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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■    のりこえねっと通信 0266号 2021年9月22日発行
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 賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
 秋の気配が増してきた今日この頃、コロナの感染者数は減ってはいるものの、まだまだ不安な日々が続きます。お元気でいらっしゃいますか。

 のりこえねっとTVで先に配信した安田浩一さんの「ニュース解説 そこが知りたい#2『ヘイトスピーチ解消法施行から5年 何をすべきか』」 https://youtu.be/ASSzrKeHf5M が好評です。8分足らずでヘイトスピーチ解消のための理解が深まり、何をすべきなのか考えるきっかけを与えてくれます。
 この回の韓国語Ver.も公開しています。 https://youtu.be/CXhxXoFC9E4
こちらもぜひ参考になさってください。


<今号の目次>
  1. 反レイシズム情報
  2. ヘイト街宣・デモ警報
  3. 新聞・雑誌記事・Webより
  4. 編集後記

1.反レイシズム情報

★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。

1)『「棘2」独白。武健一』上映会

関西生コン事件とは
 関西生コン労働組合委員長武健一委員長のいわれなき逮捕・2年間の拘留を経てこの7月13日に懲役3年、執行猶予5年の判決が出た事件です。
 この関西生コン労組は、日本でも珍しい産業別労組で、建設事業の要ともいえる生コンの運転手の組合です。関生労組にとって戦後最大の弾圧事件で、抗議行動に参加していなかった人を含む89人が逮捕されました。これは警察、裁判所はもちろん、財界、暴力団や在特会が関与して捏造された事件です。
 その武委員長の思いのたけを描いたドキュメンタリー映画『棘2』が完成ししたことを受けて各地で上映会をすることになりました。ぜひご覧ください。労働者を守る労働運動は人権運動でもあります。全国の労働者への、不当弾圧を許さない思いを込めて皆様にお届けいたします。

【船橋】
日時:9月23日(木)13:30 開場/14:00 上映開始
会場:船橋市勤労市民センターホール(船橋市本町4丁目19-6)
上映協力金:1000円
チケットなど連絡先:千葉市中央区要町2-8DC会館1F 
          043-225-2207
          union1@outlook.com

【錦糸町】
日時:9月26日(日)13:30 開場/14:00 上映開始
会場:錦糸町すぐ正面、丸井ビル9階 すみだ産業会館・会議室4にて
  東京都墨田区江東橋3丁目9-10(JR錦糸町駅南口から徒歩約2分)
  Tel:03-3635-4351
上映協力金:1000円 

【板橋】
日時:10月1日(金)18:30 開場/19:00 上映開始
会場:板橋区立グリーンホール 504号室
   東武東上線「大山」駅 北口から徒歩5分
   都営三田線「板橋区役所前」駅A3 出口から徒歩5分
上映協力金:1000円
★杉浦弘子監督とのトークあり
主催:「棘2」上映会 東京北部実行委員会
    豊島区西池袋5-13-10-603 東京北部ユニオン気付
    Tel:03-6914-0487 Fax:03-5933-2347 
    Email:tokyohokubu-union@yahoo.co.jp
    Web:http://daikoushintokyohu.blog.jp/archives/27419385.html

2)≪要申込10/4まで≫ヘイトスピーチ「だれもが」反対 草の根からできること

 ヘイトスピーチは世界にまん延しています。人の命と尊厳にかかわる深刻な問題です。人種、民族、出身、ジェンダーなどを理由にマイノリティ集団を攻撃するために、ヘイトスピーチが手軽な手段として使われています。ヘイトスピーチの問題にとりくむ市民社会の対応について、韓国、香港そして日本から報告します。

日時:10月7日(木)16:00~18:00(ZOOM)
パネリスト:韓国(調整中)/香港:フィリス・チュン(香港ユニゾン)/日本:師岡康子(弁護士、外国人人権法連絡会)
モデレーター:小松泰介(反差別国際運動<IMADR>)
使用言語:英語 ** 英日、英韓の同時通訳がつきます。
申し込み: https://forms.gle/UfiQ5UKbtfpuPLqQ8
参加費:無料
締め切り:10月4日。ZOOMのリンクは10月6日にお送りします。
主催:東アジア地域NGO協議運営委員会/反差別国際運動(IMADR)/人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)/人種差別撤廃条約国内実施モニタリングのための韓国NGO連合

3)コロナ禍の差別・分断・ヘイトを許さないACTION第5弾―10・10新宿ACTION―

 命を脅かし、生活を破壊する菅政権と小池都政にNOを叩きつけろ!

日時:10月10日(日)14:00 集合/15:00 デモ出発(リレートーク後)
集合場所:JR新宿駅東口 アルタ前広場 
主催:差別・排外主義に反対する連絡会 riteihyo@gmail.com

2.ヘイト街宣・デモ警報

★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。 ★★
★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
★★ 無告知のヘイト街宣が増えています。十分ご注意ください。 ★★

1) 「反中共デー東京大会」江川麻莉

日時:9月29日(水)11:00 集会/12:00 デモ出発
場所:三河台公園 港区六本木4-2-27

★9月19日・20日と川崎市内3か所ほどで日の丸街宣倶楽部渡辺賢一らによるヘイト街宣が行われました。カウンターに駆け付けた皆様お疲れ様でした。
10月24日には投開票川崎市長選もあり、直前告知の街宣が増えているようです。十分お気をつけください。

★ 無告知街宣が増えています。
見かけたら #ヘイトパトロール#ヘイト行動情報 のタグを付けてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
  • 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
  • 人数がわかる全景写真
  • 団体がわかる幟や弾幕の写真
  • 弁士の顔写真

3.新聞・雑誌記事・Webより

1)ホリケンの「漢字練習?」ジョークがまずい理由

東洋経済オンライン 9月10日

 パネルクイズで、馬瓜選手がバスケットボールより夢中になっていることは何か、を当てるときに、堀内氏が「漢字練習?」とジョークを飛ばしたのだ。
https://toyokeizai.net/articles/-/454557

2)大学のレイシャル・ハラスメント対策に関する実態調査(中間報告)

共同通信 9月12日

 京都市にヘイトスピーチ規制条例の制定を求める市民団体が12日、市内からオンラインのシンポジウムを開き、行政や大学の取り組みを紹介した。
https://nordot.app/809708891598962688?c=39546741839462401

3)侮辱罪厳罰化、懲役刑も ネット中傷に歯止め―法制審諮問へ

時事ドットコム 9月14日

 上川陽子法相は14日の閣議後の記者会見で、社会問題化しているインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷行為に歯止めをかけるため、16日に開かれる法制審議会(法相の諮問機関)に刑法の侮辱罪厳罰化を諮問すると発表した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091400433&g=soc

4)「警察官に同意なく住所を漏らされた」南アジア出身の女性、東京都を提訴へ。「人種差別」と訴え

ハフポスト 9月14日

 女性と弁護団は、女性の3歳の長女が警察官から「日本語しゃべれねえのか」などの差別的な言葉を浴びせられるなど不当な聴取を受けたとして、謝罪や処分を求めて7月、東京都公安委員会に苦情申出をしていた。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_613f2e21e4b0628d095de3e3?ncid=other_twitter_cooo9wqtham&utm_campaign=share_twitter

5)川崎でヘイト街宣 かき消す市民、飛び入りの女性も「NO」

神奈川新聞 9月14日

 外国人排斥を繰り返す差別者集団「日の丸街宣倶楽部」のヘイト街宣が12日、川崎市のJR武蔵小杉駅、武蔵溝ノ口駅前であり、多くの市民が差別に対抗するカウンターに駆け付けた。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-677460.html

6)上司の「ソジハラ」で労災申請

神奈川新聞 9月15日

 出生時の性別と性自認が異なるトランスジェンダーの40代女性が勤務先で、性的指向・性自認への差別的な言動や嫌がらせを意味する「SOGI(ソジ)ハラスメント」を受け、うつ病を発症したとして、神奈川県内の労働基準監督署に労災申請したことが15日、分かった。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-679783.html

7)フェミサイドの実態調査を 小田急線事件巡り大学生ら要望書

神奈川新聞 9月18日

 8月に小田急線電車内で女子大学生を含む乗客10人が男に切り付けられるなどした事件を巡り、大学生らでつくる有志団体は17日、東京都内で記者会見を開き、政府に対して、性別を理由に女性を狙った殺人(フェミサイド)の実態調査と啓発を求めた。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-682962.html

4.編集後記

 今月末にはコロナ対策そっちのけの自民党総裁選もあり、その後の衆院選とあわただしい日々が続きそうです。メディアに登場する自民党総裁選に出馬した4氏が、普通に質問者に対して、普通に「読まずに」答えているだけで真っ当な人に見えてしまうのが怖いです。それが当たり前なのに!!これまでアベ・スガ両氏の何らかの言葉が市民の心に訴えたことがあったでしょうか。たびたびの空虚な言葉によって、政治そのものがますます不信の対象になってしまった気がしてなりません。衆院選には、絶対みんな投票に行きましょう!(お)

のりこえねっと通信266 号 2021年9月22日発行

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