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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■    のりこえねっと通信 0272号 2021年12月22日発行
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 ◆転送歓迎◆
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★配信専用アドレス[mailmag@norikoenet.jp]よりお送りしております。
 
 賛同者の皆さま、のりこえねっと通信をお読みの皆さま

 寒さも本格的になりました。オミクロン株の流行もありまだまだコロナにも油断のできない2021年の年の瀬ですが、いかがお過ごしですか。

 さて、のりこえねっとは年末年始特番と銘打って「コロナ禍の沖縄で何が起こっているのか」と「ド詰めスペシャル」をYouTube配信いたします。
https://www.youtube.com/c/NorikoeNetTube

「コロナ禍の沖縄で何が起こっているのか」 12月29日(水)14:00~
  • 安田浩一さん、布施祐仁さん、石嶺香織さん、阿部岳さん、ウェスリー・ウエウンテンさんをお招きし、リモートでつないで沖縄のこの一年を振り返ります。
 恒例となりました「ド詰めスペシャル」は2022年1月1日、元旦です(時間は改めてご案内いたします)。進行を池田幸代さん、出演は仁藤夢乃さん、渡辺照子さん、大椿ゆうこさんをお迎えして、新年からしっかりド詰めします。どうぞ御覧ください。

特番ナマ配信の情報はのりこえねっとのツイッター、FBでご確認ください。
Twitter:https://twitter.com/norikoenet
Facebook:https://www.facebook.com/norikoenet

 そして支援者の方々との懇親会を12月29日(水)16:00よりZOOMで開催いたします。
 司会に辛淑玉、ゲストに朴慶南さん、深沢潮さん、李政美さん、朴保さん、8弦チャンプルーさんなど、豪華メンバーで、歌も交えながらこの一年を語り合います。
ふるってご参加ください。

【重要】先着99名までです。満席の場合は録画でご覧いただく形になります。
参加希望者は、このアドレスに12月29日懇親会希望と書いてお送りください。
 https://norikoenet.jp/about_us/contact_us/
ZOOMのID・パスコードを事務局からお送りいたします。

<今号の目次>
  1. 反レイシズム情報
  2. 新聞・雑誌記事・Webより
  3. 編集後記

1.反レイシズム情報

★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。

1)《要申込 12/24まで》「ウトロでの放火事件を許さない!」 ヘイトクライムのない社会をめざす市民集会

 「ウトロでの放火事件を許さない!」「ヘイトクライムをなくそう!」という声を多くの人たちと世界に向けて発信する場にしたいと思います。どうぞご参加ください。
☆ライブ配信もあります。

日時:12月26日(日)14:00~15:30
会場:同志社大学今出川キャンパス 明徳館M21教室(地下鉄今出川駅下車徒歩3分)
スピーチ:ウトロの団体/求める会/海外から
主催:京都府・京都市に有効なヘイトスピーチ対策の推進を求める会/同志社コリア研究センター/同志社大学人文科学研究所第8部門研究
案内Web:https://antiracismkyoto.wixsite.com/antiracism/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%AB%98%E6%A0%A1-%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BA%9C%E8%A6%81%E6%9C%9B%E6%9B%B8

2)「労働組合つぶしの大弾圧を許さない」元旦行動

 2018年夏に始まった関西生コン支部に対する大弾圧への反撃の闘いは年々広がっています。2021年の元旦行動では「反転攻勢」が合言葉になりました。
 関生支部では新しい職場分会の立ち上げや、労働委員会での勝利を勝ち取り、反弾圧を闘う労働者・市民の運動は広がりを実現してきました。
 粘り強い裁判闘争の中で、四府県の警察・検察が一体となって労働組合つぶしの大弾圧を仕掛け、それに裁判所も加わった構図も明らかになり、部分的な勝訴もありました。
 2022年は「流れを変える」年にしましょう!

日時:2022年1月1日(土)10:00~
場所:大阪府警本部前
プログラム:
  • 府警本部前抗議行動
  • 関生支部からの報告・支援・連帯あいさつ
主催:実行委員会
連絡先:全港湾関西地方大阪支部気付
TEL:06-6575-3131

3)≪要申込み≫ 『差別の哲学入門』刊行記念オンライン講座(全3回)ZOOM 第1回「第1章 差別とはどういうものか」を読み解く

案内:https://democracylab.thebase.in/

 日常にある差別や偏見をどのように考えればいいのかに応える「差別の哲学入門」を著者と読み解く講座。
 本講座では日常で起きている差別・偏見についていったいどのように考え、どのようにしていけばいいのかについて書かれた『差別の哲学入門』の著者が本書の読み方や大事な視点、ポイントをわかりやすく説明してくれます。世界では盛んになってきた差別の哲学ですが、日本ではこれまで紹介されてきませんでした。
 悪質な差別をあたかも問題のない単なる区別かのように偽装せず、同時に、何でもかんでも差別と呼ぶような言葉のインフレに陥らないようにするために「差別とはどういうものか」「差別はなぜ悪いのか」「差別はなぜなくならないのか」の3つの問いを通して、哲学的に差別について考える講座です。

*この講座では、本書を持参してご参加ください。入手していない方は、イベント申込と同時に本サイトからもご注文できます。

テキスト:『差別の哲学入門』池田喬・堀田義太郎【著】(アルパカ/2021年12月)全国書店・Amazon等で発売中。
視聴方法:ZOOMを使用

第1回:「第1章 差別とはどういうものか」を読み解く
日時:2022年1月8日(土)14:00~16:00
内容:単なる区別と不当な差別はどう違うのか、拾いすぎることと拾えないこと、ということを中心に、第1章の大事なポイントをわかりやすく説明します。
講師:池田 喬・堀田義太郎(著者)
進行:八尾浩幸(デモクラシー・ラボ)

以降、2月26日 第2回:「第2章 差別はなぜ悪いのか」を読み解く
   3月19日 第3回:「第3章 差別はなぜなくならないのか」を読み解く

参加費:
  • ・3回連続申し込み(割安/先着40名)3000円
  • ・本書と3回連続申し込み(更に割安+本送料無料/先着30名)5000円
  • ・各回申し込み(定員になり次第締め切り)1500円/1回
参加者対象:日頃から差別や偏見についてどう考えたらいいのか、一度じっくり考えてみたいと思っている方/哲学科でこれから哲学を学ぶ方/哲学を研究している方/学校や職場で差別や偏見についてガイドラインなどを考えたいと思っている方
主催:デモクラシー・ラボ
運営協力:アルパカ
チケット:下記ページからお申込みください。
https://democracylab.thebase.in/

2.新聞・雑誌記事・Webより

1)「帰れ」街宣周囲で連呼 川崎、桜田氏が排斥あおる

神奈川新聞 12月14日

 外国人差別を公然と繰り返すヘイト団体「日の丸街宣倶楽部」の差別扇動街宣が12日、JR川崎駅北口で行われ、その周囲で差別主義者が「朝鮮人は朝鮮へ帰れ」「日本からたたき出せ」と在日コリアンを排斥し、迫害を呼び掛けるヘイトスピーチをわめき散らした。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-773687.html

2)街頭での差別的言動は減少、でもネットは…ヘイト「禁止」条例の2年

朝日新聞 12月14日

 外国にルーツを持つ人たちに対するヘイトスピーチに刑事罰を科す、全国で初めての条例が川崎市議会で成立してから、12日で2年が経った。
https://www.asahi.com/articles/ASPDF7GN3PDBULOB017.html

3)差別禁止ネットワーク結成を報告 広島市に条例制定求め

共同通信 12月14日

 広島市に差別禁止条例を作ろうと30の市民団体で結成した市民ネットワークが14日、市と市議会に結成を報告し、市役所で記者会見した。
https://nordot.app/843428709082972160?c=39546741839462401

4)差別的なチラシ戸別配布 「ヘイト」認定し氏名公表 大阪市

毎日新聞 12月14日

在日韓国・朝鮮人に対して差別的な内容が書かれたチラシを配ったとして、大阪市は14日、市ヘイトスピーチ抑止条例に基づき、政治団体「朝鮮人のいない日本を目指す会」代表の川東大了氏の氏名を公表した。
https://mainichi.jp/articles/20211214/k00/00m/040/158000c

5)〈社説〉住民投票条例 国籍で区別する理由ない

信濃毎日新聞 12月15日

 反対派の主張には、排外的な意識が見え隠れする。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021121400885

6)アメリカ大使館が異例の警告「日本の警察」の疑い 多くの在日外国人が感じている「不当な扱い」

東洋経済 12月15日

 12月6日の朝、ツイッターでアメリカ大使館領事部が、日本の警察が外国人を「レイシャル・プロファイリング」していることについて、日本で暮らすアメリカ国民に警告を発したことを知った。
https://toyokeizai.net/articles/-/476415

7)ツイッターは「良心すらのみ込む」 作家・温又柔さんの卒業理由

毎日新聞 12月15日

台湾で生まれて日本で育った自身のルーツに向き合う小説を書き、ツイッターでは、差別やジェンダー、格差などの社会問題について積極的に発信してきた。
https://mainichi.jp/articles/20211213/k00/00m/040/181000c

8)「朝鮮人追い出せ」…大阪市、嫌韓チラシ配布した右翼団体代表の実名公表

朝鮮日報 12月15日

 日本国内で韓国人を誹謗するチラシを散布し嫌韓デモを繰り返した極右団体代表の実名が公表された。
https://japanese.joins.com/JArticle/285725

9)京都・ウトロ放火は「ヘイトクライムの可能性」 市民団体が根絶目指し声明

京都新聞 12月15日

今年8月、京都府宇治市伊勢田町ウトロ地区の空き家に放火したとして22歳の男が逮捕された事件を受け、京都府内の市民団体などが15日、京都府庁で会見し、事件は差別的動機で特定の民族・集団を狙った犯罪「ヘイトクライム」の可能性があるとして、同種犯罪の根絶を目指す声明文を発表した。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/694735

10)差別意図で名誉侵害と賠償命令 在日女性弁護士への懲戒請求巡り

東京新聞 12月16日

 「原告は差別的言動を受け名誉感情を害され、恐怖心を覚えた」と認定した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/149318

11)民団支部の窓ガラス割れる 室内にハンマー、大阪

東京新聞 12月20日

 大阪府東大阪市の「在日本大韓民国民団(民団)枚岡支部」の事務所で19日午後に出入り口の窓ガラスが割れているのが見つかり、投げ込まれたとみられるハンマーが落ちていたことが20日、枚岡署への取材で分かった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/150075

4.編集後記

 今年最後の通信です。
京都、ウトロの火事で放火の犯人が逮捕されたものの、ヘイトクライムの可能性、差別的な動機かとの報道には空恐ろしさを禁じえません。
 ヘイト街宣やヘイト関連ニュースは尽きる気配もなく、毎号、長いお知らせになってしまっていますが、ヘイトとレイシズムを一歩でも半歩でものりこえるべく、新しい年も前に向かってともに進んで行きたいと思います。2022年が少しでも生きやすい、よりましな年になりますように。
 どうぞみなさま良い年をお迎えください。

のりこえねっと通信272号 2021年12月22日発行

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