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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信 0258号 2021年5月26日発行
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★配信専用アドレス[mailmag@norikoenet.jp]よりお送りしております。
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
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来たる6月9日水曜日午前11時より東京地裁103号法廷にて辛淑玉のりこえねっと共同代表が「ニュース女子」制作会社DHCテレビジョンと番組司会者だった長谷川幸洋氏を相手取っての裁判の第10回口頭弁論が開かれます。
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2018年8月の提訴から約3年、おそらくこの回で結審し秋頃の判決の日時が告知されるものと思います。
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先日、郵送でもお知らせしましたが、6月19日土曜日午後3時よりのりこえねっと総会シンポジウム「まつろわぬ者の声」をZOOMにて開催します。
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何年にもわたってネットでの誹謗中傷・ヘイト書き込みにさらされいくつもの裁判を闘ってきた崔江以子さん、李信恵さん、辛淑玉のりこえねっと共同代表の三方と、司会に香山リカさんをお迎えしてお送りします。参加費千円となっております。お申し込みは下記ののりこえねっとHPお問い合わせページからお願いいたします。ご参加お待ちしております。
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- 反レイシズム情報
- ヘイト街宣・デモ警報
- 新聞・雑誌記事・Webより
- 編集後記
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1.反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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1)「フェミニスト・メディア研究の現在」(全5回)第2回~第5回
ジェンダー、フェミニズムを学ぶ際に見落としがちな、人種、民族、階級などのマイノリティ差別の問題。一見ジェンダーとは関係ないと思われがちなこれらは、実はインターセクショナルなフェミニズムを学ぶための土台です。
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・第4回 「インターセクショナリティから見るメディア文化」
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・第5回 「フェミニスト・メディア表現を創ってみる」
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※新型コロナ感染拡大状況に応じ、完全オンラインに変更の可能性あり
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チケット:(5回で1コースの通し券)・一般15,000円・寄付者12,000円
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主催:ふぇみ・ゼミ ~ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール
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2)<要申し込み:5/27正午まで>オンライン「新聞(業界)にジェンダー平等はできるの?」
- 第1部:新聞労連のジェンダー平等に関する報道への理解度や国際女性デー報道についてのアンケートの結果報告と検証解説
- 第2部:パネル討論「ジェンダー平等の実現のために何をすればいいか」
※林香里先生からもご意見を伺いながら、会場の発言も交えて討論します。
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参加方法:下記のウェビナー登録をお済ませください。
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ウェビナー登録はこちら ※申し込み締め切り5/27(木)正午です。
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TEL:03-5842-2201/FAX:03-5842-2250
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3)ウィシュマさんを偲ぶ会
3月6日、スリランカからの留学生ウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入管で死亡してからまもなく3ヶ月が経とうとしています。
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5月16日にはご遺族の妹さんらを迎え名古屋で葬儀、23日には静岡県でスリランカ式の供養(プージャ)が行われました。スリランカでは毎週、追悼をする習慣があるとのことで、5月29日(土曜日)の「偲ぶ会」もその一環として開催したいと思います。
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入管法の改正案は事実上の廃案となりましたが、ウィシュマさんの死については未だ闇の中です。最終報告書提出後にご遺族に見せるとしたビデオ映像も「見せない」と入管は方針転換しました。
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この問題にご関心のある多くの皆さんにより、ウィシュマさんを偲び、改めて入管に対して、ビデオと資料の開示と死の真相を明らかにすることを求めていきたいと思います。 ぜひ、お集まりください。 弁護士 指宿昭一
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東京メトロ有楽町線「新富町」駅 出口4より徒歩約5分
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都営地下鉄浅草線「東銀座」駅 出口5より徒歩約5分
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都営地下鉄大江戸線「築地市場」駅 出口A1より徒歩約5分
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14:30 関係者による「ウィシュマさんを偲ぶ会」
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献花/本願寺読経/スリランカ仏教による読経/ご遺族あいさつ/ 支援弁護団あいさつ/友人あいさつ等
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*一般献花は、ウィシュマさんとの面識がなくても歓迎とご遺族がお話しされています。
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*お花はご用意しておりますが、花束をお持ちいただいても献花いただけます。
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*築地本願寺敷地内、周辺でのプラカード/横断幕の掲示、座り込み、チラシの配布はご 遠慮ください。
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「偲ぶ会」ですので静かに、ウィシュマさんに想いを馳せましょう。
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4)日本社会・キャンパスに潜むヘイト 6.12シンポジウム ―在日コリアン学生1000人アンケートから―
今年3月の毎日新聞にショッキングな記事が載りました。先ず、その記事を少し紹介しましょう。
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「在日コリアン学生(高校生、院生含む)と韓国からの留学生の計1000名を対象にした差別実態についてのアンケート調査が2月に発表された。それによると直接ヘイトスピーチをうけた割合は3割。そのうち半数近くが周囲の同級生から、1割が教員からという回答。その言葉は『まじ、お前韓国に帰れ』、『北朝鮮のスパイなのか』等。そしてヘイトを受けた学生の7割以上が『不快に感じた』、1割が『コリアンの自分を嫌だと思った』と回答。また、ヘイトデモ・街宣を見聞きした学生は75%。そのうち20%が『日本で生活することに不安、恐怖を感じた』と答えた。」【略)
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私たちは、今回の調査を実施した朝鮮奨学会の権清志代表理事の言葉、「学生たちは文字通り心から血を流していると思う。それでも一生懸命回答してくれた」を、しっかり受け止めなければなりません。
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今回私たちは朝鮮奨学会の方とアンケート調査を分析した明戸隆浩さんをパネリストに、調査結果を読み解き、その背景にある問題を探ります。
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パネリスト:明戸隆浩さん(立教大助教)/アンケート調査に関わった方
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2.ヘイト街宣・デモ警報
★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。 ★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
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1)オール埼玉総行動へのカウンター
日時:5月30日(日)10:00~12:00の予定
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2)六四天安門事件32周年街頭抗議行動
3)日の丸街宣俱楽部街宣
★日本第一党がポスティング活動を活発化させています。
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自宅にヘイトチラシが投げ込まれたら即廃棄! その前に、
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- 画像を撮って「#ヘイト行動情報」のハッシュタグとともに注意喚起のツイートをしてください。その際、差し支えない程度に地域名などを入れてください。
- 自治体の人権課や法務局に通報してください。マンションの管理組合が代表して警察に通報した例もあります。
もし街中で見かけたら、このタグをつけてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
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- 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や弾幕の写真
- 弁士の顔写真
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3.新聞・雑誌記事・Webより
1)ヘイトから人権守って 川崎の市民団体が条例の実効運用求め要請書 13500筆余の署名提出
ヘイトスピーチに全国初の刑事罰を科す川崎市条例が施行された後も、在日コリアンへの差別をあおる街宣などが続いている?などとして、市民グループが13日、市に実効性ある条例の運用を求める要請書を13561筆の署名とあわせ、提出した。
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2)元市議選候補者が参加 川崎・幸区でヘイト街宣
川崎市内で外国人排斥の人権侵害を繰り返す瀬戸弘幸氏ら差別主義者のグループが13日、幸区のJR鹿島田駅、新川崎駅前でヘイト街宣を行った。
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3)アメリカによみがえる「黄禍論」アジア系差別の背景にあるものは
差別の根底にあるのは、アジア系をいまだに「外国人」と決めつけ、遠ざけようとする空気だ。
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4)60代男性から中学生への「ヘイトスピーチ」に高額賠償、画期的だけど謝罪なし
ブログ上で差別的な書き込みをされたとして、2018年当時中学生だった男子大学生(18)が、大分市の男性(68)に対して慰謝料をもとめていた訴訟で、東京高裁は5月12日、計130万円の支払いを命じた。
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5)アジア系への暴力事件、日本人も被害 少数派間の連帯不可欠
アジア系に対する暴力事件では、黒人ら差別を受ける側の少数派が加害者のケースも目立ち、根深い問題をさらに複雑にしている。
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6)DHC またも「ヘイト声明」…なぜ差別者は「被害者」を装うのか
迷ったが、やはり書くことにした。日本で暮らすコリアンへの差別発言を繰り返してきた健康食品などの販売会社「DHC」の吉田嘉明会長(80)が、またも自社公式サイトで「朝鮮民族は日本の一大マジョリティ」「好きなようにふるまっている」などという声明を出したのだ。
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7)平塚市 DHCに文章削除要請
化粧品や健康食品の製造・販売会社の「ディーエイチシー」が、ウェブサイトに在日コリアンに関する差別的な文章を掲載していることを巡り、同社と連携協定を締結している平塚市に対し取材したところ、市が4月初旬、同社に差別的文章の削除を要請していたことがわかった。
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8)アジア系ヘイトクライム対策法成立 バイデン氏「憎悪と偏見止める」
バイデン米大統領は20日、新型コロナウイルスの感染拡大後に増加したアジア系住民らへの憎悪犯罪(ヘイトクライム)の対策を強化する法案に署名し、対策法が成立した。
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4.編集後記
2016年6月にヘイトスピーチ解消法が施行されてから5年。障害者差別解消法・部落差別解消推進法さらにアイヌ施策推進法が施行されましたが「日本には未だに包括的差別禁止法が存在しない」「差別撤廃の法制度が整っていない」として、26日、『ヘイトスピーチ解消法から5年-差別禁止法の現段階』集会がzoomで開催されます。
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ヘイトスピーチ解消法については師岡康子さんがお話されます。のりこえねっとは主催者の一団体として、様々な差別に対してより確実な法制度のあり方を今後も求めていきたいと考えています。
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(開催まで日数がなく、zoomのご案内ができなかったことをお詫びします)(お)
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のりこえねっと通信258号 2021年5月26日発行
東京都中野区新井2-7-12 エントピア中野25号室
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