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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信 0271号 2021年12月8日発行
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★配信専用アドレス[mailmag@norikoenet.jp]よりお送りしております。
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
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日に日に寒さが増してきた今日このごろ、いかがお過ごしですか。
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年の瀬を前にイベントが目白押しです。加えて、ヘイトを煽る集会・街宣も12日を中心にたくさん予告されています。どうぞ充分ご注意ください。
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- 反レイシズム情報
- ヘイト街宣・デモ警報
- 新聞・雑誌記事・Webより
- 編集後記
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1.反レイシズム情報
★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。
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1)「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」制定2周年記念集会
内容:主催者挨拶(関田寛雄)/基調報告(NW事務局より)/裁判闘争報告/リレートーク(川崎のハルモニたち・阿部岳・反差別相模原NW田中事務局長・読書会木村夏樹)ほか
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主催:ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク
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2)第9回国連人権勧告の実現を!外国人からみた日本
名古屋入管で死亡したウシュマさんは、日本における外国人の人権がいかにないがしろにされているかの象徴的事件。
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日時:12月10日(金)13:30 受付/14:00 開会
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3)オンライン 平和碑(平和の少女像)建立10周年記念 国際シンポジウム(Zoom)
本国際シンポジウムでは、国内外の平和碑建立の現況を振り返り、日本の右翼の少女像攻撃をはじめグローバル化した歴史否定のバックラッシュ現象をみていきます。
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また、日本、フィリピン、ドイツ、オーストラリア、アメリカにおける平和碑建立の事例発表を通して、現地の団体が直面している困難とこれらを克服するための連帯方案を共有したいと思います。
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平和碑が世界各地の脱植民地主義、反差別、民主主義と女性の人権・平和の象徴として位置づけられていくその道に、多くのご関心とご参加をお願いいたします。
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申込み:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Ea2wsOWwSVazDh7gqVfCug
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・韓国:日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯
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・日本:Fight for Justice 日本軍「慰安婦」問題専門サイト制作委員会
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19:05~19:35 <セッション1> 平和碑建立の現状と国内の活動
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19:35~20:25 <セッション2> 海外の平和碑とグローバルなバックラッシュ
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20:25~21:50 <セッション3> 海外の平和碑推進事例
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21:50~22:00 グローバル平和碑ネットワークの発足式 & 閉会
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4)《要申込み》講演会「なぜ日本には包括的差別禁止法がないのか?~ヘイトスピーチに焦点をあてて~」
〒169-0072 東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル 7階
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地下鉄大江戸線・副都心線「東新宿駅」A1出口 徒歩4分
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5)《要申し込み・オンライ》日本と朝鮮の友好を願う同志社大学日朝関係史講座 全8回(6回まで終了)
- 12月11日(土)12:00~
- 講師:高己蓮(コ・キリョン)さん(民族講師)(仮)
- 12月18日(土)12:00~
- 講師:金貴粉(キン・キブン)さん(国立ハンセン病資料館学芸員)(仮)
日本と朝鮮半島の「境界」は歴史の中で変化してきました。「境界」とは互いを分断する分け目のことを指しますが、それは異質なものが溶け合う可能性を多分に秘めている場所でもあります。日本と朝鮮半島の種々の「境界」とそこに横たわる存在に触れることによって、過去だけではなく現在の課題も考察していきたく思います。今学期は日本と朝鮮の境界の問題である植民地主義をはじめ、その狭間で生きる在日朝鮮人の歴史・権利・アイデンティティ問題、近世・近代の朝鮮と日本の交わりと課題など多岐にわたるテーマをお送りしていきます。
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スケジュール:毎週土曜日12:00配信開始(公開期限1週間)
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※講演テーマと講師、日程に関しては変更する可能性があります。
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※動画はセキュリティの関係上「限定公開」となりますので、受講を希望される方は下記の申込フォームにて配信前日(各週金曜日)までにご連絡ください。
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6)関西生コン支部に対する不当な刑事弾圧をはね返す全国一斉行動「弾圧をはねのけろ12・12全国同時アクション」
- アピール行動
- 主催:関西生コン支部を支援する北海道の会(連絡先:090-7514-7265)
- リレーアピールとデモ
- 主催:関西生コン労働組合の弾圧を許さない東京の会(連絡先:03-3220-7473)
- リレーアピール
- 主催:関生弾圧を考える神奈川の会(連絡先:080-5002-8744)
名古屋 14時 栄三越西門15時 栄クラシック西側
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- スタンディングアピール
- 主催:関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会(連絡先:名古屋共同法律事務所 052-262-7061)
大阪 14時 堀江公園(大阪メトロ四ツ橋駅5号出口)
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- 集会(川口真由美さん)と難波方面に向かってデモ
- 主催:労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪、京滋実行委員会、兵庫の会(連絡先:全港湾大阪支部06-6575-3131)
- アピールとデモ
- 主催:全国一般ユニオン北九州(連絡先:093-562-5710)
7)第4弾フェミニズムのためのベーシック講座「<身近な世界>のフィールドワーク」全5回
『排外主義と在日コリアン』を執筆するうえでのデータとなった、身近な世界におけるフィールドワークの事例から、排外主義やマイノリティをとりまく現代日本社会のアレコレを批判的に考えていくとともに、フィールドワークや聞き取り調査の意義と課題についての学びを深める。
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1974年岡山県岡山市生まれ。専門は社会学、現在、津田塾大学学芸学部多文化・国際協力学科准教授。著書『ジモトを歩く』(御茶の水書房)、編著『サイレント・マジョリティとは誰か』(ナカニシヤ出版)、Cultural and Social Division in Contemporary Japan (Routledge)。
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- <身近な世界>を調べる、記述すること 事例:在日コリアン
- 失敗から学ぶフィールドワークの方法と倫理(1)事例:防犯パトロールボランティア団体
- 失敗から学ぶフィールドワークの方法と倫理(2)事例:ホームレスの人びと
第4回:12月13日(月) 19:00~21:00
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- 追跡調査からフィールドを描きなおす 事例:在日コリアン
第5回:12月20日(月) 19:00~21:00
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- フィールドワークとコラボレーション 事例:川崎の在日コリアン・ラッパーFUNI
※お申し込み時点で終わっている回は、アーカイブ(後から配信)でご覧いただけます。
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主催:ふぇみ・ゼミ~ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール
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2.ヘイト街宣・デモ警報
★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。 ★★
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★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
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★★ 無告知のヘイト街宣が増えています。十分ご注意ください。 ★★
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1)頑張れ日本!ほか 街宣
2)頑張れ日本!水島総 街宣
3)武蔵野市住民投票条例反対デモ
日時:12月12日(日)9:30 集合/10:00 デモ出発(50分程度)
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集合:井の頭公園 三角広場(京王井の頭線 井の頭公園駅下車徒歩約3分)
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4)渡辺臥龍・有門大輔 街宣
日時:12月12日(日)14:00 集会/14:30~ 街宣/15:00~ デモ
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5)日の丸街宣倶楽部 街宣
6)「朝鮮総連本部をさら地にする会」街宣
総連本部 14:00~15:00 朝鮮総連中央本部前
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東京都武蔵野市の外国人も投票が可能になる「住民投票条例」案を巡って、市庁前などで連日ヘイトスピーチが繰り返されています。条例案採決は21日の予定です。
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見かけたら #ヘイトパトロール、#ヘイト行動情報 のタグを付けてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
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- 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
- 人数がわかる全景写真
- 団体がわかる幟や弾幕の写真
- 弁士の顔写真
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3.新聞・雑誌記事・Webより
1)休みの日は常にヘイトパトロール 市民の思いとは 80週連続で街宣を阻止
那覇市役所前のヘイトスピーチ街宣は24日、市民が先回りして座るカウンター行動で阻止して連続80週になった。
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2)〈社説〉職場でのヘイト 根絶へ企業の責任問う
企業には差別意識を職場で広げないよう配慮すべき義務があることを明確に示した。
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3)車椅子の病人に集団暴行、1時間半―入管「コメントは差し控える」
本来、庇護すべき難民や、様々な個別の事情から在留を許可すべき外国人を「不法滞在」にしてしまっている、法務省及び入管の差別的な対応にも問題は大いにある。
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4)守られない外国人の人権 必要な法整備
たまたま通りかかって英語で通訳をした別の男性によると、B氏は遠くからも分かるほどの大声で、Aさんたちに対し「ガイジン生きている価値がない」「ゴミ」「クズ」等、差別言動を繰り返したという。
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5)ヘイト漫画家に賠償命令、転載も法的責任認める
性暴力被害の訴えを虚偽とするイラストをツイッターに投稿されるなどし、名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が漫画家のはすみとしこ氏ら3人に慰謝料など計770万円の支払いと謝罪広告を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であった。
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6)<社説>外国人投票条例 多様性反映するために
武蔵野市の動きに反対する人たちが市役所前に押しかけ「外国人が選挙権を持つことになる」「外国人が大挙して移住し、市政を乗っ取られる」とヘイトスピーチまがいの主張を繰り返している。
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7)川崎市「人権条例」運用に疑問根強く まちづくり推進協
在日コリアンを「寄生虫」とおとしめ、排除するヘイトスピーチを巡っては迅速な対応を求める声も出た。
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8)在日韓国人「ヘイト」訴訟控訴審判決 「配布差し止め文書」のイメージ懸念
不動産会社「フジ住宅」(大阪府岸和田市)のパート従業員の在日韓国人女性(50代)が、差別表現のある記事を含む政治的内容の文書資料を継続配布され精神的苦痛を受けたとして、会社側に損害賠償の支払いなどを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は11月18日、一部の性格の文書資料について配布の差し止めを命じた。
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4.編集後記
イベントのご案内が首都圏に偏ってしまっていることをお詫びしたいと思います。先日4日にあった都内吉祥寺駅南口での「頑張れ日本!」の水島総らによるヘイト街宣は、午後から日付が変わる頃まで「カウンターが帰るまでやるぞ」宣言とともに延々と大音響で迷惑きわまりないヘイトスピーチを繰り返した模様。カウンターに参加された方々、寒い中大変お疲れ様でした。(お)
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のりこえねっと通信271号 2021年12月8日発行
東京都中野区新井2-7-12 エントピア中野25号室
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