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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■    のりこえねっと通信 0317号 2023年10月25日発行
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■                                        ◆転送歓迎◆
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 賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
金木犀の良い香りがどこからともなく漂ってきます。いかがお過ごしですか。

 ハマスの攻撃によるイスラエルの捕虜はまだ戻らず、ガザでは今も子どもたちが攻撃の恐怖に震えていることを思うと心が痛みます。
 ヘイト・レイシズムでは平和になり得ません。
 ともかく一日も早く暴力・殺戮を止めてほしいと思います。


<今号の目次>
  1. のりこえねっとニュース
  2. 反レイシズム市民講座
  3. 反レイシズム 集会・イベント情報
  4. ヘイト街宣・デモ情報
  5. 記事情報
  6. 編集後記

1.「のりこえねっとニュース」のお知らせ

「ケニアLGBT難民シェルターリポート」 キャスター:谷藤律子
  • https://youtu.be/-sGcdkDYTqc?si=o2VrlzteR5K7Q_bL

東アフリカのLGBT難民の現状を現地へ直接訪問された #FREEUSHIKU 植田祐介さんをゲストにお迎えしてお話をお聞きしました。

2.反レイシズム市民講座

「差別」とは何か、「レイシズム」とは何か。どこで学べばいいのか。
それに答えるべく、本講座をスタートいたしました。
 のりこえねっと共同代表がそれぞれの分野で「反レイシズム」を発信します。

https://norikoenet.jp/lecture_antiracism/basic/
https://www.youtube.com/c/NorikoeNetTube/videos

大好評!
前田朗さんによる「20分でわかるヘイトスピーチ:反レイシズム市民講座」。

 差別は社会を壊す。ヘイトは人を傷つけ、民主主義を壊す。
ヘイト・スピーチを刑事規制するのは、人間が人間であるための必須条件。
人として認められる権利と人間の尊厳を尊重し、ふつうの社会を作るための最低条件を説くヘイト問題基礎講座です。

今回新たに「D 事件・裁判に見るヘイト(日本)」2編を公開中です。
ぜひ御覧ください。

事件・裁判に見るヘイトD-1「ヘイト略年表」
事件・裁判に見るヘイトD-2「1987〜89年のチマ・チョゴリ事件」
https://youtu.be/EP3EhnFKuVo?si=8MSItO5jii24icgP

3.反レイシズム集会イベント情報

1)ベーシック講座 第5弾 (ハイブリッド・後から配信有り)「2020年代のヘイトスピーチとの闘い方ー身近なハラスメントから社会変革まで」全5回

開催方法:
第1回と第5回はハイブリッド
第2~4回はオンライン(後から配信あり)
※途中からの参加でもすでに終わった回は「後から配信」をご覧いただけます。

日程 / 各回テーマ:
  • 第1回(終了) 9月15日(金)19:00〜21:00 「ヘイトスピーチ問題の見取り図」
  • 第2回(終了) 9月29日(金)19:00〜21:00 「ネット上のヘイトと闘う」
  • 第3回(終了) 10月13日(金)19:00〜21:00 「レイシャルハラスメントと闘う」
  • 第4回 10月27日(金)19:00〜21:00 「ヘイトスピーチの悪用と闘う」
  • 第5回 11月10日(金)19:00〜21:00 「表現の自由の悪用と闘う」
概要:
「ヘイトスピーチ」という言葉が日本で広く使われるようになって、ちょうど10年が過ぎました。当初問題の中心だった在特会など露骨な排外主義団体のデモや街宣こそある程度抑え込まれてきていますが、そうした活動の出発点となったネット上のヘイト、あるいはより直接的なレイシャルハラスメントの被害は、現在も日々繰り返されています。しかもそうした被害は、ヘイトスピーチや表現の自由の概念が悪用される中で、矮小化されたり、なかったことにされたりしてきました。この講座ではこうした状況をふまえて、2020年代現在のヘイトスピーチとの闘い方を、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

講師:
  • 明戸隆浩
    • 1976年名古屋生まれ。大阪公立大学経済学部准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専門は社会学、社会思想、多文化社会論。現在の関心はヘイトスピーチやレイシズム、排外主義の問題。
お申込み:https://b5fz2023.peatix.com
チケット:一般 全5回セット 16,000円
お問い合わせ:ふぇみ・ゼミ~ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール
(一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ)
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス https://femizemi.org/
寄付サイトSyncable https://syncable.biz/associate/femizemi/
Twitter @femizemi
Facebook https://www.facebook.com/femiseminar/

2)関東大震災・虐殺100年から考える 反差別条例「相模原モデル」の制定を!「差別は何を生み出すのか」

https://twitter.com/Sagamihara_Ar/status/1711579328193118442

 相模原市では2023年度中に反差別条例を制定します。
 「2023年」という年は関東大震災・朝鮮人及び中国人虐殺から100年となります。それは差別によって引き起こされました。
 差別は止めなければジェノサイドに繋がります。
 やまゆり園事件(戦後最悪のヘイトクライム)が起きた相模原市からこの問題を通して、差別の危険性や抑止の必要性を共に考え、全国に先駆けた「相榎原モデル」の条例を目指すための集会を開催します。ぜひご参加ください。

日時:10月28日(土)18:30~20:30(開場 18:15)
会場:ユニコムプラザさがみはら(相模原市立市民・大学交流センター)
    セミナールーム(ボーノ相模大野サウスモール3階)
    〒252-0303 相模原市南区相模大野3-3-2 bono相模大野サウスモール3階
    相模大野駅から徒歩4分
    アクセス→https://unicom-plaza.jp/access/
講演:安田浩一(やすだ・こういち)さん
参加費:500円
主催:反差別相模原市民ネットワーク
連絡先:090-1458-6761(田中) hansabetsu.sagamihara@gmail.com

3)関東大震災から100年在日朝鮮人を取り巻く問題を考える特別講演会

案内→https://twitter.com/hwangkwihoon/status/1699333153943671181
   https://twitter.com/dongji_korea/status/1699021840243695704

近畿連続行動
10/13(金)(終了)シンポジウム@同志社大学
10/28(土)特別講演会@大阪公立大学
日時:10月28日(土)受付 18:00/開始 18:30
会場:大阪公立大学 杉本キャンパス 全学共通教育棟 810教室(仮)
    〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
    JR阪和線「杉本町駅」東口より徒歩約8分
    キャンパスマップ→https://www.omu.ac.jp/about/campus/sugimoto/
    地図→https://map.nexa.co.jp/maps/place/3069
内容:
・特別講演「解放前後における 在日朝鮮人の生活について(仮)」
 講師:大阪公立大学 伊地知紀子教授
・学生企画「問東大震災時の在阪朝鮮人について」
参加費:500円(学生無料)
主催:大阪公立大学朝鮮文化研究会

4)群馬の森朝鮮人追悼碑撤去反対アクション

群馬の森朝鮮人追悼碑撤去に反対しています。
日時:10月29日(日)15:00~
場所:JR新宿駅東口・アルタ前
案内→https://twitter.com/gunmatsuitohi/status/1705890305982226698
呼びかけ:群馬の森朝鮮人追悼碑撤去に反対する市民の会
     https://twitter.com/gunmatsuitohi

5)第29回統一マダン東京~朝鮮半島の統一、民族の和解、平和なアジア、差別のない社会をめざして

 豪雨予報で延期になった「第29回統一マダン東京」ですが、11月5日(日)に開催されることになりました。
 舞台での文化公演や会場内でのおでんやキムチの出店など、楽しい企画を準備しています。メインゲストは、男性コーラスグループ「アエ」。舞踊や歌などあります。ノレの会も歌います。用意してお待ちします。

日時:11月5日(日)14:00~
場所:真土小(しんどこ)思い出広場
    東京都荒川区西日暮里1-5-8
    三河島駅出口から徒歩約1分
    アクセス→https://kintorepark.com/sindokoomoide/
主催:統一マダン東京実行委員会
問合せ:080-6510-1973(担当:キム)

6)差別・排外主義を許さない11.5新宿ACTION ―闘いの秋(とき)は今 街頭へ!―

日時:11月5日(日)集合 14:00/デモ出発 15:00)
集合場所:JR新宿駅東口 アルタ前広場
主催:差別・排外主義に反対する連絡会 riteihyo@gmail.com
賛同カンパをお願いします
☆賛同カンパ:一口 個人500円 団体1,000円
☆賛同カンパは連絡会メンバーに直接手渡しいただくか郵便振り込みでお願いします
☆郵便振替口座番号:00200-5-38572
☆口座名義人「差別・排外主義に反対する連絡会」または「フォーラム S-16」

7)沖縄ヘイトにあらがう-私たちに何ができるか-(琉球新報創刊130年 池宮城秀意記念フォーラム)

基調講演①:辛淑玉
基調講演②:斉加尚代
パネル討論:講演者/安田浩一/知念ウシ/仲村涼子
コーディネーター:滝本匠
司会:新垣毅

日時:11月10日(金)18:00~20:30
会場:琉球新報ホール(那覇市泉崎1-10-3琉球新報本社3F)
参加費:入場無料、整理券か事前ウェブ申し込み要。
主催:琉球新報社
問い合わせ:琉球新報編集局暮らし報道グループ TEL:098-865-5158

4.ヘイト街宣・デモ警報

1)新社会運動街宣 

日時:10月29日(日)14:00~
場所:新宿駅東口アルタ前
主催:新社会運動・桜田修成
※ 新妻舞美・桜田修成によりあからさまなヘイトスピーチを行われることが予想されます。くれぐれもご注意ください。

2)「増税断固反対~なんたら国民大行進」日本第一党 デモ

日時:11月12日(日)集合 13:30/出発 14:00
場所:都内(詳細不明)
主催:日本第一党東京都本部

3)「朝鮮総連本部をさら地にする会」

日時:11月15日(水)
    駅頭街宣 13:00〜13:40 市ヶ谷駅前交番付近
    抗議街宣 14:00〜15:00 朝鮮総連中央本部前
主催:さら地にする会 代表・佐藤悟志

★街宣などを見かけたら #ヘイトパトロール #ヘイト行動情報 のタグをつけて時間・場所をツイッターで流してください。偶然ヘイト被害にあってしまう人を減らせます。
★以下の情報があるとわかりやすいです。
  • 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
  • 人数がわかる全景写真
  • 団体がわかる幟や段幕の写真
  • 弁士の顔写真

5.新聞・雑誌記事・Webより

1)独連邦機関、Xアカウント削除 差別的投稿「許容できず」

共同通信 10月12日

 人種や宗教、性別などに基づく差別の撤廃や救済に取り組むドイツ連邦反差別局が12日、米企業家のイーロン・マスク氏がXのオーナーとなって以降、差別的、反人権的な投稿が著しく増えたとして、同局のXアカウントを削除した。
https://nordot.app/1085139898078807025

2)「祖国へ帰れ」は差別、被告に194万円の賠償命令

月刊イオ 10月14日

 今回の判決は、これまで理念法にとどまるとされてきたヘイトスピーチ解消法の第2条にある「不当な差別的言動」に該当すれば人格権侵害として違法であると示したことで、「同法を補充し、実効あらしめるものである」と評価した。
https://www.io-web.net/2023/10/kawasaki-nethate-hanketsu-2/

3)「ヘイトを止めながら取材する」神奈川新聞石橋学記者の矜持 訴訟にも…レイシストを徹底的に非難する理由

東京新聞 10月15日

 相手の演説を止めてのカウンター行為は、取材として行きすぎではないか—。「こちら特報部」があえて問うと、石橋記者は「差別を止めるのは、解消法が明記するマジョリティーの側の責務だ」と反論した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/283804

4)「Dappi」裁判、被告企業が敗訴 「投稿は社長の指示」 立民議員への名誉毀損認める

東京新聞 10月16日

 DappiはX上で、立民や共産などリベラル系政党に対しては攻撃的な投稿を繰り返していた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/284005

5)女性支援団体「Colabo」 名誉毀損で「暇空茜」名乗る男性ら4人提訴

神奈川新聞 10月16日

 虐待や性搾取の被害女性らを支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」の仁藤夢乃代表と弁護団は16日、東京都内で会見し、同団体の活動を誹謗中傷し名誉毀損したとして、同日までに4人を相手取り計2260万円の損害賠償請求訴訟を提起したと明らかにした。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1027699.html

6)有本香氏に30万円賠償命令 津田大介氏巡る記事

産経新聞 10月18日

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展を巡り、記事やツイッター(現在のX)の投稿で名誉を傷つけられたとして、芸術監督を務めたジャーナリストの津田大介氏が、ジャーナリストの有本香氏に300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(沢田久文裁判長)は18日、社会的評価を低下させたと認め、30万円の支払いを命じた。
https://www.sankei.com/article/20231018-NALDL3D73JLWBMXCEHJEXPULNM/

7)杉田水脈衆院議員の7年前の投稿 人権侵犯と認定 大阪法務局

NHK 10月18日

 杉田水脈衆議院議員は、平成28年2月、みずからのブログやSNSに国連の女性差別撤廃委員会に参加したときのことについて「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」とか、「存在だけで日本国の恥さらし」などと投稿しました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231018/2000078807.html

8)杉田水脈氏の投稿を法務省が「人権侵犯」と認定 関連のネット記事も

朝日新聞 10月18日

 自民党の杉田水脈衆院議員のブログへの投稿で人種差別を受けたとして、大阪府の在日コリアンの女性ら3人が法務省に救済を申し立てた問題で、同省が杉田氏の投稿3件を「人権侵犯」と認定したことがわかった。
https://www.asahi.com/articles/ASRBL6GY2RBLPTIL00X.html

9)土木遺産 横浜・京浜港ドック 埋もれた歴史 朝鮮人労働者 悲劇の跡 関東大震災後「虐殺」標的に

東京新聞 10月18日

 1923年の関東大震災で工事現場は被害を受けたが、そこで働く労働者はデマに起因する「朝鮮人狩り」の標的になった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/284413

10)杉田水脈氏の「人権侵犯」認定後もやまぬ差別的投稿 アイヌ民族の多原さん、札幌法務局に削除要請

北海道新聞 10月20日

 自民党の杉田水脈衆院議員(56)=比例中国ブロック=がブログなどにアイヌ民族などへの差別的投稿をした問題は、札幌法務局に続いて大阪法務局も「人権侵犯」を認定する事態に発展した。ただ、インターネットや交流サイト( SNS)には杉田氏を支持し、アイヌ民族を中傷する発言が今も数多く投稿されている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/928605/

6.編集後記

 22日日曜日の、埼玉県川口での日本第一党ヘイトデモに抗議に参加された市民の皆さんお疲れ様でした。警察側の警備の人数は異常。細心の注意を払ってお守りして差し上げている体のヘイトデモ。たまたま通りがかったとしたら警察側のデモにしか見えないのでは?てか県警もそれを狙ってる??しかし、守る側を根本的に間違っていやしませんか(怒)。(お)

のりこえねっと通信317号 2023年10月25日発行

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