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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■    のりこえねっと通信 0267号 2021年10月13日発行
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 賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま

 秋も深まってまいりました。いかがお過ごしですか。
 東京都は1日の新型コロナ感染者が二桁まで落ち、全国では千人を割っています。このまま沈静化してくれればいいのですが。

<今号の目次>
  1. 反レイシズム情報
  2. ヘイト街宣・デモ警報
  3. 新聞・雑誌記事・Webより
  4. 編集後記

1.反レイシズム情報

★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。

1)映画『棘2 独白』上映会

杉浦弘子監督作品/ドキュメンタリー映画/65分

不当逮捕から641日、あの男が返ってきた!
戦後最大の労働組合弾圧に立ち向かう労働界のレジェンド
関西生コン労働組合委員長・武建一が今全てを語り尽くす!

日時:10月16日(土)13:30 開場/14:00 上映
会場:都立多摩図書館・セミナールーム
   国分寺市泉町2丁目2番26号
   JR中央線・武蔵野線「西国分寺駅」南口下車 徒歩7分
上映協力金:800円
※新型コロナウイルス対策としてマスクをご着用ください。
主催:関西生コン労働組合の弾圧を許さない東京の会
お問い合わせ:電話 042-644-9914(多摩連帯ユニオン)

2)《申込み10/15まで》オンライン市民シンポジウム

沖縄でおこっていることを日本全体の問題として考える
「なぜ私たちは沖縄への差別に向き合えないのだろうか~公正で民主的な解決を求め、実践する民主主義の呼びかけ~」

日時:10月17日(日)13:30~16:30
開催方法:Zoomと連動したYouTube Live配信
※事前申込制となっております。
 10月15日(金)までに下記申込みフォームよりお申込みください。
 申込みフォーム→https://tinyurl.com/dhvbtswt
参加無料

内容:
◇第1部 報告・問題提起
     具志堅隆松氏(遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表)
     安里長従氏(「新しい提案」実行委員会責任者)
◇第2部 パネルディスカッション
     阿部 岳氏(沖縄タイムス編集委員)
     安田浩一氏(ノンフィクションライター)
     梁 英聖(リャン ヨンソン)氏(反レイシズム情報センター(ARIC)代表)
     コーディネーター:全国青年司法書士協議会 憲法委員会
主催:全国青年司法書士協議会
連絡先:全国青年司法書士協議会 事務局
    電話 03-3359-3513
    メール info@zenseishi.com

3)第15回 反戦・反貧困・反差別共同行動in京都 変えよう!日本と世界

日時:10月17日(日)開場 13:30/14:00~
場所:円山野外音楽堂(祇園・円山公園内)
    〒605-0071 京都市東山区円山町
    地下鉄東西線「東山駅」より徒歩13分
    京阪「祇園四条駅」より徒歩約10分
    阪急「河原町駅」より徒歩15分
    市バス祇園」下車徒歩5分(12・31・46・100・201・202・203・206・207系統)
    地図→https://maruyama-park-bandstand.jimdofree.com/アクセス-1/
内容:
・主催者挨拶・連帯挨拶
・講演:「ポストコロナ/新自由主義に代わる社会をめざして」
     鵜飼哲さん(一橋大学名誉教授)
・アピール:「いま、新しい政治勢力を求めて」
       服部良一さん(社民党幹事長)
       大椿ゆうこさん(社民党副党首)
・公演・歌:今こそ「民衆の歌」を! 中川五郎さん(反戦フォークシンガー)
※入場無料・雨天決行・集会後デモ(京都市役所前まで)
主催:反戦・反貧困・反差別共同行動in京都実行委員会
連絡先:〒601-8003 京都市南区東九条西山王町7 NPO社会労働センター「きずな」内
    TEL 090-5166-1251(事務局長・寺田道男)FAX 075-981-4121
※会場内は三密を考慮して席が配分されています。
 参加者は各自マスクを持参してください。

4))差別はどう生まれるのか?―『差別はたいてい悪意のない人がする』刊行記念 オンライン講座 10/11~11/8 毎週(月) 第2回:善良な差別主義者の誕生


10月11日 第1回:差別が見えますか-この本が出版される日韓の背景
10月18日 第2回:善良な差別主義者の誕生
10月25日 第3回:差別はいかにして不可視化されるのか
11月1日  第4回:差別と向き合う私たちの姿勢
11月8日  第5回:韓国の事例から考える 差別禁止法、国家人権委員会の必要性

講義:梁・永山聡子
講座申込み・詳細はコチラ https://unei1.peatix.com/

★後から配信有り★
リアルタイム参加出来ずともOK!講座が開始後も申し込みOK!
お申込み時点で、すでに終わった回もご覧いただけます。

<チケット> ※書籍(割引)付セット料金あります。
・一般 ¥15,000
・一般書籍付き ¥16,500(送料無料)
・学生 ¥12,000
・学生書籍付き ¥13,650(送料無料)
お問合せ:ふぇみゼミ
http://femizemi.blogspot.jp/
femizemi2017@gmail.com

2.ヘイト街宣・デモ警報

★★ カウンター行動(抗議行動)される際は十分お気をつけ下さい。 ★★
★★ 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 ★★
★★ 無告知のヘイト街宣が増えています。十分ご注意ください。 ★★

1)新妻舞美・渡邊昇・桜田修成ほか 街宣(仙台)

日時:10月17日(日)10:00~
場所:
  • 10:00 石垣のりこ事務所前
  • 11:00 韓国領事館
  • 14:00 仙台 三越前

2)日韓断交デモin新宿

日時:10月24日(日)15:00~16:00
場所:新宿(詳細不明)
主催:愛国会(新妻舞美)

★ 無告知街宣が増えています。
見かけたら #ヘイトパトロール#ヘイト行動情報 のタグを付けてツイートしてください。以下の情報があるとわかりやすいです。
  • 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
  • 人数がわかる全景写真
  • 団体がわかる幟や弾幕の写真
  • 弁士の顔写真

3.新聞・雑誌記事・Webより

1)<差別なき社会へ>相模原市人権施策審議会 有識者にヒアリング 条例に刑事罰必要と指摘も

東京新聞 9月25日

 ヘイトスピーチ規制を含む人権条例の制定を検討している相模原市人権施策審議会で二十四日、有識者へのヒアリングが行われた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/133527

2)川崎署にヘイト団体押し掛け「不当逮捕」 暴力事件を正当化

神奈川新聞 9月27日

 ヘイトスピーチに反対する市民を体当たりで転倒させたとし、ヘイト団体「日の丸街宣倶楽部」代表で会社員の男(53)が暴行容疑で川崎署に現行犯逮捕された事件を巡り、同団体メンバー数人が26日、「抗議」と称して同署に押し掛けた。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-691005.html

3)長野県内の原告「悔しい気持ち」 地名リストの掲載、差別と明確に判断せず

信濃毎日新聞 9月28日

被差別部落の地名リストをウェブサイトに掲載するのは「差別を助長する行為だ」として、部落解放同盟と長野県内などの幹部ら234人が川崎市の出版社「示現舎」代表者らに削除や計約2億6500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(成田晋司裁判長)は27日、リスト掲載は「出身者が差別や誹謗中傷を受けるおそれがあり、プライバシーを違法に侵害する」と判断した。その上で、該当部分の削除と計約488万円の支払いを命じた。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021092800128

4)<大波小波> ネットを泳ぐヘイトを止めるために

中日新聞 9月29日

 芥川賞を受賞した『彼岸花が咲く島』(文芸春秋)の著者、李琴峰(りことみ)がSNSに誹謗(ひぼう)中傷を受け、発信できなくなってしまった。
https://www.chunichi.co.jp/article/338566

5)川崎市長「差別的言動許さず」 ヘイト街宣頻発で表明

神奈川新聞 9月29日

 川崎市の福田紀彦市長は28日の定例会見で「差別的言動は許されない」とのメッセージを改めて表明した。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-693282.html

6)昨季人種差別被害のカマラにプラハで大ブーイング…ジェラード「ひどく失望するが、驚きはない」

GOAL 10月1日

 私だけではなく、世界中の誰もが人種差別に対してより大きく、より厳しい罰則を求めている。根絶しなければいけないことだ。
https://www.goal.com/jp/amp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/rangers-kamara-racism-202110010200/1eipvsu26y8s01bjn2r3l9imt5?utm_source=twitter&utm_medium=amp

7)「遅い」与野党から批判 ヘイト規制条例、制定を求める陳情を審議

沖縄タイムス 10月2日

 沖縄県議会文教厚生委員会(末松文信委員長)は1日、ヘイトスピーチ規制条例制定を求める陳情を審議した。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/840478

8)川崎ヘイト監視再開 体張る市民「行政もより強い姿勢を」

神奈川新聞 10月2日

 休日のJR川崎駅東口で読書をしながら差別主義者の活動を監視する「川崎駅前読書会」が2日、再開した。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-698438.html

9)スリランカ女性死亡 上川法相が強弁「全く差別ではない」

神奈川新聞 10月2日

スリランカ人留学生のウィシュマ・サンダマリさん(33)が入管施設で亡くなった問題で上川陽子法相は1日、不誠実と批判されている出入国在留管理庁や法務省の対応を「差別ではない」と言い張った。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-697732.html

10)フェイスブック内部告発者、ヘイトスピーチ対策より「利益優先」

REUTERS 10月4日

 米フェイスブックを内部告発したフランシス・ホーゲン氏は3日、米国のテレビ番組に出演し、同社がヘイトスピーチと偽情報対策よりも利益を繰り返し優先させたと訴えた。
https://jp.reuters.com/article/facebook-whistleblower-idJPKBN2GU04G

11)「条例抵触せず」再考を 「寄生虫」発言巡り川崎市に要請

神奈川新聞 10月7日

 人権団体でつくる一般社団法人「神奈川人権センター」は6日、在日コリアンを「寄生虫」とおとしめたヘイトスピーチを「条例違反に当たらない」と結論づけた川崎市に判断を見直すよう要請した。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-703556.html

4.編集後記

 毎週のように繰り返される無告知ヘイト街宣や、在日コリアンを「寄生虫」と言ってはばからない明らかなヘイトスピーチを、川崎市側はどう考えているのだろう。いくら条例を全国に先駆けて制定しても、まったくの絵に描いた餅。正しく条例を適用することを求めます。ヘイト街宣にしても、あきれるばかりのギャラリー(警察、公安、機動隊)の人数 。税金の使い道が間違っているとしか思えない。(お)

のりこえねっと通信267号 2021年10月13日発行

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