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■■■■■ -ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■    のりこえねっと通信 0318号 2023年11月8日発行
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■                                        ◆転送歓迎◆
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緊急特番を配信中です。「のりこえねっとニュース『ガザと沖縄』」
 圧倒的な国家暴力の下で、その人権が踏みにじられているガザと沖縄。その状況下で、私たちは何をすべきか。
 ジャーリスト布施祐仁、憲法学者前田朗による解説。
 中東からみえるパレスチナ報道は高遠菜穂子
 辺野古の現場からは高里鈴代。
 そして、パレスチナへの医療支援団に登録している香山リカ医師に登壇していただき、それぞれの立場で平和の構築を考えます。ぜひご覧ください。

<今号の目次>
  1. のりこえねっとニュース
  2. 反レイシズム市民講座
  3. 反レイシズム 集会・イベント情報
  4. ヘイト街宣・デモ情報
  5. 記事情報
  6. 編集後記

1.「のりこえねっとニュース」のお知らせ

特番「ガザと沖縄」 司会:辛淑玉
 
ガザ
「ジェノサイドはずっと続いてきた、地上戦が始まるとジェノサイドになる」のではない。ジェノサイドが、より大規模に、無制限になる」

沖縄
「今回の政府による代執行は、司法の死」
「現在の憲法は、沖縄を抜きにして作られた。最初から憲法の外に置かれ続けてきた」
「沖縄は、日本国家や国民にとって、いつも『例外状態』が維持され続けてきた。例外状態を作ることで本土の人が守られると思ってきた。例外状態はジェノサイドにつながる」

ガザ攻撃について 0:0055:35
高遠菜穂子 2:13~
沖縄辺野古訴訟 55:361:27:55
高里鈴代 1:14:35
香山リカメッセージ 1:26:08
デモ・集会の紹介(11月2日以降の)1:39:32
前田朗 布施祐仁 最後に 1:51:21

「100年目の『半月』」キャスター 金正則
 関東大震災ジェノサイドの記憶。
 大震災時に高円寺に留学していた作曲家ユン・クギョンは、命からがら帰国し、1年後の1924年9月に創作童謡「半月」を発表。死者を悼み、その先に希望の光を見出す
 歌「半月」は、現在もなお朝鮮半島のみならずアジア各地で愛唱されている。
 そして、虐殺のピークにあたる9月2日~3日の東京の空には「半月」が輝いていた。
 虐殺を記憶すること。そして、その記憶を消し去ろうとするものにどう抗するかを「半月」をモチーフに考える、杉並でのイベント(11月30日開催予定)を紹介します。
〔講演〕加藤直樹
〔歌と語り〕李政美 関東大震災ジェノサイドを記憶する歌「半月」
〔追悼のプンムル〕愼民子、ほうせんか

◆日時:2023年11月30日(木) 18:30分開場19:00開演
◆会場:杉並区 阿佐谷地域区民センター 第1・2・3集会室
◆オンライン配信(アーカイブ1ヶ月間)あり

【参考URL】
関東大震災ジェノサイドの記憶 100年目の「半月」   
オンライン申し込み
https://hangetsu100.peatix.com/
会場参加申し込み(先着順、当日支払い)
https://forms.gle/eFzWF9b7RijkbPRw8
問い合わせ先
メール:hangetsu100suginami@gmail.com

2.反レイシズム市民講座

「差別」とは何か、「レイシズム」とは何か。どこで学べばいいのか。
それに答えるべく、本講座をスタートいたしました。
 のりこえねっと共同代表がそれぞれの分野で「反レイシズム」を発信します。

https://norikoenet.jp/lecture_antiracism/basic/

大好評!
前田朗さんによる「20分でわかるヘイトスピーチ:反レイシズム市民講座」。

 差別は社会を壊す。ヘイトは人を傷つけ、民主主義を壊す。
ヘイト・スピーチを刑事規制するのは、人間が人間であるための必須条件。
人として認められる権利と人間の尊厳を尊重し、ふつうの社会を作るための最低条件を説くヘイト問題基礎講座です。

今回新たに「D 事件・裁判に見るヘイト(日本)」のうちのD-3 1編をご紹介します。ぜひ御覧ください。

事件・裁判に見るヘイトD-3「1994年のチマ・チョゴリ事件(1)」

3.反レイシズム集会イベント情報

1)沖縄ヘイトにあらがう-私たちに何ができるか-(琉球新報創刊130年 池宮城秀意記念フォーラム)

基調講演①:辛淑玉
基調講演②:斉加尚代
パネル討論:講演者/安田浩一/知念ウシ/仲村涼子
コーディネーター:滝本匠
司会:新垣毅

日時:11月10日(金)18:00~20:30
会場:琉球新報ホール(那覇市泉崎1-10-3琉球新報本社3F)
参加費:入場無料、整理券か事前ウェブ申し込み要。
主催:琉球新報社
問い合わせ:琉球新報編集局暮らし報道グループ TEL:098-865-5158

2)第39回ワンコリアフェスティバル

案内→http://www17.plala.or.jp/kyodo/annaiframe.html
チラシ→http://www17.plala.or.jp/kyodo/20231110-1.jpg

日時:11月10日(金)開場 16:00/開演 16:30~20:00
場所:東成区民センター 小ホール
    〒537-0014 大阪府大阪市東成区大今里西3-2-17
    地下鉄「今里駅」2番出口から徒歩3分
    地図→https://tinyurl.com/2p99t257
プログラム:
第1部 16:30~18:00
 ワンコリア・シンポジウム「韓日鵬係は「改善」されたのか?
  ~東アジアの平和と市長交流の観点から~」
パネリスト:朴一さん(元大阪市立大学大字院経済学研究科教授)
      魁生由美子さん(愛媛大字教育学部教授)
      文京沫さん(立命館大学国際関係学部名誉教授)
コメンテーター:鄭甲寿さん(ワンコリアフェスティバル主催者)
司会:金泰明さん(元大阪経済法科大学法学部教授)

第2部 ワンコリアフェスティバル
 18:20~18:30 オープニング
 18:30~19:50 ライブコンサート
  出演:川口真由美さん/超博さん/朴保さん/その他
  司会:金希姃さん
 19:50~20:00 エンディング
主催:ワンコリアフェスティバル推進委員会
助成:大韓民国・在外同胞財団
連絡先:office@wwonekorea.com

3)《要予約》企画展「関東大震災100年」関連講演「虐殺を無かったことにしたい人たち」加藤直樹さん

案内→https://kouraihakubutsukan.org/event/kantooudaisinsai100nen/
チラシ・表→https://kouraihakubutsukan.org/wp-content/uploads/2023/06/kantoudaisinsai100tirasi.jpg
チラシ・裏→https://kouraihakubutsukan.org/wp-content/uploads/2023/06/kantoudaisinsai100tirasi-ura-1.jpg

関連講演会「朝鮮人虐殺を無かったことにしたい人たち」
講師:加藤直樹さん (ノンフィクション作家)
場所:高麗博物館展示室(オンライン併用)
日時:11月11日(土)14:00~16:00
参加費:1000円(会場、オンライン)
要予約→https://kouraihakubutsukan.org/sanka-online/

《開催中です》
2023年高麗博物館企画展「関東大震災100年-隠蔽された朝鮮人虐殺」
〔植民地歴史博物館(ソウル)との連携企画〕
会期:2023年7月5日(水)~12月24日(日)
場所:高麗博物館
   〒169-0072 東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル7階
   (1階ファミリーマート)
   地下鉄大江戸線・副都心線「東新宿駅」A1出口 徒歩4分
   西武新宿線「新宿駅」徒歩7分
   地図→https://kouraihakubutsukan.org/access/
開館時間:12:00~17:00(最終入館16:30)
休館日:月曜・火曜
入館料:一般 400円、中・高生 200円
★入館日・時間は事前予約制となります。
 下記の予約表にあります項目をすべてご記入頂きお送り下さい。
 予約表→https://kouraihakubutsukan.org/ahbooking/

4.ヘイト街宣・デモ警報

1)「増税断固反対~なんたら国民大行進」日本第一党 デモ

日時:11月12日(日)集合 13:30/出発 14:00
場所:都内(詳細不明)
主催:日本第一党東京都本部

2)「朝鮮総連本部をさら地にする会」

日時:11月15日(水)
    駅頭街宣 13:00〜13:40 市ヶ谷駅前交番付近
    抗議街宣 14:00〜15:00 朝鮮総連中央本部前
主催:さら地にする会 代表・佐藤悟志

★街宣などを見かけたら #ヘイトパトロール #ヘイト行動情報 のタグをつけて時間・場所をツイッターで流してください。偶然ヘイト被害にあってしまう人を減らせます。
★以下の情報があるとわかりやすいです。
  • 場所(駅・交差点名、目印の建物など)
  • 人数がわかる全景写真
  • 団体がわかる幟や段幕の写真
  • 弁士の顔写真

5.新聞・雑誌記事・Webより

1)非通知電話で差別の言葉 でも29歳ベトナム人女性店主はくじけない

朝日新聞 10月27日

 8月、大学の夏休みシーズンがもうすぐ終わろうという日、ある飲食店主の携帯電話がなった。画面を見ると、「非通知」と表示されていた。
https://www.asahi.com/articles/ASRBV4FLPRBLPPTB004.html

2)「ヘイトスピーチとの闘いを映画に ジャーナリスト・李信恵を追う 11月上旬に伊那市・松本市・飯田市で上映

信濃毎日新聞 10月29日

 在日コリアンへのヘイトスピーチ(憎悪表現)に対し、裁判で闘ったフリージャーナリスト李信恵(リシネ)さんを追ったドキュメンタリー映画「もっと真ん中で」(オ・ソヨン監督)が11月1~4日に伊那市で、同5日には松本市と飯田市で上映される。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023102900144

3)ゴルフクラブの元外国籍入会拒否は「人種差別」 名古屋高裁判決

毎日新聞 10月30日

 元外国籍であることを理由にゴルフクラブ入会を断られ精神的苦痛を受けたとして、三重県桑名市の40代男性が、岐阜県可児市の「愛岐カントリークラブ」に慰謝料など330万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は30日までに、請求を棄却した一審津地裁四日市支部判決を変更し、77万円の支払いを命じた。
https://mainichi.jp/articles/20231030/k00/00m/040/070000c

4)自民・杉田水脈氏、動画で「私は差別をしていない」 識者は批判

朝日新聞 10月30日

 自民党の杉田水脈衆院議員は27日、「私はアイヌや在日の方々に対する差別はあってはならないと思っている。LGBTや女性に対する差別も(あってはならないのは)当然だ」「私は差別をしていない」と自らが語る動画をユーチューブに投稿した。
https://www.asahi.com/articles/ASRBZ6VPYRBZUTFK003.html

5)ヘイト投稿 川崎市差別防止対策等審査会 73件認定 過去最多 削除要請など答申案

東京新聞 11月1日

 有識者でつくる川崎市差別防止対策等審査会は31日、インターネット掲示板「5ちゃんねる」などへの在日コリアンの市民に関する書き込みなど73件を差別投稿と認め、運営者への削除要請と概要の公表を適当とする答申案をまとめた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/287255

6)「祖国へ帰れ」ネットで排斥 投稿73件をヘイト認定、川崎市が削除要請へ

神奈川新聞 11月1日

 川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例に基づく市差別防止対策等審査会は31日、市内の在日コリアン女性を「祖国へ帰れ」などと排斥するインターネット上の投稿73件をヘイトスピーチと認定した。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1031500.html

7)NY州、総合的ヘイトクライム対策発表 地域警察、標的コミュニティに補助金7500万ドル

DAILYSUN 11月1日

 イスラム組織ハマスとイスラエルの衝突が激化する中、ニューヨーク州でも憎悪犯罪(ヘイトクライム)の懸念が高まっている。
https://www.dailysunny.com/2023/11/01/nynews231101-3/

8)『産経新聞』が沖縄社説を連発も国の人権侵害は問わず

週刊金曜日 11月2日

外敵を招き入れる者として名指しし、死刑にまで言及するのは、暴力の煽動につながりかねない。国内の少数派である沖縄を代表する玉城氏の場合、ヘイトクライムの誘発すら懸念され、極めて危険だ。
https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2023/11/02/news-146/

9)〈社説〉杉田議員の動画 自民党は見て見ぬふりか

信濃毎日新聞 10月18日

 差別発言をしたことを認めるどころか、公然と開き直って、差別をさらにあおっているようにしか見えない。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023110200143

10)杉田衆院議員「制度がおかしい」 自身への人権侵犯認定、Xに投稿

共同通信 11月3日

 アイヌ民族や在日コリアンに関する差別的言動を巡り、札幌と大阪の法務局から人権侵犯と認定された自民党の杉田水脈衆院議員は、X(旧ツイッター)への1日付投稿で法務省の認定制度自体を批判した。
https://www.47news.jp/10081824.html

11)杉田水脈氏「私は差別をしていない」新たな動画が波紋 かばう岸田首相 差別発言は法的に止められないの?

東京新聞 11月3日

 ブログの投稿内容がアイヌ民族などへの「人権侵犯」と認定された自民党の杉田水脈みお衆院議員について、アイヌ民族の人らが1日、国に差別発言を野放しにしないよう強く要望した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/287704

12)〈沖縄ヘイトにあらがう1〉差別による支配と決別を 知念ウシさん(むぬかちゃー)

琉球新報 11月3日

 琉球人が「一緒にされたくない」としてきた、ネイティブアメリカン、アイヌ、朝鮮人、台湾先住民、さらに世界中の被植民者は差別や抑圧、迫害を直視して立ち向かい、解放の地平を開いてきた。
https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-2439701.html

13)〈沖縄ヘイトにあらがう2〉過剰適応に未来はない 辛淑玉さん(「のりこえネット」共同代表)

琉球新報 11月4日

 アメリカには一切逆らえない弱い日本。己の弱さを見ないためには、「強い自分」を確認する作業が必要となる。その鬱屈した感情のゴミ箱が「オキナワ」なのだと思う。
https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-2442844.html

6.編集後記

  • はい、阪神タイガース優勝おめでとう。前回の優勝時にもいろんなトラグッズがありました。8インチ・256byteのフロッピー(って知ってる?)も虎柄だったのを思い出しました。(お)
  • 5日の日曜日は各地でたくさんの反戦アクションがありました。自分に何ができるのか模索しながら、とりあえずのりこえネットニュースを見ます。見てください。緊急特番です。(ひ)

のりこえねっと通信318号 2023年11月8日発行

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