

 ソーシャルネットワーク上でJクラブ・選手に対する人種差別や誹謗中傷の投稿が相次いでいる問題を受けて、Jリーグの村井満チェアマンは26日に行われた理事会後のメディアブリーフィングで「本当に許すことができない、卑屈で悪質な事案だと認識している」と重大性を強調した。
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?337520-337520-fl

4.編集後記

 YouTubeで先に公開しました布施祐仁さんのニュース解説【そこが知りたい】#2「『台湾有事』は本当か?」の韓国語バージョンを公開しております。
https://youtu.be/4z9r_PkVLKY
こちらもどうぞご覧いただければと思います。

 とうとうオリンピックが本当に始まってしまいました。今日の東京のコロナ感染者数は過去最多の2848人に。それでも菅総理は五輪は中止しない、人の流れが減っている(!)と呑気なコメントを出しています。メディアはこぞって手のひらを返したようにオリンピック競技を中継しながらニッポンすごい!感を演出しています。とてもじゃないけど五輪楽しめません。このモヤモヤが9月まで続くのでしょうか。(お)

のりこえねっと通信262号 2021年7月28日発行

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